朝刊:2019/12/19

ダウは特別な材料もなく小反落。前日比27ドル安。ゴールドはドル高を受け小反落。オイルは5日ぶりに反落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に下落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=109円55~65銭で取引を終えた。状況に変化はなく、米中合意を好感し、米国債利回りも上昇していることから下値はサポートされている。一方で第1段階では合意したものの、その詳細はまだ不確定で、第2段階の交渉の道筋も見えないことから、積極的な上値追いには手控えムードも見られる状況。底堅さは維持しているのの、クリスマスや年末の接近もあり、110円には慎重さもうかがえ、次の材料待ちの雰囲気が続いている。明日は日銀決定会合の結果が発表される。政策は据え置きが確実視される中、黒田総裁の会見が注目されるが、市場を大きく動かすほどのインパクトはないと見られる。ユーロドルは戻り売りが優勢となり、1.11ドル台前半に緩やかに下落した。この日発表になっていたドイツのIFO景況感指数は予想を上回る内容でユーロは買われる場面も見られた。ただ、ユーロドルは上げを維持できていない。200日線が1.1150ドル近辺に来ているが、その水準が強い上値抵抗となっている模様。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反落し、前日比27ドル88セント(0.1%)安の2万8239ドル28セントで終了した。連日で過去最高値をつけた後とあって、相場の過熱感を警戒した売りに押された。終値の前日比は、ナスダック総合指数が4.38高の8827.73、S&P500が1.38安の3191.14。先週の米中合意を市場は引き続き材料視しているものの、最高値更新が続いていることもあり、上値では戻り売りも出るようだ。米中は第1段階で合意したものの、その詳細はまだ不確定で、第2段階の道筋も見えないことから、積極的な上値追いには手控ムードも見られている。いずれにしろ、明らかになるのは来年以降で、市場も次第にクリスマスモードに入りつつあるのか商いも少なくなっている。

NY貴金属

ニューヨーク金は下落、銀は続落。終値の前日比は、金が2.5~1.9ドル、中心限月の2月限が1.9ドル安、銀が2.6~2.2セント安、中心限月の3月限が2.3セント安。金2月限は反落。時間外取引では、英国の欧州連合(EU)離脱後に対する懸念などを受けて堅調となったが、欧州時間のドル高を受けて上げ一服となった。日中取引では、ユーロ安一服を受けて下げ一服となったが、上値は限られた。外国為替市場でドルがユーロなどに対して買われ、ドルの代替投資先とされる金先物は売りが優勢だった。銀3月限は、ドル高や金の上げ一服を受けて続落した。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は小幅に5営業日ぶりに反落した。WTIで期近の2020年1月物は前日比0.01ドル安の1バレル60.93ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.02~0.01ドル安。その他の限月は0.06ドル安~0.24ドル高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が減少したことが下支えとなり、米石油協会(API)が週報を発表した後の時間外取引における軟調な動きが打ち消された。先月以降、EIA週報で原油在庫は穏やかな減少傾向にある。製油所稼働率が上向いていることが原油在庫が取り崩されている背景。ただ、今回の製油所稼働率は90.6%と前回から変わらず。米原油生産量は日量1280万バレルと過去最高水準を維持した。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは期近の中心限月は反落。終値の前営業日比は3.00~1.00セント安。中心限月の期近3月限は前日比3.00セント安の387.00セント。シカゴ大豆は期近の中心限月は小反落。終値の前営業日比は0.50セント安~4.25セント高。中心限月の期近1月限は0.25セント安の928.50セント。米中の通商協議の第一段階合意を織り込んだことで最近の上昇に対する修正安の動きが見られた。また米国のエタノール生産量の減少、エタノール生産量が減少したにもかかわらず、在庫の減少幅は限られていたことも弱材料となった。


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