朝刊:2019/12/20

ダウは未だ高値更新続く。前日比137ドル高。ゴールドは反発。オイルは小反発。

NY為替

本日のNY為替市場でドル円は売りが優勢となり、109円台前半に下落。フィラデルフィア連銀指数や米中古住宅販売件数などの米経済指標が予想を下回ったことをきっかけに売りが出ている。米国債利回りが上げ幅を失ったこともドル円を圧迫。一方、ロンドン外国為替市場で英ポンドは対ドルで4日続落した。英国時間16時の時点では、前日の同時点と比べて0.0050ドルのポンド安・ドル高の1ポンド=1.3020~30ドルだった。ただ、米株式市場でダウ平均は100ドル超の上昇となるなどネガティブな雰囲気は広がっていない。先週の重要イベントを通過して、新規材料に乏しい中、ロング勢が戻り売りを出しているものと見られる。ドル円は底堅さこそ維持しているものの、109.60円から上の水準が重く、110円を試しに行く気配もないことから、短期筋が一旦見切り売りを出しているのかもしれない。売りが一巡すれば、買い戻しが入る可能性はありそうだ。21日線が109.05円付近に来ており、目先の下値サポートとして意識される。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前日比137ドル68セント(0.5%)高の2万8376ドル96セントで終え、過去最高値を更新した。終値の前日比は、ナスダック総合指数が59.49高の8887.22、S&P500が14.23高の3205.37。状況に変化はなく新規の手掛かり材料に乏しい中、米中合意を引き続き好感しているほか、景気先行き期待も高まっているようだ。ただ、最高値更新が続いており、上値では戻り売りも出てるものの、堅調な動きを続けているようだ。ただ、米中は第1段階で合意したものの、その詳細はまだ不確定。第2段階の道筋も見えない状況で、積極的な上値追いには手控ムードも見られている。いずれにしろ、明らかになるのは来年以降で、市場も次第にクリスマスモードに入りつつある中、商い自体は細って来ている。

NY貴金属

ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は、金が5.5~5.7ドル高、中心限月の2月限が5.7ドル高、銀が10.4~11.2セント高、中心限月の3月限が10.5セント高。金2月限は反発。時間外取引では、米下院で大統領弾劾が可決されたことを受けて押し目を買われたが、中国が関税対象外とする米国産品の新たなリストを公表すると上げ一服となった。日中取引では、予想以上の米新規失業保険申請件数やフィラデルフィア地区連銀業況指数の低下を受けて堅調となった。銀3月限は、日中取引での金堅調やドル高一服を受けて買い優勢となった。トランプ米大統領の弾劾訴追を巡る不透明感などから、安全資産とされる金には買いがやや優勢となった。ニューヨーク金2月限は反発。時間外取引では1477.1~1482.0ドルのレンジで推移、前日比0.7ドル安の1478.0ドルとなった。2月限は、高寄りしたのち、米下院で大統領弾劾が可決されたことを受けて押し目を買われたが、中国が関税対象外とする米国産品の新たなリストを公表すると上げ一服となった。欧州時間のドル高も圧迫要因になった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は小反発した。WTIで、期近の2020年1月物は前日比0.29ドル高の1バレル61.22ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.29~0.33ドル高。その他の限月は0.13ドル安~0.32ドル高。先週に米中通商協議が第1段階の合意に至ったことによる景気見通しの改善が、引き続き相場を押し上げている。世界経済の減速が落ち着き、石油需要の伸びが加速することが期待されている。来年から石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が減産目標を日量170万バレルに拡大することは、供給過剰見通しを緩和している。景気見通しの改善や米金融緩和を背景に、主要な米株価指数は過去最高値を更新した。ただ、米中通商合意が正式に成立するのか不透明感が根強く、世界経済が減速から立ち直るとは期待されていないなかで、米長期債利回りの上昇は限定的。1.91%付近まで上げているものの、引き続き11月の高水準を下回っている。安全資産に対する需要は底堅い。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは期近の中心限月は小幅続落。終値の前営業日比は0.75セント安~4.75セント高。期近3月限は前日比0.50セント安の386.50セント。シカゴ大豆は総じて続落。終値の前営業日比は4.25セント~1.25セント安。中心限月の期近1月限は4.00セント安の924.50セント。米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約報告が強気な内容だったことで一時は390セントに迫る動きを見せたものの、転売が入り値位置を落とすなど、クリスマス前で様子見ムードが強まるなか、上値を抑制される展開となった。387.00セントで取引を開始した後に388.25セントまで上昇したが、その後は次第に値位置を切り下げる足取りを展開。欧州の時間帯には385.00セントの安値を付け、その後に買い戻されながらも386.00セントが上値抵抗線として意識される頭重い足取りとなった。


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