朝刊:2019/12/23

ダウは再び最高値更新。前日比78ドル高。ゴールドは小反落。オイルは下落。

NY為替

ニューヨーク外国為替市場で円相場は小反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=109円40~50銭で取引を終えた。米景気の楽観的な見方や米中摩擦を巡る懸念後退などを背景に、円売り・ドル買いが優勢となった。特段の買い材料は見当たらなかったものの、米株式市場が最高値更新を続けていることもあり、買い戻しが出ている模様。 前日は米経済指標が弱い内容だったことをきっかけに売りが強まり、109円台前半まで下落していた。上値の重さに業を煮やした短期筋の売りと見られるが、109円台前半の水準が固かったことから、今度は買い戻しに動いたものと見られる。 この日の11月のPCEデフレータが前年比で1.5%を下回らなかったこも買い戻しを誘ったものと思われる。PCEデフレータはFRBがインフレの参考指標としている消費者物価ではあるが、ここ数ヵ月下げ止まってはいるものの、1.5%付近から、目標である2%に向かって再浮上する動きまでは見られていない。このような状況下 で、1.5%を下回るようだと、低インフレへの懸念が再燃する。FRBは現在、追加利下げについては静観姿勢を強調している。ただ、PCEデフレータが1%を目指す動きが出るようだと、意識が変わる可能性もある。

NYダウ

米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。前日比78ドル13セント(0.3%)高の2万8455ドル09セントで終えた。終値の前日比は、ナスダック総合指数が37.74高の8924.96、S&P500が15.85高の3221.22。クリスマス休暇を前に、特段の新規の手掛かり材料はないが、来年の第1段階の米中合意の署名と伴に、来年の景気に対する楽観的な見方も出る中、投資家のリスク許容度は高まっている模様。IT・ハイテク株やヘルスケア株、銀行株が上昇し、ダウ平均は寄り付き直後に231ドル高まで上昇する場面も見られた。なお、きょうは株価指数と個別株それぞれの先物とオプションの4つの清算日が重なる「クアドループル・ウィッチング」にあたる。寄り付き直後の出来高は直近平均の4倍に膨らんだが、寄り付きの急上昇はその影響があったのかもしれない。

NY貴金属

ニューヨーク金は小反落、銀は小幅続伸。終値の前日比は、金が3.6~3.2ドル安、中心限月の2月限が3.5ドル安、銀が6.8~7.1セント高、中心限月の3月限が7.0セント高。金2月限は小反落。時間外取引では、ドル堅調から弱含み程度の下落となった。日中取引では、第3四半期の米GDP確報値は前期比年率+2.1%と改定値から変わらずだったが、12月のミシガン大学消費者信頼感指数の確報値が99.3となり、事前予想の99.2を上回るなど米経済の好調を示す数字を背景にドル高、米株高となったことから売り優勢となった。時間外取引の安値1480.6ドル、1480ドルの節目を割り込み1479.5ドルをつけた。1480ドル水準は押し目買いが感じられ、下げ渋った。外国為替市場でドルがユーロなどに対して買われ、ドルの代替投資先とされる金先物の売りにつながった。銀3月限は、時間外取引は小反落となったが、日中取引は1700セント(17ドル)が支持線になっているとみた押し目買いが優勢となり、小高くなった。

NY原油

NYMEXで原油先物相場は下落した。WTIでこの日から期近になった2020年2月物は、前日比0.74ドル安の1バレル60.44ドルで取引を終えた。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比0.74~0.63ドル安。その他の限月は0.51ドル安~変わらず。時間外取引は最近の上昇で高値警戒感が強く、小幅安で推移。日中取引は米株が上昇し、ニューヨークダウの史上最高値更新が継続され、需要にとっては追い風となった。しかしドル堅調、リグ数が大幅増加でクリスマス休暇を控えて、利食い売り先行もようとなった。期近2月限は60ドル手前で下げ渋る動きとなったこと、出来高の多さからも押し目買いもかなりあったよう。前日まで日足は6日連続で陽線引けとなっていたが、この日は11日以来の陰線引け。

シカゴコーン・大豆

シカゴコーンは期近の中心限月は反発。終値の前営業日比は0.25セント安~1.75セント高。期近3月限は前日比1.25セント高の387.75セント。シカゴ大豆は期近限月の中心限月が反発。終値の前営業日比は1.75セント安~3.75セント高。中心限月の期近1月限は3.75セント高の928.25セント。翌週以降はクリスマスや年末を控えているため様子見ムードが強まっており、玉整理中心の展開となった、3月限は大豆の堅調な足取りを手掛かりにした買いに追随した が、取引レンジ自体はこの4日間ほとんど変化していない。


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