夕刊:2020/01/07

昨日の反動相場、日経平均大幅反発、金、銀、白金、原油は反落

為替

7日の東京外国為替市場でドル・円は上値が重い展開。日経平均やダウ先物の堅調推移を背景に円売りの流れが継続。ドル・円は米債利回りの上昇も支えとなり昨日高値に並ぶ108円50銭付近まで僅かに上値を拡大し同水準で売買が交錯した。午後の日経平均株価が370円超高まで上昇幅を拡大し、投資家のリスク志向改善を意識した買いも入った。昨日高値の108.51円に面合わせする場面も見られたが、ザリーフ・イラン外相が「米国のソレマイニ司令官への攻撃で世界と米国はより安全ではなくなった」との見解を示すと、108.34円付近まで売りに押された。また、クロス円もユーロ・円が121円40銭前後で、ポンド・円が142円90銭前後で強含む状況。一方、ユーロ・ドルは引き続き1.1195前後で揉み合った。これまでの参考レンジ:ドル・円:108.31円-108.51円、ユーロ・ドル:1.1181ドル-1.1198ドル、ユーロ・円:121.15円-121.45円

株式(日経平均)

7日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発。前日比370円86銭(1.60%)高い2万3575円72銭で引けた。(高値2万3577円44銭-安値2万3299円92銭)TOPIX:1725.05 +27.65 1.62%高、マザーズ:893.27 +12.47 1.42%高:週明け6日の米株式市場でNYダウは反発し、68ドル高となった。日経平均は、前日に451円安と大きく下落していたが、米国株の反発や円相場の反落を受けて115円高から始まった。寄り付き後も断続的に上げ幅を広げ、前引けにかけて23559.59円(354.73円高)まで上昇する局面もあった。後場に入り23500円前半で底堅く推移、押し目らしい押しもなく底堅い値動きから再び買い戻しを誘発し前場の日中高値を更新し23577.44円まで上昇した。中東情勢悪化への懸念はくすぶる中で、米・イランの戦争にまで発展するとの見方は少なく、前日の過剰反応を修正する動きとなった。前日は、株価指数先物市場で外資系証券の売り越しが大きかったが、こうした海外投資家が買い戻しを入れていると考えられる。

貴金属

金先限帳入値5453円(前日比-20円)銀先限帳入値63.0(前日比-1.2円)白金先限帳入値3396円(前日比-31円)パラジウム先限帳入値6724円(前日比+53円):週明け6日のNY商品取引所の金先物相場は、中東情勢の緊迫化を背景とした買いが継続し、9営業日続伸となった。東京金は、午前中ドル建て現物相場の上げ一服を受けて売り優勢で始まったのち、軟調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の下げ一服を受けて安値から戻した。先限は、一時5418円まで下落したが、その後押し目買いが入り下落幅を縮小させた。中東情勢の緊張が高まったが、イランの米国に対する報復攻撃はなく、利食い売りなどが出た。ただ警戒感は残っており、売り一巡後は下げ一服となった。一方、円相場は108円台前半の円安に振れた。銀は、金軟調に連れ安の展開となった。金は、26円安~18円安、銀は、1.2円安~0.4円高。プラチナ系貴金属(PGA)は、プラチナが反落。プラチナは、NY安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調が下支えとなったが、金軟調をきっかけに戻りを売られた。パラジウムは、NY高と円安を受けて堅調となった。プラチナは、50円安~26円安、パラジウムは、18円安~379円高。

石油

原油先限帳入値42920円(前日比-770円) ガソリン先限帳入値56960円(前日比-720円)灯油先限帳入値60040円(前日比-820円):週明け6日のNY商業取引所の原油先物相場は、中東情勢の緊迫化に伴う供給逼迫(ひっぱく)への懸念を背景に追随買いが入り、小幅続伸した。東京石油市場は、下落。米国がイラン革命防衛隊の司令官を殺害した後、イランが報復攻撃を思案しているなかで、利益確定の売りが優勢となった。更に原油輸送の要衝、ホルムズ海峡が封鎖されるリスクは今のところ低いとの見方などに押され、相場は下げ幅を拡大した。時間外取引でNY原油は軟調に推移。円相場は。108円半ばで推移し、中東情勢懸念を背景とした円買いはいったん落ち着いている。日中取引開始後、東京原油先限は4万2700円まで下落し、夜間取引までの安値を下回った。ただ、節目の4万3000円割れでは押し目買いが入っており、下げ幅は広がっていない。ロイター通信の報道によると、ペンス米副大統領が来週13日にイラン政策について演説する予定。イラン革命防衛隊のスレイマニ司令官の殺害に至った経緯が説明される可能性がある。原油は、980円安~770円安、ガソリンは、1150円安~580円安、灯油は、850円安~810円安。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値201.3円(前日-1.1円)ゴムTSR先限帳入値165.0(前日比+4.9円)東京ゴムRSS3号は、総じて小安い。上海夜間高と円安という強材料は重なったものの、高値警戒感から、上値の重い展開となった。ただ、上海ゴムが堅調に推移していることから、下値も限られた。TSR20は、上昇した。東京先限は、昨日の取引で、終値ベースで200円台にしっかり乗せると、その後も同水準を維持しており、同水準での値固めに入っている。これに成功すれば、まずは昨年12月13日の高値204.7円が目標になる。同水準を上抜くと、節目の205円、昨年6月7日の高値207.9円、さらには昨年3月4日の高値209.5円を目指した展開となるであろう。ただ、当先の順ザヤが25円超まで拡大しており、先限は積極的に上値を追っては、買い上げづらい状況。ここからの上昇には、期近が水準を引き上げることが必要と思われる。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24420円(前日比-60円):東京コーンは、期先4本が下落。前日のシカゴコーン期近が小幅続落から売り優勢。円相場が108.40円水準に反落していることが支援材料だが、軟調地合いを払拭できず。期近5月限は50円高。東京コーンは総じて軟調。先限は夜間取引も含め、値幅は340円あり、ボラティリティ(変動率)が高い。21年1年限の発会値2万4410円を挟んでの取引となっているが、2万4400円台は戻り売り圧力が根強い。


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