夕刊:2020/01/10

3連休前と米雇用統計待ちで日経平均買い戻し優勢の展開、金、原油軟調、白金反発

為替

10日の東京外為市場でドル・円は109円半ばで伸び悩んだ。中東情勢の緊張緩和を背景にリスク選好的な流れが続いており、円売りが主要通貨を押し上げている。米中貿易協議での合意署名に対する期待感も、円売りの支援要因。午後の日経平均株価が再び底堅く推移するなか、クロス円の上昇につれた買いが入った。14時30分過ぎには一時109.60円と本日高値を更新した。ユーロ・ドルはもみ合い。1.1110ドル付近での小動きが続いており、欧州勢の参入待ちの様相が濃い。もっとも、今晩は米雇用統計の発表が控えているため、欧州時間も様子見ムードが強まることになるか。ユーロ・円はじり高。日本株高を支えにした円売り・ユーロ買いが進み、一時121.77円まで上昇した。ただ、米雇用統計を見極めようと、積極的なドル買いは手控えられているもよう。これまでの取引レンジ:ドル・円109.46円~109.60円、ユーロ・円121.58円~121.77円、ユーロ・ドル1.1102ドル~1.1111ドル。

株式(日経平均)

10日の東京株式市場で日経平均株価は続伸。前日比110円70銭(0.47%)高い2万3850円57銭で引けた。(高値2万3903円29銭-安値2万3761円08銭)TOPIX:1735.16 +6.11 0.35%高、マザーズ:889.89 +4.13 0.47%高:9日の米株式市場でNYダウは続伸し、211ドル高となった。ナスダック総合指数、S&P500指数も含め、主要株価指数が揃って過去最高値を更新した。 日経平均はこうした流れを引き継いで73円高から始まった。朝方には一時23903.29円(163.42円高)まで上昇したが、3連休を前に利益確定の売りも出て伸び悩んだ。朝方の買いが一巡すると伸び悩んだ。米雇用統計の発表を控えた週末とあって、利益確定の売りが出やすいことは市場の想定どおり。6日の下落前水準まで戻し、仕切り直し。米雇用統計と為替次第で再度高値トライの可能性もある。

貴金属

金先限帳入値5440円(前日比-13円)銀先限帳入値63.1(前日比0.0円)白金先限帳入値3402円(前日比+49円)パラジウム先限帳入値7018円(前日比-62円):9日のNY商品取引所の金先物相場は、中東情勢悪化への懸念後退を背景に売られ、続落した。東京金は、安値もみ合いとなった。午前中は、円安を受けて買い優勢で始まったのち、円安一服やドル建て現物相場の軟調を受けてマイナスサイドに転じた。午後に入ると、ドル建て現物相場が下げ一服となり、もみ合いとなった。5435円で下げ一服となり5435円-5445円でのもみ合いとなった。中東情勢に対する懸念が後退し、金ETF(上場投信)に利食い売りが出たことが圧迫要因になった。アジア市場では株高も売り要因となった。一方、円相場は109円台半ばの円安に振れた。銀は、高寄りしたのち金軟調につれ安となった。金は、19円安~9円安、銀は、0.1円安~0円。プラチナ系貴金属(PGA)は、プラチナが反発。プラチナは、NY高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安一服やドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられた。パラジウムは、NY安と円安を受けて押し目を買われ、まちまちとなった。プラチナは、45円高~49円高、パラジウムは、62円安~446円高。

石油

原油先限帳入値41640円(前日比-170円) ガソリン先限帳入値55530円(前日比-350円)灯油先限帳入値58710円(前日比-220円):9日のNY商業取引所の原油先物相場は、イラン情勢の緊迫化懸念を背景とした買いが一服して持ち高調整の売り買いに終始し、ほぼ横ばいとなった。東京石油市場は売り優勢で軟調推移。米国とイランの対立が激化せず、中東情勢の緊迫感が一気に収束したことが引き続き相場を圧迫している。ただ、来週は米中通商合意の調印式を控えているほか、円相場は109円半ばで円安推移しており、国内市場の下げ幅は限定的。日中取引開始後、東京原油先限は4万1750円まで下げ幅を縮小する場面はあったが、戻りは鈍く、マイナス圏での推移を続けている。今晩は12月の米雇用統計が発表される。今週の荒れ相場の余韻が残っているほか、来週には米中通商合意の調印式が控えており、注目度はそれほど高くなさそうだが、内容は確認しておきたい。原油は、180円安~30円安、ガソリンは、350円安~130円安、灯油は、330円安~220円安。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値201.4円(前日+0.4円)ゴムTSR先限帳入値165.8(前日比-0.2円)東京ゴムRSS3号は、まちまち。日中取引の上海ゴムが地合いを緩めていることを背景に、売りが優勢となったが期近2本以外プラス圏へ浮上した。TSR20は、期近2月限を除いて、小幅安となっている。今日の東京ゴムも、薄商いの中、200円台を中心とした狭いレンジ内での取引となっている。現在、ゴム相場は新規材料難であるうえ、当先の順ザヤが25円超まで拡大していることから、買いの仕掛けも入りづらくなっている。ただ、いずれサヤ修正の動きが出てくるとみられ、期近が地合いを引き締めなければ、時間の経過とともに期先は売り圧力が強まってきそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24740円(前日比+300円):東京コーンは、期先3本が続伸。前日のシカゴは弱含みで引けたが、夜間取引で買い優勢の勢いを引き継ぎ、序盤から期先11、1月先限が3ケタ高。先限は2万4740円まで上げ幅を拡大した。いったん高値を離れたが、2万4600円台前半で堅調に推移後に再上昇となり、今日の高値圏で推移。シカゴ夜間取引が小幅高、円相場は109円台半ばで安もちあいが支援材料となり、堅調地合いを維持。期近3、5、7月限は出来ず。東京コーン先限は大納会の終値2万4620円を上回って推移。昨年12月27日の高値2万4780円に接近した。2万4780円超えとなると、2万5000円の節目まで抵抗線がない。今夜、米農務省(USDA)から全米四半期在庫、月例需給報告の発表があり、新規売買は手控えムード。


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