夕刊:2020/01/16

本日の日経平均はまちまち。新しい材料待ちか。東商金は前場の上値を削る。原油も終始動意に欠ける。

為替

東京外為市場の序盤、ドル円は109円90銭近辺での推移。注目された米中協議第一弾合意の調印式で公表された合意内容は、事前報道通りでサプライズ感がなく、市場の反応は限定的に。ドル円は110円台での買いに慎重になっており、少し頭の重い展開となっているが、下がったところでは買いが出る流れが継続しており、下値しっかり感も。昨日同様手掛り材料難の中、もみ合いとなっている。ドル円は、109.92付近で小動きとなっている。クロス円も狭いレンジ内でのもみ合いとなっており、ユーロ円は122.60付近での取引となっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は23393.13円で前日比16.55円高。寄り付きは東京株式市場は売り買い交錯、寄り付きの日経平均株価は前営業日比43円高の2万3960円と反発して始まる。前日の米国株市場ではNYダウが終値で初めて2万9000ドル台に乗せたが、後半は伸び悩み、ナスダック総合指数は一時マイナス圏に沈む場面もあった。米国と中国が貿易協議の第1段階の合意文書に署名したことは、相場にプラス材料となるが事前に織り込みが進んでおり、買いの勢いは限られた。前場の東京市場は、買い優勢の展開も上値の重さが目立った。米中貿易協議は第1段階の合意文書の署名が行われたが、事前に織り込まれていたほか第2段階の合意には時間を要するとの見方から、積極的に上値を買う動きにはつながっていない。後場に入り2万3943.39円とほぼ同水準でのスタートとなる。その後少し上げ幅を縮めている。

貴金属

金先限帳入値5481円(前日比0円)銀先限帳入値63.7円(前日比+0.2円)白金先限帳入値3584円(前日比+72円) パラジウム先限帳入値7440円(前日比+181円)東京金は、続伸でスタート。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が堅調となったが、円高に上値を抑えられた。前場で5500円を付けるも円高の影響もありそこから大きく上値を目指す展開にはならず。米国の中国製品に対する関税引き下げが米大統領選後までないとの見方や予想以下の米生産者物価指数(PPI)が支援要因になっている。午後に入ると、ユーロ高一服などを受け、もみ合いとなった。引けにかけてじりじりと値が下がってくる形。白金は上げ一服。午前中は、ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ユーロ高一服などを受けて上げ幅を縮小した。引けにかけて東京金も上げ幅を削る展開。パラジウムは勢い止まらず。

石油

原油先限帳入値41330円(前日比+100円) ガソリン先限帳入値54910円(前日比-70円)灯油先限帳入値58140円(前日比+140円)本日の原油の取引はやや軟調でスタート。夜間取引では4万0780円まで下落し、1ヶ月ぶりの安値を更新したが、その後は切り返している。第1弾の米中通商合意には、知的財産権の保護や強制的な技術移転の禁止が盛り込まれたほか、競争的な通貨切り下げを自制することも含められている。中国が2年間で米国からの輸入を2000億ドル以上増やすことから、米国にとっては十分満足できる内容だと思われる。中国からこれだけの譲歩を引き出せたことは、金融市場でもっと評価されるべきだろう。原油チャートは下値切り下げ傾向を維持しており、特に意味なくモメンタム投資家の売りが膨らむ可能性もある。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値207.0円(前日比+1.3円)ゴムTSR先限帳入値172.4円(前日比+0.2円)ゴムRSSは前日の上海夜間は、動意に欠ける展開となった。ただ、産地相場が地合いを引き締めていることを受けて、総じて買いが優勢となっている。ゴムRSS先限は、14日の取引で208.0円まで上昇し、昨年3月4日以来の高値を付けた。前日は、調整安となったが、今日は再び地合いを引き締めている。また、当先の順ザヤが拡大しており、ここから一段高となるには、期近の上昇が必要であろう。その意味では、今日のように産地高を背景に東京期近が地合いを引き締めると、上値余地が拡大されることになる。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24490円(前日比-320円)本日の東京コーンは特に大きな動きはなし。先限は寄り付き直後に2万4820円まで上げ幅を削ったが、マイナスサイドに軟化前に強含みとなった。この後も玉の出方次第だが、先限は2万4900円台からは戻り鈍く推移か。2万5000円を試すまで上昇するには材料不足。そういう中で、直ちに買い付けが行われないとの見方が優勢になってくると、即ち中国の買い付け期待が後退すると、調整売り優勢の展開になる。


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