夕刊:2020/01/20

週明けの日経平均株価小動きながら3日続伸、東京金、銀、白金、パラジウム、原油も上昇

為替

20日の東京外為市場でドル・円は110.10円台を中心とした取引となった。日経平均株価は上げ幅を縮小したが、プラス圏を維持したことで円売り基調に振れている。市場センチメントの改善で円買いは後退しており、目先もドルは下げづらい見通し。ただ、110.30円付近の売りが意識され、上値は重そうだ。午後に入ると、目新しい判断材料に乏しく全般的に動意薄。ドル円は110.20円前後の狭いレンジ内取引に終始。日経平均株価が50円にも満たない値幅にとどまったこともあり、手掛かり材料難から値動きが細った。ユーロ・円も小動き。122.20円台でのもみ合いが続いた。前週末は仏高官からの発言をきっかけとして欧米の通商問題が意識されたため、も要人発言には注意しておきたい。ユーロ・ドルは、1.1090ドル台で値動きが細った。これまでの取引レンジ:ドル・円110.09円~110.22円、ユーロ・円122.12円~122.32円、ユーロ・ドル1.1089ドル~1.1098ドル。

株式(日経平均)

20日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸。前日比108円13銭(0.45%)高い2万4083円51銭で引けた。(高値2万4108円11銭-安値2万4061円67銭)TOPIX:1744.16 +8.72 0.50%高、マザーズ:885.26 +0.45 0.05%高:17日の米国市場では主要指数は最高値を更新した流れもあり、底堅い相場展開となっている。日経平均は、寄付きしっかり。だだし、週明けと材料難から日中値幅が50円弱と狭いレンジでの推移が続いたが、前引け間際には24107.69円まで上げ幅を広げており、再び1月17日高値(24115.95円)に接近した。週明けの米国市場はキング牧師生誕記念日の祝日となる為、海外勢のフローは限られている。そのため、足元で話題となっているTOPIX先物への断続的な売り圧力もいったん低下していると思われる。日経平均は昨年来高値水準でのこう着から上値追いの流れに向かっており慎重ながらじり高の展開となった。個別に材料などが出ている銘柄へ資金が集中するであろう。

貴金属

金先限帳入値5527円(前日比+24円)銀先限帳入値64.2(前日比+0.3円)白金先限帳入値3644円(前日比+52円)パラジウム先限帳入値7822円(前日比+238円):週末17日のNY商品取引所の金先物相場は、キング牧師生誕記念日の米祝日に伴う3連休を控えて、持ち高調整の買いが優勢となり、反発した。東京金は、反発後もみ合い。午前中は、NY高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の押し目が買われ、もみ合いとなった。午後に入ると、ドル建て現物相場の上値が限られ、小動きとなった。先限は前日比11円高の5514円前後で推移したがじりじりと値を上げ始め夜間取引の高値5520円を超えて高値引けとなった。金ETF(上場投信)に投資資金が流入したことが支援要因になった。ただ今夜のNY市場が休場で週明けの動きは限られた。一方、円相場は110円台前半で推移した。銀は、ドル建て現物相場の上値の重さを受けてまちまちとなった。金は、14円高~25円高、銀は、0.8円安~0.5円高。プラチナ系貴金属(PGA)は、総じて続伸。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。パラジウムは、NY高と円安を受けて堅調となった。プラチナは、45円高~54円高、パラジウムは、1円高~428円高。パラジウムは、17日1か月物のリースレートが43.25%に急上昇した。買い戻しの動きが加速して史上最高値2518.05ドルを付けた。

石油

原油先限帳入値41840円(前日比+340円) ガソリン先限帳入値55600円(前日比+530円)灯油先限帳入値58580円(前日比+360円):週末17日のNY商業取引所の原油先物相場は、買いが先行したものの、ドルが対ユーロで上伸する中で売られ、ほぼ横ばいとなった。東京石油市場は堅調。リビア東部政府のハフタル司令官が原油の輸出港やパイプラインを閉鎖したことから、同国からの供給が急減する見通し。時間外取引でNY原油は堅調に推移。円相場は110円前半でしっかり。ただ、今晩のNY市場はキング牧師の誕生日で休場であり、全般的に金融市場の動意は鈍い。日中取引開始後、東京原油先限は4万1900円まで上昇。夜間取引までの高値を上回ったが、上値はあまり伸びていない。混乱が拡大するリビア情勢を巡り、ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領がベルリンで会談した。ただ、解決の糸口はみつかっていない。トルコはリビア暫定政府を支援している一方で、ロシアは相対するリビア国民軍(LNA)を援助しており、両国はリビアを部隊に代理戦争を行っている。原油は、330円高~520円高、ガソリンは、510円高~860円高、灯油は、310円高~440円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値201.4円(前日-4.8円)ゴムTSR先限帳入値172.1(前日比-2.2円)東京ゴムRSS3号は、下落。寄り付きでは、上海夜間安が比較的大きな下げとなったことから、売りが先行した。その後、日中取引の上海ゴムが、一段安となっていることから、軟調地合いが続いている。先限は、一時201.8円まで下落した。TSR20も売りが先行している。上海ゴムの中心限月の5月限は、17日の夜間取引で節目の1万3000元を下抜き、一時1万2880元まで下落した。今日の日中取引でも、軟調な展開となっている。1万3000元を下抜いたことで、昨年12月9日の高値1万3455元と1月14日の高値1万3425元でダブルトップの可能性が出てきた。ネックラインは、昨年12月26日の安値1万2615元だろう。節目の1万2500元を下抜くと、下げが加速するだろう。ただ、タイ現物価格が上昇していることから、ここからの下げは限定的になるとみるが、東京ゴムは、これまで一本調子で上昇しているうえ、当先の順ザヤが30円超まで拡大しているだけに、注意は必要だろう。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24770円(前日比+520円):東京コーンは、期中から期先が急反騰。17日のシカゴの急反発を背景に先限が夜間取引で450円高の2万4700円で引けた。日中取引は11、9月限が一段高。その後、7月限も追随。先限は序盤に2万4510円まで上げ幅を縮小。しかし堅調ムードは揺るがず、2万4770円まで再上昇。夜間取引の高値2万4700円を超えた。東京コーン先限は17日、240円安で引けたが、その倍近い反騰。20日のシカゴがキング牧師記念日で休場となるため、出来高はさほど多くないが、1日で強気ムードを取り返した。17日のシカゴコーン期近3月限が390セントの節目に接近するまで反騰し、ほぼ高値引けで3連休入り。シカゴの引け味が先高感あり、東京コーンも売り仕掛けは慎重姿勢を要する場面。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。