夕刊:2020/01/22

新型肺炎ウイルスの感染懸念後退で日経平均反発、東京金、銀、白金、パラジウム下落

為替

22日の東京外為市場は、ドル・円はしっかり。昨日のニューヨーク市場で109.76円付近まで下げた後、110円ちょうど付近まで切り返した。中国の武漢から新型コロナウイルスの感染が拡大し、春節の大移動に伴ってさらに蔓延することが警戒されている一方で、過剰に警戒感は拡大しておらず、円高に調整が入っている。来週、米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えていることはドル・円の動意を限定している。第1弾の米中通商合意が正式に成立した後であり、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が注目される。ユーロ・円は121円後半で前日までの下げが一服も、戻りは限定的。欧州中央銀行(ECB)のラガルド新総裁が明日の理事会で金融政策戦略の見直しに言及するとみられており、模様眺めムードが広がりつつある。ユーロ・ドルは1.10ドル後半で小動き。これまでの取引レンジ:ドル・円109.79円~110.10円、ユーロ・円121.71円~122.01円、ユーロ・ドル1.1077ドル~1.1087ドルで推移。

株式(日経平均)

22日の東京株式市場で日経平均株価は反発。前日比166円79銭(0.70%)高い2万4031円35銭で引けた。(高値2万4040円87銭-安値2万3831円10銭)TOPIX:1744.13 +9.16 0.53%安、マザーズ:886.04 -0.20 0.02%安:連休明けとなった21日の米株式市場でNYダウは6日ぶりに反落し、152ドル安となった。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎拡大への懸念からアジア株がほぼ全面安となり、米国株にも売りが先行した。日経平均は米株安の流れを引き継いで29円安から始まった。前日に218円安と大きく下落しただけに、下値では押し目買いが入りプラス圏へ浮上。やはり前日下げの目立った香港株がひとまず反発したことなどが安心感につながり、大引け前に24040.87円まで上昇した。新型肺炎ウイルス拡大懸念がやや後退した。日経平均は日足チャートで23810円近辺に位置する25日移動平均線を割り込まず、調整の範囲内の値動きとなる。

貴金属

金先限帳入値5483円(前日比-49円)銀先限帳入値62.9(前日比-1.1円)白金先限帳入値3544円(前日比-59円)パラジウム先限帳入値7826円(前日比-110円):連休明け21日のNY商品取引所の金塊先物相場は、利益確定の売りなどに押され、反落した。東京金は、大幅下落、現物安を受けた手仕舞急ぎの売り。午前中は、5500円台回復に失敗した後、ジリ安となった。先限は5481円で買い拾われたが、5480円台から抜け出せず。先限は前日比49円安の5483円前後で推移。上海株の続落にも金買いにつながらず、現物相場は1550ドルに接近するまで軟化。一方、円相場は110円台に弱含み。銀は、ドル建て現物相場の下落を反映した売りが先行し、その後も金の下落につれ安となった。金は、52円安~46円安、銀は、1.5円安~1.1円安。プラチナ系貴金属(PGA)は、プラチナが大幅続落。プラチナは、NY安、ドル建て現物相場が1000ドル割れから軟化。序盤は、一時90円超の下落まで売られたが、その後は、為替が110円台へ戻し始めると下げ幅を縮小させた。パラジウムは、NY小幅高も現物相場が2380ドル台に下落してから軟調となった。連騰後の修正安局面。プラチナは、70円安~59円安、パラジウムは、280円安~1円安。

石油

原油先限帳入値41130円(前日比+10円) ガソリン先限帳入値54910円(前日比0円)灯油先限帳入値57860円(前日比-10円):連休明け21日のNY商業取引所の原油先物相場は、リビア産原油の供給減見通しを手掛かりとした買いが続かず、3営業日ぶりに反落した。東京石油市場は高安まちまち。海外原油が下げたうえ、円相場がやや円高に振れたものの、海外原油が安値から切り返して引けたことから、国内市場の動意は限られている。円相場は109円後半で推移し、前日から円買いが優勢。新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されている。時間外取引でNY原油は軟調。日中取引開始後、東京原油先限は4万1010円まで水準を切り下げた。前日終値水準で売り買いが交錯しているものの、東京昼頃にかけては売りが若干優勢。昨日のNY市場で天然ガスは3年8ヶ月ぶりの安値圏へ下落した。節目の2ドルを下抜けて売りが加速している。比較的温暖な気候となっていることから、暖房用需要が伸びないことが主因。原油は、80円安~10円高、ガソリンは、190円安~70円高、灯油は、40円安~10円安。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値191.4円(前日-1.6円)ゴムTSR先限帳入値167.5(前日比-0.2円)東京ゴムRSS3号は、続落。寄り付きでは、上海夜間安を背景に、売りが優勢となった。その後、押し目を拾われる場面もあったが、日中取引の上海ゴムが一段安となると、再度売りが先行した。東京先限は、187.2円まで一時下落した。TSR20は、小幅まちまちとなっている。東京先限は、上海安を背景に売りが先行し、昨年12月23日の安値192.0円をしっかり割り込むと、売りが加速し、昨年12月2日以来の安値水準となる187.2円まで下落した。この下の安値のメドは、昨年11月29日の安値185.2円となる。ただ、週初からすでに19.6円も下落しており、一週間の下げ幅としては大きい。ここからの下げ幅は限定的と思われる。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24650円(前日比+150円):東京コーンは、総じて反発。前日のシカゴ小幅安、テクニカル要因を背景に序盤から売り優勢。売り一巡後、期先2本は下値を切り上げ、戻り歩調となり、期先を含めた5限月はプラス圏まで戻した。東京コーン先限は戻り歩調。シカゴ夜間取引の小反発が買い戻し要因。閑散商いだった。


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