夕刊:2020/01/24

新型肺炎の拡大を嫌気し日経平均株価小動き、金堅調、銀、白金、パラジウム、原油まちまちの展開。

為替

24日の東京外為市場でドル・円は失速。日経平均株価はプラス圏で寄り付いたが、下げに転じたことで円買いに振れドルを下押し。ただ、ランチタイムの日経平均先物は下げ渋り、一段の円買いは抑制されているようだ。また、米株式先物のプラス圏推移で、ドルの買戻しが観測される。午後は、ドル・円は底堅く、109円50銭台でのもみ合いが続く。欧州中銀(ECB)の緩和的な金融政策の長期化に思惑が広がるなか、ユーロ・ドルが弱含む展開でドルを小幅に押し上げた。ユーロ・円は下落基調だが、ドル・円に下支えられ121円付近に値を戻しているこれまでの取引レンジ:ドル・円109.44円~109.58円、ユーロ・円120.96円~121.14円、ユーロ・ドル1.1048ドル~1.1058ドル。

株式(日経平均)

24日の東京株式市場で日経平均株価は小幅反発し前日比31円74銭(0.13%)高い2万3827円18銭で引けた。(高値2万3869円38銭-安値2万3755円32銭)TOPIX:1730.44 -0.06 0.00%安、マザーズ:869.40 -10.23 1.16%安:23日の米株式市場でNYダウは3日続落し、26ドル安となった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続伸し、過去最高値を更新。また、半導体大手インテルは決算が好感され、時間外取引で急伸した。東京市場でも半導体関連株などに買いが先行し、日経平均は54円高から始まった。しかし、新型肺炎への警戒感などから上値は重く、朝方の買いが一巡すると前日終値を挟みもみ合う展開となった。香港ハンセン指数は小幅安にとどまっており、東京市場でも株価指数先物にまとまった売りが出ている印象はない。しかし新型肺炎に関しては、中国国内での感染者が830人、死者数が25人に増えたと発表されており、積極的に上値を追えるムードではないだろう。更に中国8都市で交通封鎖が実施された。なお、24日は春節(旧正月)に伴い中国市場などは休場、香港市場も半日取引となる。週末もあり閑散に売りなし相場。

貴金属

金先限帳入値5492円(前日比+13円)銀先限帳入値63.0(前日比+0.3円)白金先限帳入値3535円(前日比+16円)パラジウム先限帳入値8087円(前日比-67円):23日のNY商品取引所の金先物相場は、中国での新型肺炎の拡大をめぐる懸念からリスク回避の買いが入り、3営業日ぶりに反発した。東京金は、小幅高。午前中は、ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて小じっかりで推移した。先限は前日比8円高の5487円前後で推移し引けにかけて5490円台を回復した。一時は、5483円、あで下げたが押し目を買われる展開。中国の新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念や欧州中央銀行(ECB)の緩和的な金融政策に対する見方が支援要因になった。一方、円相場は109円台半ばで小幅円高となった。銀は、NY高を受けて期先が小幅高となった。金は、2円安~13円高、銀は、0.6円安~0.3円高。プラチナ系貴金属(PGA)は、総じて下落。プラチナは、まちまちで始まった。その後は、NY安からマイナス圏に転じた。パラジウムは、NY安を受けて総じて反落した。プラチナは、45円安~18円高、パラジウムは、150円安~192円高。

石油

原油先限帳入値39520円(前日比-10円) ガソリン先限帳入値53100円(前日比-80円)灯油先限帳入値56310円(前日比+10円):23日のNY商業取引所の原油先物相場は、中国での新型肺炎の拡大に対する警戒感が再燃する中で売られ、続落した。東京石油市場はまちまち。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、中国国内の感染者数が830人、死亡者数が25人まで増加したと発表されている。石油需要の下振れを警戒した売りが継続。本日からの春節の大移動によって、感染者が各地に広がる可能性が高いことも圧迫要因。円相場は109円半ばで推移し、円買いは落ち着いている。時間外取引でNY原油は小動き。石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長は、OPECを中心とした産油国による協調減産が年末まで延長される可能性について言及するのは時期尚早であるとの認識を示した。タス通信が伝えている。OPECプラスは日量170万バレルの協調減産を3月まで継続することで合意している。原油は、30円安~70円高、ガソリンは、80円安~350円高、灯油は、200円安~40円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値182.2円(前日-8.8円)ゴムTSR先限帳入値167.6(前日比+0.2円)東京ゴムRSS3号は、軒並み安。寄り付きでは、手掛り材料難の中、小動きとなった。ただ、その後は、徐々に売り圧力が強まり、先限が節目の190円を割り込むと、売りが加速した。さらに、22日の安値187.2円を割り込むと、一段安となり、181.8円まで下落した。TSR20は、総じて小幅高となっている。今日の東京ゴムは、薄商い中、ストップハンティングの動きとなり、190円付近と直近安値187.2円前後にあったみられる逆差しの売りが次々と執行され、先限は一時181.8円まで下落した。この下の水準だが、昨年11月18日の安値178.5円がメドとなる。コロナウイルスの被害の拡大から、金融市場全体がリスクオンの状況となっており、ゴム相場も売りが先行する展開が続きそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24500円(前日比-+20円):東京コーンは、まちまち。前日のシカゴ高から2番限以降が買い先行。円高警戒や、週末を控え、新規買い見送りムードが強く、上げ幅は限定的。先限は2万4500円を試すまで上げ幅を削り、かろうじてプラスサイドを維持。東京コーンは概ね堅調。シカゴコーン期近3月限が394セントまで上伸し、約2カ月半ぶりの高値をつけたが、東京コーン先限は2万4500円前後での推移を強いられ、三角ペナントから抜け出せず。


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