夕刊:2020/01/30

日経平均株価は400円以上安。白金やパラジウムは株式の下落に追随する形で大幅安。東京金はしっかりの27円高。

為替

ドル/円相場は再び膠着化している。米連邦公開市場委員会(FOMC)はドル/円相場の上値を抑えたが、サプライズ感は乏しい。引き続き新型コロナウイルスのリスク評価が中心になる。極端なリスクオフ圧力は一服した格好だが、依然として死者・感染者が急増している状態であり、底を打ったのかは不透明感が残る。主に中国に限定されたリスクだが、長期化すると実体経済に対する影響も警戒されるため、投資家のリスク回避姿勢は強い。米株式市場ではパニック的な売り圧力が一服しているが、底を確認できているのかは、大きな不確実性を残している。豪ドル/ドルは弱含み。豪ドル/ドルは、新型肺炎の感染拡大を受けて軟化し、昨年以来の安値水準となる0.6731付近まで一時下落した。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は401.65円安の22977.75円。今日の東京市場は再びリスク回避の売り圧力が強まった。前日の米株市場ではNYダウが続伸したものの終盤失速する引け味の悪さが東京市場にも伝播した。中国で発生した新型肺炎の感染拡大に対する警戒感がくすぶるなか、本格化する企業の決算発表を横目に買い手控えムードが強い。外国為替市場でも円高に振れ主力株中心に向かい風となった。香港株市場が軟調に推移していることも投資家心理を悪化させている。

貴金属

金先限帳入値5518円(前日比+27円)銀先限帳入値61.7円(前日比+0.3円)白金先限帳入値3382円(前日比-99円) パラジウム先限帳入値7451円(前日比-199円)東京金、銀は反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。東京プラチナは、軟調。午前中は、ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。午後に入ると、株安などを受けて下げ幅を拡大した。節目とされていた3400円台も割り込む形。最終的にはプラチナは安値引けで終了。第1四半期の中国の国内総生産(GDP)成長率が新型肺炎で5%割れとなる可能性が指摘された。湖北省の都市が封鎖されたことや、春節の大型連休が3日間延長されたこと、団体旅行の禁止などで経済活動に悪影響が出るとみられている。午後に入って、金は白金の下落に影響されたかじりじりと値を下げて終了する。

石油

原油先限帳入値37460円(前日比-770円) ガソリン先限帳入値50800円(前日比-760円)灯油先限帳入値53110円(前日比-870円)東京石油市場は下落。反発したブレント原油の上値は重く、ニューヨーク原油が反落したことが重しとなっている。中国における新型コロナウイルスの感染拡大に よって、今後も陸路や空路の封鎖が続く可能性が高いことから石油需要は減少する見通し。中国経済の減速スピードが早まると警戒されていることも圧迫要因。中国の原油輸入量は世界最大。日中取引開始後、東京原油先限は3万7640円まで下落。夜間取引の安値である 3万7530円に迫っている。株式市場の上値が圧迫されるている為、投資家マインドがやや悪化している。原油市場でも戻り売り圧力が強まり易くなる。一方、株価が堅調に推移すると、更に安値修正の動きが進み易くなる。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値180.0円(前日比-5.7円)ゴムTSR先限帳入値159.3円(前日比-3.6円)ゴムRSSは、軒並み反落。過去2営業日、自律反発場面となっていたが、その動きも一服となり、売りが先行する展開となっている。ゴムTSRも軟調に推移している。ゴムRSSは、前日の戻り場面をみると、節目の180円を超えたところから、買いが加速してい る。このため、今日の下げ場面でも、同水準には注目したい。この水準をしっかり割り込むと、売り圧力が一段と強まり、大幅安に発展する可能性があるので注意したい。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23750円(前日比-150円)東京とうもろこしは、まちまち。先限がシカゴ反落で売り優勢で推移に続き、期先11月限がつれ安。新規材料不足で閑散商い。下げ幅は限定的。先限は2万3780円で下げ渋り、下値を切り上げ。この後もまばらな商いで玉の出方次第の動きが続きそうだ。先限は2万3700円が支持線。ただ、最近は商いの薄い展開が続いてる影響からか、特に意味なく乱高下する可能性もある。当然にリスクオフ化が加速した際には、調整売りが膨らみ易くなる。


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