夕刊:2020/01/31

日経平均は週末、月末で23000円台をキープ。ここが正念場か。東商金は値を下げるもしっかりで5500台をキープ。白金は反発。

為替

東京外国為替市場中盤、ドル円は109円前半で円買いが一巡。昨日の海外市場でドル円は108円半ばまで下落し、今月の円高・ドル安水準を更新したものの、巻き戻しがやや優勢となっている。中国発の新型コロナウイルスの感染は拡大する一方だが、世界保健機関(WHO)が緊急事態を宣言したことで、感染の封じ込めがやや期待されている。ただ、中国国内の新型肺炎の感染者数は1万人に迫る勢いで、中国当局が対応を講じているにも関わら ず、沈静化の兆候はみられない。ユーロ円は120円前半、ポンド円は143円ちょうど付近、豪ドル円は73円前半で下げ一服。リスク回避の円買いがやや巻き戻されている。中国国家統計局が発表した1月の製造業購買部担当景気指数(PMI)は50.0となり、前回の50.2から低下。第1弾の米中通商合意が正式に成立したが、企業景況感の回復はみられず。外為市場では新型肺炎に対する関心が強く、経済指標はあまり注目されていない。

株式(日経平均)

本日の日経平均の終値は227.43円高の23205.18円。前場は日経平均株価は大幅高。前日の米株式市場でNYダウが3日続伸。世界保健機関(WHO)が新型肺炎に関する緊急事態宣言を発表したことを機に買い戻しが流入した。これを受けた東京市場もリスクオフ姿勢が後退するなか、日経平均株価は2万3000円台を回復し、上昇幅は一時400円を超えた。ただ、買い一巡後は上昇幅が縮小した。業種別で精密、証券、不動産、倉庫などが上昇。値下りはその他製品、鉱業、石油の3業種のみ。

貴金属

金先限帳入値5212円(前日比-6円)銀先限帳入値62.6円(前日比+0.9円)白金先限帳入値3435円(前日比+53円) パラジウム先限帳入値7680円(前日比+229円)東京金は小反落。金はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。銀はニューヨーク高を受けて買い優勢となった。東京金先限は夜間取引の高値5536円から上げ一服となった。金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、ドル安や株安を受けて堅調となったが、株安一服をきっかけに上げ一服となった。アジア市場では、朝方の1575.01ドルから、株高などを受けて軟調となった。一方、プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて反発。プラチナはニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇や円安を受けて堅調となった。パラジウムはニューヨーク高と円安を受けて急伸した。午後に入っても東京金は、安値もみ合い。午前中は、ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まったのち、円安が下支えとなったが、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。一方、白金は多少上げ幅は削るも、午後もしっかり。プラチナはニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上昇や円安を受けて堅調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。パラジウムはニューヨーク高と円安を受けて急伸した。

石油

原油先限帳入値37830円(前日比+370円) ガソリン先限帳入値51110円(前日比+310円)灯油先限帳入値53380円(前日比+270円)石油市場は堅調。中国などで新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから中国を中心に石油需要が落ち込む見通しであることから、昨日の海外原油は下落したものの、世界保健機関(WHO)が緊急事態を宣言したことで、感染の広がりが抑制される可能性が意識され、国内市場では買い戻しが優勢となっている。ニューヨーク原油の時間外取引は上昇。3月限は前日比1.04ドル高の53.18ドルで推移。本日これまでのレンジは52.74~53.36ドル。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値181.2円(前日比+1.2円)ゴムTSR先限帳入値156.0円(前日比-0.9円)本日も上海ゴム相場は春節で休場。新型コロナウイルスのリスク織り込みが続いている。中国実体経済への影響も強く警戒されており、銅などの非鉄金属相場が急落する中、ゴム相場のみの反発は難しい。東京は小幅まちまち。様子見気分が強く、各限月とも狭いレンジ内で方向感なく推移している。ゴムTSRは、小安い展開となっている。午後も特に目立った材料は見当たらない中、日経平均株価の上昇など、市場がややリスク選好に振れたことを受けて、買いが先行する展開となった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23720円(前日比-30円)とうもろこしは、まちまち。限月間で方向性を欠く展開。序盤、先限が前日のシカゴ続落で売り優勢。シカゴ夜間取引の反発から一時、プラスサイドに浮上したものの、2万3770円で戻り一杯となり、再度、マイナスサイドに軟化。シカゴ夜間取引の反発に加え、原油、プラチナなどの反発、円相場が1ドル=109円台前半に軟化していることが買い戻し要因ではあるが、コーン市場全体が地合いを引き締めるには至らず。尚、先限は2万3600円が支持線として意識され、下げ幅は限定的か。


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