夕刊:2020/02/03

日経平均は先週末のダウの下げにつられ23000円割れの大幅安。東京金も前場はプラス圏を維持するも引けは上げ幅削る。オイルは4桁安。

為替

為替市場ドル円は108円台半ば前後での推移。株式や他の商品銘柄が大きく動く中、比較的安定した状態。先週末のNY市場で新型コロナウイルスの感染拡大懸念などからドル売りが強まり、108円30銭前後まで値を落とし、週明けも同水準でスタートとなったが、そこから少し買い戻しが入っている。春節明けの中国市場がスタート。上海総合は8.73%安で始まるなど予想通り中国売りの動きに。人民元も売りが目立ち、6.9860近辺で始まったあと7.01台までドル高元安に。中国売りの動きが目立つものの、事前に想定した範囲内という印象で、パニック売りなども見られなかったことから、リスク警戒感がやや緩む格好となり、ドル円の買い戻しに。米株先物時間外取引の上昇や、香港ハンセン指数のプラス転など、株高の動きもドル円の支えに。午後に入っても横ばいの動き。先週末のNY市場でも下値を支えた108円30銭近辺のサポートで下値進行が止められ、値を戻す展開に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は233.24円安の22971.94円。前場の東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウが600ドル超の大幅安となったことなどを受け、再びリスク回避の売り圧力が強まった。外国為替市場では円高が進んだこともあって日経平均は寄り後早々に430円の急落をみせた。ただ、その後は空売り筋の買い戻しや出遅れていた国内機関投資家の押し目買いなどが入り、下げ渋る展開となった。久しぶりに取引再開された中国・上海株は一時8%を超える下げとなったものの、香港株が比較的底堅さをみせていることで、過度な不安心理が後退した。業種別に内需ディフェンシブの電力株などが買われ全体相場を支えている。午後も23000円を挟んで行ったり来たりで終始。午後に入ると一時420円安まで売られるも、売り一巡後は下げ渋りを見せた。

貴金属

金先限帳入値5512円(前日比-0円)銀先限帳入値62.1円(前日比-0.5円)白金先限帳入値3355円(前日比-80円) パラジウム先限帳入値7576円(前日比-104円)東京金は前場は反発でスタートし、銀はまちまち。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル安一服を受けて上げ一服となった。銀はニューヨーク高を受けて高寄りしたのち、先限が小幅安となった。世界的規模の市場リスクが金の底堅さを物語る。世界保健機関(WHO)が移動や貿易を制限する措置は必要ないとの見方を示した が、中国の新型コロナウイルスの感染拡大が続き、リスク回避の動きとなった。米政府は31日、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大について、公衆衛生上の緊急事態を宣言した。中国の湖北省に渡航した米国民を強制的に隔離するほか、中国に滞在した外国人の入国を拒否するとした。午後に入ると、ドル建て現物相場の軟調を受けてマイナスサイドに転じた。銀はニューヨーク高を受けて高寄りしたのち、先限が小幅安となった。東京金も上げ幅を削る展開となる。前場での買い意欲はなくなり、新たな材料待ちといった展開。一方、白金は、総じて反落。プラチナはニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高一服やドル建て現物相場の下げ一服が下支えとなった。午後に入ると、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。パラジウムはドル建て現物相場の下落と円高を受けて売り優勢となった。

石油

原油先限帳入値36560円(前日比-0円) ガソリン先限帳入値50010円(前日比-1100円)灯油先限帳入値52030円(前日比-1350円)東京石油市場は大幅安。1月31日の海外原油安、1ドル=108円台前半まで円高の進行に加え、週明けのニューヨーク原油時間外取引の続落を背景に序盤から夜間取引の引け値から一段安となる限月が続出した。大幅安も当面の悪材料出尽くし感から、下値を切り上げた場面も。ガソリン、灯油は全限月が4ケタ安ながら原油は期先6月限が一時900円超の下落まで戻した。しかし、上海市場の株式が8パーセント以上安で寄り付いたことも原油市場の下げを容認した格好か。原油20年7月限は3万6270円で新甫発会となり、3万5870円まで下落。午前10時前から下値を切り上げ、10時過ぎに発会値を上回り、3万6660円まで反転した。午後も前場の流れを汲んで安値圏を維持。新型コロナウイルスのリスク評価中心の展開が続くが、更に株安圧力が続くと、下値不安が強まる。一方、石油輸出国機構(OPEC)プラスは4~5日に臨時会合を開催する方向で調整を進めている。イベントリスクが重視されると、短期筋のショートカバー(買い戻し)が先行し易くなる

ゴム

ゴムRSS先限帳入値173.0円(前日比-8.2円)ゴムTSR先限帳入値148.7円(前日比+0.0円)ゴムRSSは、急反落。1月31日のNYダウが大幅安となったことや、今日、取引が再開される上海ゴムが急落見通しとなったことを受けて、寄り付きで、急落し、先限は170.5円まで下落した。ただ、その後は、下げ渋りをみせている。ゴムTSRは、大幅安。新甫2020年8月限は、152.0円で発会し、148.7円まで水準を引き下げている。寄り付き直後に、170.5円まで暴落したものの、その後は、株式市場が買い戻しの動きを見せたことなどから、下げ幅を縮小している。今日は、中国政府が株価急落に備え、資金供給や空売り規制などを実施していることから、売り一巡後は、戻り場面になることが予想されていた。午後に入っても安値圏のままで推移。中国金融市場が素直にリスクオフで再開されたことで、更に売り安心感が強くなっている。上海ゴム相場も急落している。値動きの激しさに対して出来高は伸び悩んでいるが、更にリスクオフ化が進めば一段安が打診される。一 方、中国市場のリスクオフ圧力が早期に収束に向かうと、安値修正の動きが支持されることになる。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は255500円(前日比-170円)コーンは総じて下落。円高や弱気の投資家心理、弱気のテクニカル要因を背景に2番限以降が売り優勢。シカゴ夜間取引は小幅安で推移しているが、東京市場は反応薄。売り一巡後は動意を欠いている。大豆は夜間取引、日中取引とも出合いなし。前日比は全限月が変わらず。


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