夕刊:2020/02/05

日経平均株価は大幅続伸。コロナウィルスの感染拡大懸念は多少は薄れたか。東証金は前日比安も大引けにかけて値段を戻す。原油は小幅安。

為替

東京外為市場中盤、ドル円は109円半ばで推移し、昨日の高値圏を維持。中国人民銀行が大規模ば資金供給を続けているほか、米株式市場でナスダック総合指数が過去最高値を更新したことから、新型コロナウイルスを巡る警戒感が後退している。ただ、中国では新型肺炎の感染拡大が続いており、中国経済の減速が早まることは避けられそうになく、世界的な景気見通しは曇ったままであり、東京時間帯のドル円の上は限定的。午後に入っては、ドル円は109円40銭台での推移。前日のNY市場で109円50銭台まで上昇した流れを受けて、朝方は高値圏推移も、その後いったん調整が入り109円37銭まで。もっとも、下値もしっかりで、109円40銭台推移が続いている。ユーロ円は120円後半、ポンド円は142円半ばで推移。昨日の高値からやや調整したものの、反動は限られている。

株式(日経平均)

日経平均株価の本日の終値は前日比234.97円高の23319.56円。前場の株式市場は軒並み上昇。新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感は根強いものの、前日の米国株が大幅高となったことなどが好感されて、アジア株では買い優勢で推移している。上海株は続伸。午後も日経平均株価はしっかり。米国株の大幅高や円安を受けて高寄りすると、その後はプラス圏でのもみ合いとなった。

貴金属

金先限帳入値5484円(前日比-14円)銀先限帳入値62.1円(前日比+0.2円)白金先限帳入値3396円(前日比-7円) パラジウム先限帳入値8088円(前日比+348円)東京金は軒並み続落、銀は先限が小幅続落。金はニューヨーク安と夜間の軟調な足取りを引き継ぎ、売り優勢で取引を開始。その後は円安傾向を映した買いが見られながらも、ドル建て現物相場が低迷するなか軟調な足取りを継続。銀もニューヨーク安を受けた売りが見られたが、円安が海外安を相殺するなか、期先の下げ幅はわずかにとどまっている。午後に入ると金の値段は戻り基調。海外の金のドル建て現物相場は、戻り歩調。朝方、アジア市場の朝方に1552.07ドルをつけた後、下値を切り上げ、午前中に1556ドル台を回復。上海株が中国の新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が後退するなか反発したうえ。中国人民銀行による禁輸市場への資金供給などが株高を支えるなか、前日に続きリスク回避の動きが続いている。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅安。プラチナはニューヨーク小幅安を映し、売り優勢。前半で下げ幅を拡大する動きがあったが、下値は堅く、期先は 10円安程度の下落で推移。パラジウムはニューヨークパラジウムが100ドルを超える暴騰、円安、強気のテクニカル要因から値を飛ばした。300円を大幅に超える上昇幅を維持した当先中心に概ね大幅高て引けた。

石油

原油先限帳入値36070円(前日比-220円) ガソリン先限帳入値49510円(前日比-200円)灯油先限帳入値51470円(前日比-240円)午前の東京石油市場は下落。新型コロナウイルスの蔓延を抑制するため、中国を中心として石油需要が減少していることが重し。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が増加したことも圧迫要因。ただ、円相場が1ドル=109円半ばで円安推移していることや、時間外取引でニューヨーク原油が上昇していることから、国内市場の下げ幅は限定的。石油輸出国機構(OPEC)プラスが減産目標を拡大する見通しであることが買い戻しを誘っている。昨日から2日間の日程で、石油輸出国機構(OPEC)プラスの共同技術委員会(JTC)がウィーンで始まった。ロイター通信の報道によると、今回はJTCが減産勧告を行う可能性があるという。午後に入ると為替もしっかりとしたこともあり、原油も下げ幅は限定的となる。API発表の米原油在庫は前週比420万バレル増となったが、相場に対する影響は限定されている。前日に続いて石油輸出国機構(OPEC)プラスの専門会合が予定されており、どのような勧告が行われるのかを見極めたいとのムードが支配的になっている。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値175.0円(前日比+0.3円)ゴムTSR先限帳入値146.2円(前日比-0.1円)ゴムRSSは、当限を除いて続伸。寄り付き直後は、買い優勢となったものの、買い一巡後は売りが先行し、マイナスサイドに沈む限月が目立った。だが、上海ゴムが、急反発となると、再び買いが先行している。ゴムTSRは、軒並み小幅安となっている。 上海ゴムが、急反発となっている。当局が夜間取引を休止しさせているうえ、株式市場では空売り規制や資金供給等、金融市場対策に全力を尽くしている。このことが奏功しているようだ。ただ、コロナウイルスの感染拡大自体は、収束していない。また、大きな下げ相場の場合、このような戻した後の下げの方が大きくなることも多いので注意はしておきたい。上海ゴムが大きく上昇したことにより、期先限月を中心に底固く推移している。当限は上値を抑えられているが、上海ゴム相場の動向を眺めながらの展開になる。このままリスク投資環境が安定化すれば、急落リスクは後退する。一方、改めてリスクオフ圧力が強まった場合、中国実体経済に対する不信感が強まった際には、戻り売り優勢の展開になる。しかし、円安などを買い優勢となったものの、買い一巡後は売りが先行し、マイナスサイドに沈む限月が目立った。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23830円(前日比+260円)コーンは上昇。前日のシカゴ高、円相場が1ドル=109円台半ばまで下落から買い優勢。シカゴ夜間取引が小反落で推移が、圧迫要因ながら期中から期先は3ケタ高を維持。先限が2万4000円超えとなるにはシカゴ期近3月限が385セント超えから一段高となる必要がある。午後も為替が1ドル=109円台半ばまで円安に振れているうえ、前日のシカゴが反発したことに支援された。期先から上げ幅が大きくなり、期先2本は200円を超える大幅高となった。


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