夕刊:2020/02/06

ドル円は再度110円台に近づく。株式市場は大幅反発。ゴールドもしっかり。オイルも4桁高。

為替

東京外為市場中盤、ドル円は109円後半でしっかり。新型コロナウイルスの治療薬発見の報道などもあって、中国における感染拡大の収束が期待されている。昨日の米ADP雇用者数や米ISM非製造業景気指数が堅調だったことも支援要因。豪ドル円は74円前半でしっかり。昨年12月の豪小売売上高は弱かったが、森林火災の拡大が消費を抑制しており、特に材料視されていない。午後に入るとドル円はきょうの高値を更新。ドル円は、中国が2月14日から一部の米国製品に対する関税を引き下げるとの報道を受け、きょうの高値を広げ、1月22日以来の高値水準となる109.96付近まで一時上昇した。午後に入るとドル円はきょうの高値を更新。ドル円は、中国が2月14日から一部の米国製品に対する関税を引き下げるとの報道を受け、きょうの高値を広げ、1月22日以来の高値水準となる109.96付近まで一時上昇した。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は554.03円高の23873.59円。前場の株式市場は軒並み上昇。新型コロナウイルスのワクチン開発で進展があったとの報道などが好感されて米国株が大幅高となったことで、アジア株でも買いが広がっている。上海株は小幅続伸。中国大陸市場で上海総合指数は小幅続伸。酒造会社の貴州茅臺酒、ソフトウエア会社の用友網絡科技、石油大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ)が買われる一方で、銀行大手の中国工商銀行、保険大手の中国人寿保険が売られている。午後も前場の流れを受けて米国株の大幅高や円安の影響から買いが先行すると、その後も大きく上値を伸ばした。

貴金属

金先限帳入値5495円(前日比+11円)銀先限帳入値62.5円(前日比+0.4円)白金先限帳入値3472円(前日比76円) パラジウム先限帳入値8135円(前日比+47円)金は反発、銀はまちまち。金は円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安やドル建て現物相場の小じっかりを受けて堅調となった。銀は金堅調につれ高となったが、先限が小幅安に転じ、まちまちとなった。金は中国の景気減速懸念や新型コロナウイルスの感染拡大の影響に対する懸念が支援要因だが、ドル高・株高を背景に戻り場面で利食い売りが出ると、上値を抑える要因になりそうだ。ドル建て現物相場は、小じっかり、きのうの海外市場では、新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待感が圧迫要因となる場面も見られたが、押し目は買われた。アジア市場では、朝方の1555.45ドルから小じっかりで推移。白金系貴金属は、上昇。プラチナはニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安を受けて堅調となった。パラジウムはニューヨーク安となったが、押し目を買われて堅調となった。午後に入っても金のドル建て現物相場は、底堅く推移。午前中、1557.59ドルをつけたが、戻り売り圧力強く、1555ドル割れを試した。正午過ぎに1554.35ドルで買い拾われ、1555ドル台に戻したが、ドル高基調から売り優勢に変わりはない。白金先限は3473円まで上昇した。ニューヨーク高や円安が支援要因になった。円相場は1ドル=109円台後半の円安に振れた。一方、パラジウム先限は7992円で押し目を買われて地合いを引き締めた。午後の白金は、上げ一服。午前中は、ニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まったのち、円安を受けて堅調となった。

石油

原油先限帳入値37660円(前日比+1590円) ガソリン先限帳入値51280円(前日比+1770円)灯油先限帳入値53870円(前日比+2400円)午前の東京石油市場は大幅高。中国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、石油需要は下振れしているものの、新型ワクチン開発の進展が期待されているほか、治療薬が見つかったとの報道もあって、買い戻しが活発化している。時間外取引でニューヨーク原油3月限は前日比0.78ドル高の51.53ドルで推移。本日午前中のレンジは51.03~51.55ドル。午後も51ドル台中盤で堅調地合に。東京市場は急反発。為替が1ドル=110円近辺まで円安に振れているうえ、前日の海外原油が上昇して、さらにこの日のアジアの時間帯の夜間取引で急伸していることに支援された。需給緩和見通しで売り込まれていた が、株価に遅れる形で安値修正が始まっている。このままリスク投資の地合改善が進むと、原油相場も底固く推移し易い。値幅が大きくなる可能性もある。一方、新型コロナウイルスの感染被害は収束に向かっている訳ではなく、リスクオフ再開となると、戻り売りの好機と評価される可能性もある。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値178.5円(前日比+3.5円)ゴムTSR先限帳入値146.3円(前日比+0.1円)RSS3号は、先限中心に上昇。新型コロナウィルスのワクチン開発期待から株高となり、商品市場にもリスク容認ムードが波及し、買い優勢。先限は序盤で180円台に乗せた。円相場が1ドル=109円台後半に下落していることも強材料。ただ買い一巡後、上げ幅を縮小し、178円台で推移。2月当限は0.5円高で推移し、当先のさやは30円超に拡大している。TSRはまばらな商いの中、小幅高。 新型コロナウイルス感染拡大は続いており、今後の経済への悪影響は避けられない状況。上海ゴムは戻りが鈍く、中国国内での天然ゴム需要の減少不安は根強い。 上海ゴムは、まちまち。指標限月の2020年5月限は、午前10時55分現在、前日比変わらずの1万1230元となっている。1万1385元まで上昇したが、上げ幅を削る展開。午後に入っても当限を除いて堅調地合が続いている。中国市場は引き続き安定しており、特に目立ったリスクオフ圧力は観測できていない。原油や銅など底入れに慎重だったコモディティ価格も反発に転じており、この流れが維持されるとゴム相場も一段高が打診される。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23890円(前日比+60円)とうもろこしは上昇。前日のシカゴは小幅安で引けたが、円相場が1ドル=109円台後半の円安から買い優勢。新規材料不足で出来高は2ケタにとどまる閑散商い。シカゴ夜間取引はほぼ変わらず、円相場は109.80円台で安もちあいで新規材料不足で、このまま閑散商いを継続か。しかし一旦リスクオンの地合が維持されると、穀物相場も底固く推移する可能性が高い。特に輸出環境にポジティブな動きがみられると、安値修正の動きが本格化し易い。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。