夕刊:2020/02/07

今晩の雇用統計まちで国内相場は動意に欠く。東商金はしっかり。オイルは小幅続落。

為替

東京外為市場中盤、ドル円は109円後半で上下。新型コロナウイルスの感染拡大が引き続き警戒されているものの、今週のドル円は堅調に推移しており、1月高値に迫っている。1月の米雇用統計の発表を控えた期待感もドル円の支援要因。米企業景況感に回復する兆候があるなかで、1月の米ADP雇用者数の伸びは加速したほか、米新規失業保険申請件数は引き続き低位安定している。午後のドル円は小動き。ドル円は朝方に前日の米株高や良好な米経済指標を受け、一時110円の節目を上抜き、110.02付近まで強含んだあと、日経平均の下落で軟化するが、米雇用統計の発表を控え、限定的な値動きとなっている。ユーロ円は120円後半、ポンド円は142円前半で推移。新型肺炎を背景としたリスク回避の円買いが落ち着いた後、方向感は乏しくなっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は45.61円安の23827.98円アジア太平洋株式市場は総じて下落。アジア株は前日までの上昇の反動から利益確定の売りなどに押されて、おおむね軟調な推移となった。日本でクルーズ船の乗客から新たに新型コロナウイルスの感染者が見つかったことなども上値を抑える要因と なっているもよう。中国大陸市場で上海総合指数は小幅高。太陽光エネルギー関連メーカーの隆基緑能科技、ソフトウエア会社の用友網絡科技、電力会社の中国長江電力が買われる一方で、銀行大手の中国工商銀行、保険大手の中国平安保険、不動産会社の保利置業集団が売られている。午後に入っては下げに転じる場面もありマイナス圏でのもみ合いとなった。2月3日の安値22,775.92円から2月6日の高値23,995.37円まで1,200円超の上げとなっており、短期的な過熱感は高まっており、利益確定の売りなどに押されることとなった。もっとも大きな崩れはなく、押したところでは底堅く、下げ幅も小幅にとどまった。

貴金属

金先限帳入値5526円(前日比+31円)銀先限帳入値63.0円(前日比+0.5円)白金先限帳入値3403円(前日比-69円) パラジウム先限帳入値7653円(前日比-482円)東京金、銀は続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が上昇したが、円安一服に上値を抑えられた。。銀もニューヨーク高を受けて堅調となった。午後は国内外ともに上昇に一服。きのうの海外市場では、中国の新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、押し目を買われて堅調となった。アジア市場では、朝方の1565.95ドルから、ドル安などを受けて堅調となり、1568ドル台まで上昇した。買い一巡後は上げ一服となった。白金系貴金属(PGM)は、総じて反落。プラチナはニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下落や円安一服を受けて軟調となった。パラジウムはニューヨーク安を受けて急落した。 ドル高・株高となったが、金は押し目を買われて堅調となった。中国の習近平国家主席は、サウジアラビアのサルマン国王と電話会談を行い、感染が拡大している新型コロナウイルスへの対応で、予防と封じ込めに向けた対策でこれまでのところ良好な結果が得られていると述べたが、感染拡大が続いており、先行き懸念が残る。世界保健機関(WHO)は、中国で新型コロナウイルスの感染者数の増加が5日に初めて鈍化したものの、感染拡大がピークに達したと断定するのは時期尚早との認識を示した。白金系貴金属のニュースとしてはホンダは武漢の乗用車工場の稼働再開を2月下旬まで延期する見通しと伝えられた。トヨタも延期を検討しており、中国の製造業の稼働再開が先送りされると、景気減速懸念が強まることになりそうだ。午後の白金は軟調。午前中はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の下落や円安一服を受けて軟調となった。午後に入ると、株安などを受けて軟調となった。

石油

原油先限帳入値37290円(前日比-370円) ガソリン先限帳入値51050円(前日比-230円)灯油先限帳入値53500円(前日比-370円)東京石油市場は軟調。石油輸出国機構(OPEC)プラスの共同技術委員会(JTC)で日量60万バレルの暫定的な追加減産が勧告され、承認を一時渋っていたロシアも支持を表明したことからニューヨーク時間外取引は上げているものの、国内市場はマイナス圏で重い。中国で新型コロナウイルスの感染拡大は収束する気配がなく、石油需要が一段と減少することが上値を抑えている。前日の急伸に対する修正安となった。為替が1ドル=109円台後半で小動きとなるなか、前日の海外原油は小動きで引けて、この日のアジアの時間帯の夜間取引は強含みで推移しているものの、急伸していた前日の国内大引け時点と比較すると下落していることで、軟調な展開となった。今宵1月の米雇用統計が発表される。1月の米ADP雇用者数の伸びは加速したほか、米新規失業保険申請件数は低水準を維持。米中通商合意で企業景況感はやや上向いており、米非農業部門雇用者数(NFP)の強含みが期待されている。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値175.2円(前日比-3.3円)ゴムTSR先限帳入値153.1円(前日比+6.8円)ゴムRSSは、軒並み安。タイ現物価格の下落や直近の急反発に対する反動から、売り優勢の展開となっている。ゴムTSRは薄商いの中、大幅高。午後は上海ゴムの上昇から、一時、地合いを引き締めたが、買いは続かず、中盤以降は再び軟調に推移した。ゴムTSRは、薄商いの中、大幅高となっている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23780円(前日比-110円)とうもろこしは小幅まちまち。先限が前日のシカゴ安から序盤、小幅安で推移後、戻した。シカゴ夜間取引が反発しているが、反応鈍く、小動き。先限が変わらず。小口の玉整理にとどまっている。この後もまばらな商いにとどまりそうだ。玉の出方次第だが、先限は2万3900円台前半で戻りを抑えられるとみる。午後の取引で先限が軟化し2万3800円割れとなり、2万3770円まで下落。他限月は商いがまばらでまちまち。


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