夕刊:2020/02/12

休み明けは日経平均株価は堅調にスタート。東商金は前日比20円安。原油は小幅高。

為替

外為市場中盤、ドル円は109円後半でやや強含み。週明けのから水準の変化は限定的だが、中国で新型肺炎の感染者数の伸びが鈍化する兆候があることがドル円を下支えしている。ユーロ円は120円付近、ポンド円は142円半ばでしっかりだが、ポンド円は年末からの見慣れた水準を維持している。NZドル円は71円前半まで上昇。NZ中銀が政策金利の据え置きを発表し、利下げ含みではあるものの、年内の政策金利を維持する見通しを示したことがNZドルを押し上げている。豪ドル円は74円ちょうど付近まで水準を切り上げた。午後に入ってもドル円は109円80銭代で落ち着いた推移となった。朝からのレンジが12銭にとどまるなど、方向感に欠ける展開。昨日報じられた、新型コロナウイルスの感染拡大が今後数週間で収まるとの専門家見通しなどを受けて、リスク警戒感がやや後退も、110円手前の売りを崩すには至らず、高値圏もみ合いが続いた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は175.23円高の23861.21円。朝方は日経平均株価は前営業日比127円54銭高の2万3813円52銭と反発してスタート。前場の東証1部の売買高概算は7億2009万株、売買代金概算は1兆3168億9000万円。前場の東京市場は日経平均が反発に転じた。中国や香港などのアジア株市場が底堅い動きをみせたことも投資家の不安心理を和らげている。ただし日経平均の上昇 は、指数寄与度の大きいソフトバンクグループの株価上昇による影響が大きく、TOPIXはマイナス圏で着地。午後も高寄り後は底堅い推移を見せた。23,600円台から24,000円手前の最近のレンジ内でのもみ合いが続いている。5日移動平均線は上向きで推移している。

貴金属

金先限帳入値5522円(前日比-20円)銀先限帳入値62.3円(前日比-0.0円)白金先限帳入値3423円(前日比+2円) パラジウム先限帳入値7795円(前日比+79円)東京金、銀は総じて下落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上値の重さを受けて軟調となった。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢となった。中国で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、死者が1000人を超えた。しかし、感染症研究の第一人者で中国政府の専門家チームを率いる鐘南山氏は中国国内における新型コロナウイルスの流行が2月にピークを迎え、4月ごろに終息する可能性があると予想した。株高に振れ、金の圧迫要因になった。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて反落。プラチナは金軟調を受けて総じて売り優勢で始まった。その後は、先限が小幅高となる場面も見られたが、ドル建て現物相場の上値の重さが圧迫要因になった。パラジウムはニューヨーク高を受けて堅調となった。こちらも中国で新型肺炎の感染拡大が相場に影響しているが、専門家が終息予想を出したことで株高に振れた。プラチナ・パラジウムは押し目を買われた。ただ中国の企業活動は本格的に再開されておらず、景気の先行き懸念が残る。終息の兆しが確認されるまでは上値は限られそうだ。午後に入って東京金は反落、銀はまちまち。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上値の重さを受けて軟調となった。午後に入ると、底堅く推移する場面もみられたが、ドル建て現物相場の戻りが売られると、軟調となった。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、小口の買いが入って一部限月が上昇した。先限は5522円まで下落した。

石油

原油先限帳入値37090円(前日比+50円) ガソリン先限帳入値50940円(前日比+100円)灯油先限帳入値52760円(前日比+130円)東京石油市場は下げを消し、ほぼ全ての限月はプラス圏に浮上した。中国で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されている一方で、感染者数の伸びが鈍化する兆候があることから、2月をピークとした収束が期待されている。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は増加したものの、時間外取引でニューヨーク原油は堅調に推移。ロイター通信の報道によると、サウジの関係筋は中国の新型肺炎が石油需要を押し下げているなかで、早急な減産合意を望んでいると述べた。対応の遅れによる相場の混乱で損失が発生するリスクがあることに気づくべきだという。午後も東京原油は堅調。API発表の米原油在庫は前週比で600万バレルの増加になるも、原油相場に対する下押し圧力は限定された。それよりも、新型コロナウイルスのリスクに対する警戒感の後退からリスクオン化が進んでいることが材料視されており、50ドルの節目を回復している。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値179.0円(前日比+1.9円)ゴムTSR先限帳入値152.9円(前日比-0.1円)ゴムRSSは、当限を除いて上昇。日本市場が休場となった前日の上海ゴムが上昇したことを受けて、買いが先行して寄り付いた。その後も、高値圏でのもみ合いとなっている。ゴムTSRは、先限を除いて上昇している。ゴムRSS先限は、昨日の上海高を背景に買いが先行している。一時181.0円まで上昇したが、同水準では戻り売りを浴び、180円前後でのもみ合いとなっている。6日の上昇場面でも、同水準で切り返されており、180円付近の攻防が注目される。 午後も当限を除いて堅調。新型コロナウイルスに対する警戒感の後退でリスクオン化が進めば、ゴム相場も堅調地合になり易い。一方、中国自動車産業の混乱が続くことへの警戒感が維持されると、戻りを売られ易い。ただ、いずれにしても出来高は低迷しており、積極的に売買を仕掛けるようなムードは弱い。ただ、今日の上海ゴムは、やや伸び悩みをみせており、再び180円前後で切り返されるようなら、175円を目指した動きになりそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23230円(前日比-370円)とうもろこしはまちまち。先限11月限は小幅高ながら、期先の21年1月限は軟調と限月間で方向性を欠く展開。期先21年1月限は11日のシカゴ高を受けて売り優勢で運ばれた後もマイナスサイドで高下。シカゴコーンは11日に続落し380セントを割り込んで終えていることが重石だが、最近のレンジ内は維持している。米農務省(USDA)需給報告でも大幅な変化は見られず、無難に消化した形となっている。動意に乏しい足取りが続きそう。午後もほぼ横這いの展開になっている。米農務省(USDA)需給報告は特にサプライズがなく、手掛かりに乏しい時間帯が続く。リスクオフ型の急落対応は求められなくなっているが、中国の需要減退懸念が維持されると、上値を圧迫され易い。一方、大口の輸出成約が報告されると、買いが膨らみ易くなる。


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