夕刊:2020/02/13

東商金は本日終値ベースで高値を付ける。日経平均株価はまちまち。オイルは総じて高く、限月によっては4桁高も。

為替

外為市場中盤、ドル円は109.80円付近まで軟化した後にやや戻している。中国湖北省で新型コロナウイルスの感染者数が1万4840人増と急増したことで一時的にリスク回避の円買いが勢いを得たが、円高は一服している。急増は感染基準の見直しが背景で、大幅増が続かないことが期待されている。ユーロ円は119円半ば、ポンド円は142円半ば、豪ドル円は74円ちょうど付近、NZドル円は71円ちょうど付近で下げ一服。午後に入っても外為市場は、ドル円は109円80銭近辺とやや頭の重い展開になった。東京朝方に、湖北省での感染者の大幅な拡大でドル安円高の動きが一気に強まり、110円05銭近辺から109円80銭を付けたものの、判断基準の変更による影響が大きいとして下げ渋る展開に。もっともその後の戻しで110円台を回復出来ず、正午過ぎに入ってはやや売りが広がった。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は33.48円安の23827.73円で終了。前場の東京市場は売り買い交錯の展開となり、日経平均は前日終値を挟み狭いゾーンでもみ合う展開となった。新型肺炎に対する懸念はやや後退しているものの、企業決算に対する警戒感もあり依然として上値は重い展開。全体相場に影響を与えやすいアジア株市場は高安まちまちで消化難。あすにオプションSQ算出を控え、先物を絡め方向感のつかみにくい地合いとなっている。午後はもみ合いとなった。新型コロナウイルスの感染数の拡大報道が嫌気されて上値を抑えられやすい展開となった。引き続き5日移動平均線は上向きで推移している。また、25日移動平均はサポートとして機能するとみられる。このため、目先は23,600円台から24,000円手前の最近のレンジ内で一進一退の動きとなりそうだ。

貴金属

金先限帳入値5554円(前日比+32円)銀先限帳入値62.3円(前日比-0.0円)白金先限帳入値3418円(前日比-5円) パラジウム先限帳入値7974円(前日比+179円)金は反発、銀は下落。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調を受けて上値を伸ばした。銀はニューヨーク安を受けて売り優勢となった。中国の専門家が新型コロナウイルスの終息予想を出すなか、感染者の増加ペースが鈍化したことから株高に振れ、金の圧迫要因になった。中国本土で11日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は2015人と、1月30日以来の低水準となった。白金系貴金属は、プラチナが総じて続落。プラチナはニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、金堅調を受けて下げ一服となった。パラジウムはニューヨーク高を受けて急伸した。午後も東京金は反発を維持。銀はまちまち。金は午前中、ニューヨーク小幅高、ドル建て現物相場が1570ドル水準に上昇から買い先行となり、全限月が20円超の上昇で推移。午後に入ると、現物相場の一段高から上げ幅を拡大し、2番限以降は30円超の上げ幅を維持しての引けが目立った。

石油

原油先限帳入値37630円(前日比+540円) ガソリン先限帳入値51650円(前日比+710円)灯油先限帳入値53880円(前日比+1120円)東京石油市場は上昇。中国で新型肺炎の感染者数の伸びが鈍化する兆候があることから海外原油が戻りを試し、一部の限月の上げ幅は一時4ケタ超となった。その後、中国湖北省で新型肺炎の感染者が新たに1万4840人見つかったと発表され、一日の増加幅としてはこれまでで最悪の数字となったことが嫌気されて上げが失速する場面はあった。ただ、感染基準の見直しによる増加で、大幅増が続かない見通しであることから買い戻しは継続している。午前中の時間外取引でニューヨーク原油3月限は前日比0.36ドル高の51.53ドルで推移。本日これまでのレンジは50.91~51.96ドル。午後もリスクオン状態が維持される形となり、原油相場も堅調地合が維持される。一方、実体経済に対する懸念が蒸し返されると、調整リスクが高まる。また、国際エネルギー機関(IEA)が従来よりも供給過剰リスクの脅威が高まっていることを指摘すると、下振れリスクが高まる。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値182.0円(前日比+3.0円)ゴムTSR先限帳入値155.0円(前日比+2.1円)ゴムRSSは、当限を除いて上昇。寄り付きでは、新型コロナウイルスの感染拡大のペースが鈍化している兆候がみられたことから、買いが先行した。その後、診断基準の変更により、中国湖北省の同ウイルス感染者が急増したことから、上げ幅を縮小させる場面もあったが、しっかりとなっている。シンガポール市場は、ゴムRSSは出来ず、ゴムTSRは、期近を中心に約定し、総じて小幅高となっている。午後に入っては日中取引の上海ゴムが軟化したことから、上げ幅を縮小する限月が目立った。ただ、当限はこれまでの出遅れ感から暴騰、これを受けて2月限も地合いを引き締めた。ゴムTSRは、総じて堅調に推移した。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23360円(前日比+130円)とうもろこしは軒並み上昇。前日もシカゴ高、朝方、円相場が1ドル=110円台前半まで円安進行を背景に買いが優勢となった。序盤は上げ幅が限月によって異なり期近5月限、先限の上昇が目立った。昨日の下落で弱気相場が再確認され、先限は2万3500円の節目を上抜くことができず戻り売り圧力が根強い。小口の玉整理にとどまりそうだ。


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