夕刊:2020/02/17

東商金は夜間取引の高値を更新。日経平均は反落。米国市場が今晩休場の為、動意づくには材料待ちか。

為替

午前中はドル円は109円後半で小動き。日本の昨年10-12月期の国内総生産(GDP)は年率換算で-6.3%と大きく落ち込んだが、値幅は109.72~88円付近と非常に狭い。いくら経済指標が弱くとも日銀の金融緩和策は限られており、連想は働かない。ユーロ円は119円ちょうど付近、ポンド円は143円前半、豪ドル円は73円後半で取引されており、先週末と比較してやや円安水準にある。中国人民銀行(中央銀行)は事実上の政策金利である最優遇貸出金利(LPR)を今週20日に一段と引き下げる見通しで、新型肺炎で急速に悪化する中国経済を下支えする見通し。午後に入ってもドル円は小動き。日本の10-12月期の国内総生産(GDP)1次速報値が予想以上に落ち込み、日経平均が下落する一方、中国の景気対策への期待感が強く、中国株が上昇するなか、ドル円は109円台後半でもみ合っている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は164.35円安の23523.24円。前場の東京市場は新型肺炎の感染拡大が中国で続くほか、国内でも警戒感が強まっており、全体相場は前週末に続き下値を試す展開となった。寄り前発表の19年10~12月期の実質GDP速報値が市場コンセンサスを下回ったことが下げを助長し、日経平均は一時350円あまりの大幅安に売られたが、その後は値ごろ感からの押し目買いや買い戻しが利いて下げ渋った。中国や香港などアジア株がしっかりした動きをみせたことが投資家の過度な不安心理を後退させた。

貴金属

金先限帳入値5581円(前日比+28円)銀先限帳入値63.1円(前日比+0.9円)白金先限帳入値3426円(前日比+1円) パラジウム先限帳入値8043円(前日比-34円)東京金、銀は上昇。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、上げ一服となったが、ドル建て現物相場の押し目を買われる場面も見られ、堅調となった。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。14日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比1.756トン増の923.986トンとなった。投資資金の流入が続くと、金の支援要因になるとみられる。ただ中国の景気減速懸念などで実需筋が高値での買いを見送ると、先物市場で利食い売りが出て調整局面を迎える可能性が出てくる。白金系貴金属は、反落。プラチナはニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の底堅い値動きを受けて下げ一服となった。パラジウムもニューヨーク安を受けて売り優勢となった。午後に入っても東京金は、高値もみ合い。午前中は、ニューヨーク高を受けて買い優勢で始 まったのち、上げ一服となったが、ドル建て現物相場の押し目を買われる場面も見ら れ、堅調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の小動きを受け、もみ合いとなった。一方プラチナは底堅い値動き。午前中は、ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の底堅い値動きを受けて下げ一服となった。午後に入ると、戻りが一服したが、押し目は買われた。

石油

原油先限帳入値38240円(前日比+290円) ガソリン先限帳入値52390円(前日比+180円)灯油先限帳入値55250円(前日比-+380円)東京石油市場はしっかり。新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした石油需要の減少をいったん織り込み、海外原油が戻りを試していることが手がかり。20日、中国人民銀行(PBOC)が事実上の政策金利である最優遇貸出金利(LPR)を一段と引き下げ、落ち込んでいる景気を下支えすると期待されていることも支援要因。午前中の時間外取引は、ニューヨーク原油3月限は前日比0.06ドル安の51.99ドルで推移。本日これまでのレンジは51.81~52.41ドル。午後の時間外取引は52ドル水準でやや上値の重い展開になっている。週末もロシアは追加減産への対応を明確化せず、手掛かりに乏しい。米市場はプレシデンツ・デーの休場とあって、基本的には積極的な売買は見送られ易いが、株価動向などを眺めながらの展開になる。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値184.5円(前日比+1.6円)ゴムTSR先限帳入値159.1円(前日比-0.4円)ゴムRSSは、期近主導で上昇。序盤は、手掛かり材料難のなか、最近の強地合いを継続し、買いがやや優勢となった。また、日中取引の上海ゴムが買い優勢で寄り付いたことも支援材料となった。ただ、中盤に入ると、上海ゴムの伸び悩みなどか ら、上げ幅を縮小させる展開となっている。午後はゴムRSSは、総じて続伸。新型コロナウイルス感染に対する懸念は強い が、序盤から買い優勢となった。買い一巡後も上海ゴムの中心限月が期近5月限が3ケタ高で推移や、2月当限が5円超の上昇で推移に支援された。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23520円(前日比+0円)東京とうもろこしは、まちまち。出来高が38枚しかなく、玉の出方次第の展開。21年3月限は2万3460円で新甫発会。今晩の米市場はプレシデンツ・デーで休場。シカゴ穀物の取引は行われない。連休明け後も特別に大きな値動きを想定することが難しいが、リスクマーケット全体の地合には注意が必要。


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