夕刊:2020/02/18

東商金は最高値更新。出来高少なくもジワリと上がる。日経平均は大幅安。東商原油はまちまち。

為替

外為市場中盤、ドル円は109円後半で円買いがやや優勢だが、値幅は限定的。新型コロナウイルスの拡散が景気を圧迫する可能性が高いとしても、円相場に警戒感はあまり現れていない。ユーロ円は118円後半、ポンド円は142円後半で軟調。年初からユーロ安が続いていることからユーロ円は引き続き下値探り。豪ドル円は73円前半まで下落。豪中銀の議事録から追加利下げが意識されたが、すでに金利は十分に低いとの認識も示された。豪ドル安に連動してNZドル円は70円前半まで下落。午後は、ドル円は株安などを受けてのリスク警戒感の動きに、一時109円66銭まで値を落とす動きが見られた。米10年債利回りが1.55%を割り込むなど、米長期金利の低下傾向もドル売りに。ドル円は安値から少し値を戻し109円70銭台での推移。朝の119円台から昼前に118円73線を付けるなど、円買いが優勢となっていたユーロ円が118円90銭前後まで値を戻すなど、引けにかけては調整ムードに。午前中の豪中銀金融政策会合議事録で追加緩和の検討について触れたこともあり豪ドルは朝から頭の重い展開も、値幅は落ち着いている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は329.44円安の23193.80円。前場の東京市場はリスク回避の売り圧力が強まり、日経平均株価は大幅続落で300円近い下げとなった。前日は米国株市場が休場ながら、欧州株市場は総じて堅調な値動きだった。しかし東京市場では新型肺炎の影響が企業業績に与える影響を懸念し買いが入りにくい状況にある。米アップルが中国での新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、1-3月期に売上高目標を達成できないとの見通しを示したことなどからアジア株はおおむね売り優勢で推移している。上海株は小高い。上海総合指数は小高い。船舶部品メーカーの中国船舶重工、ウエハ メーカーの三安光電が買われる一方で、保険大手の中国平安保険、酒造会社の貴州茅臺酒、調味料メーカーの佛山市海天調味食品が売られている。午後に入っても安寄り後に下げ幅を拡大し、長い陰線で引けた。4日続落となるなど下げが続いており、一目均衡表の雲を下に抜けた。5日移動平均線や25日移動平均線がいずれも下向きで推移している。

貴金属

金先限帳入値5592円(前日比+11円)銀先限帳入値62.7円(前日比-0.4円)白金先限帳入値3428円(前日比+2円) パラジウム先限帳入値8300円(前日比+257円)金、銀は続伸。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、株安などを受けて堅調となった。銀は円高などを受けて小幅安となった。金はアップルの見通しによる株安が支援。中国の李克強首相は、国内での新型コロナウイルスの感染拡大抑制が改善傾向を示していると述べた。本土で感染が確認された7万人強のうち、1万0844人が治療を受け、退院したという。白金系貴金属は、プラチナが小幅高。プラチナは金堅調を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調と円高を受け、もみ合いとなっ た。パラジウムはドル建て現物相場の上昇を受けて急伸した。午後に入っても東京金は、高値もみ合い。午前中は、ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まったのち、株安などを受けて堅調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の小動きを受け、もみ合いとなった。白金は、高値もみ合い。午前中は、金堅調を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の堅調と円高を受け、もみ合いとなった。午後に入ると、金の小動きなどを受け、もみ合いとなった。

石油

原油先限帳入値37990円(前日比-250円) ガソリン先限帳入値52200円(前日比-190円)灯油先限帳入値55160円(前日比-90円)東京石油市場は売り買いが交錯しているが、東京原油は売りが優勢。新型コロナウイルスによる中国の石油需要の減少をいったん織り込みつつ、週明けのブレント原油は続伸したものの、時間外取引でニューヨーク原油は重く、国内市場をやや圧迫している。17日のニューヨーク市場はプレジデンツデーで休場だった。午前中の時間外取引でニューヨーク原油3月限は前日比0.20ドル安の51.85ドルで推移。本日これまでのレンジは51.71~52.41ドル。午後の時間外取引は51ドル台後半で小幅安になっている。アップルの売上高見通しが未達になる可能性が報告される中、投資家マインドがやや悪化している。このまま株式市場で調整売りが膨らむと、51ドル台中盤まで一段安になる可能性がある。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値186.8円(前日比+2.3円)ゴムTSR先限帳入値155.1円(前日比-4.0円)ゴムRSSは、続伸。寄り付き直後は、薄商いの中、まとまった買いが持ち込まれ、地合いを引き締めた。その後は、特に目立った材料も見当たらないが、高値圏でのもみ合いとなっている。TSR20は、まちまちとなっている。今日も上昇となれば、6連騰となる。買い過熱感も広がりはじめているうえ、ファンダメンタルズから考えると、今後、需要減が予想される。目先、どこまで戻りを試せるか注目される。午後のゴムRSSは上海ゴム相場が今週に入って、上昇ペースを加速させていることもあり、買い安心感が強い。軒並み続伸。最近の強地合いを継続し、買いが先行する展開となった。また、日中取引の上海ゴムがしっかりとした展開になったことも支援材料とされた。チャート上では戻り高値を突破しており、リスク投資環境の地合が安定していれば、一段高が打診され易い。中国政府の景気刺激策への期待などが織り込まれると、上昇幅が大きくなり易い。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23580円(前日比+60円)コーンは、総じて上昇。夜間取引から期先2本を含む3本が買い優勢。日中取引 もその流れを引き継ぎ、概ね堅調。期近5月限が340円安だが、特に売り圧迫要因にはならず。東京コーンは2番限以降が堅調。先限は2万3640円まで上伸。高値を離れ、2万3600円台は維持できず。3連休明けのシカゴコーン夜間取引は上昇。大豆は小幅安で推移しているが、小麦の大幅高につれ高。午後はコーンはまちまち。大豆がやや軟調な一方、小麦が上昇している。持高調整中心の展開が続き易いが、株価動向に注意が必要。投資家のリスク選好性が後退すると、調整売りが膨らみ易くなる。


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