夕刊:2020/02/19

金、白金、パラジウムは大暴騰。日経平均株価も力強く反発。オイルもしっかり。

為替

外為市場のドル円は110.11円付近まで強含み、先週の高値に迫っている。新型コロナウイルスの蔓延によるアップルの業績未達見通しなど、世界経済の減速懸念が強まっているものの、円買い・ドル売りは限定的。景気支援に有効だと思われる金融緩和策をほぼ出し尽くしている欧州中央銀行(ECB)に対して、米連邦準備理事会(FRB)はまだ選択肢を残しており、年初からドル高・ユーロ安が鮮明。対ユーロのドル高はドル円を下支えしている。昨日の米ニュー ヨーク連銀製造業景気指数に回復する兆候がみられることもドルを支援し、世界経済の減速懸念を和らげている。午前中はポジション調整の買い戻しが目立ち、1.08台を回復する動きとなった ユーロドルが、その後再び値を落とす展開となり、1.07台での推移となるなど、 ユーロ安ドル高の流れが継続したことも、ドル全面高からのドル円の支えに。午後に入ると外為市場は、ドル円は午前の高値110円11銭からは調整が入ったものの110円台を維持するしっかりとした展開に。日経平均が200円を超える上昇となるなど、株高の動きが強まったことが支えに。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は206.90円高の23400.70円。前場の日経平均株価は前営業日比165円80銭高の2万3359円60銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は5億5540万株、売買代金概算は9647億1000万円。値上がり銘柄数は1507、対して値下がり銘柄数は537、変わらずは116銘柄だった。きょう前場の東京市場は買い戻し優勢の流れとなり、前日までの下げの反動で広範囲に上昇する銘柄が目立つ展開となった。前日の米国株市場でNYダウは下げたものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が小幅ながらプラス圏を維持したことや、外国為替市場で1ドル=110円台まで円安方向に振れたことなどを背景に、電機・精密セクターが買いを集め全体相場を押し上げた。終わりもしっかり。

貴金属

金先限帳入値5670円(前日比+78円)銀先限帳入値64.7円(前日比-2.0円)白金先限帳入値3572円(前日比+144円) パラジウム先限帳入値8900円(前日比+600円)金、銀は大幅続伸。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まり、その後もドル建て現物価格の上昇を受けた買いを受けて上げ幅を拡大している。 その後は、株安などを受けて堅調となった。銀は円高などを受けて小幅安となった。ドル建て現物相場は、高値圏で堅調。きのうの海外市場では、株安を映した買いが見られ1600ドル台に到達。白金系貴金属は、プラチナ、パラジウムとも大幅高。プラチナはニューヨーク大幅高、アジア時間にドル建て現物相場が1000ドル台に上昇、他の貴金属が大幅高で推移、円の弱含み、日経平均株価の反発など強材料が揃い、午前中の取引で一段高。全限月が3ケタ高を維持して推移。パラジウムはニューヨーク大幅高に続き、ドル建て現物相場が早朝から一段高となり、値を飛ばす展開。複数の限月が500円超の上昇。午後に入っても金は大幅続伸、銀は上昇。金はニューヨーク高、ドル建て現物相場が1600ドル台維持を背景に日中取引の前半で65円程度の上げ幅を維持。午前中にジリ高となり、70円超の上昇。午後は70円超の上昇幅からさらに上げ幅を拡大し、全限月が一代高値を更新し高値引け。銀はニューヨーク大幅高から2番限以降が買い先行。上げ幅は異なったが、64~64.7円で引けた。

石油

原油先限帳入値38690円(前日比+700円) ガソリン先限帳入値53150円(前日比+950円)灯油先限帳入値55750円(前日比+590円)東京石油市場は堅調。新型コロナウイルスが中国経済を圧迫し、景気減速が世界に波及することが警戒されているものの、昨日の海外原油は安値から切り返して引けており、国内市場は買いが優勢。時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比0.11ドル高の52.40ドルで推移。本日これまでのレンジは52.16~52.46ドル。 午後の石油市場もしっかり。為替が1ドル=109円台後半でのもみ合いから直近は再び110円台に乗せる円安となるなか、前日の海外原油も、ニューヨーク原油、ブレント原油ともに小動きとなったことが、この日のアジアの時間帯の夜間取引が午後から騰勢を強めていることに支援された。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値186.4円(前日比-0.4円)ゴムTSR先限帳入値153.9円(前日比-1.2円)ゴムRSSは、当限除いて小反落。手掛かり材料難の中、6連騰に対する反動安となっている。ただ、下げ幅は限られている。午前中の東京ゴム先限は、売り物がちの展開となっている。ただ、突っ込んで売られる展開ではなく、弱もち合いとなっている。上海ゴム相場は底固く推移しているが、前日高値を上抜くまでのエネルギーはなく、決定打を欠いている。上海五ゴム相場が一段高を打診すると、東京ゴム相場に対しても買い安心感が強まる。午後はゴムRSSは、総じて小反落。最近の上昇の反動から、売りがやや優勢となった。出来高は少なく、商いは盛り上がりを欠いた。ゴムTSRも総じて売り物がちとなった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24150円(前日比+570円)とうもろこしは、午前中は期先3本が上昇。先限は420円高の2万4000円まで値を飛ばし、高もちあい。序盤から先限主導で買い優勢。期先11、1月限は動意を欠いているが、3月先限は先限つなぎ足で1月28日以来の高値となる2万4000円をつけた。午後に入っても小麦相場の急伸がトウモロコシ相場も押し上げたため、小麦相場の動向には注意が必要。一方、リスク投資環境の安定化が意識されると、買いが膨らみ易くなる。中国向け輸出環境の不透明感が意識されると、調整売りが膨らみ易くなる。


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