夕刊:2020/02/20

東商金は大暴騰。出来高も60000枚超える。日経平均もしっかり。オイルも一部限月は4桁高。

為替

外為市場中盤、ドル円は111円前半で推移。海外市場で円相場が急落した反動は限られている。昨年10-12月期に続き、1-3月期も国内総生産(GDP)が縮小し、日本は景気後退に入るとの観測が円売りを後押し。賃金が上がらず、物価上昇率や資産価格がかなり抑制されている日本は長期間に渡って相対的に弱体化を続けている。消費増税前に駆け込み需要がほとんどなかったにも関わらず、10-12月期に消費が落ち込んだことが円安のきっかけとなっている。中国人民銀行(PBOC)は最優遇貸出金利(LPR)を市場予想並みに引き下げており、特に材料視されていない。午後の外為市場は、ドル円は111円40銭前後での推移。昨日の海外市場で大きく上昇したドル円は、NY市場夕方につけた111円59銭の高値からの調整が午前中に強まり、一時111円11銭を付ける動きが見られた。しかし、そこから切り返しが見られ、111円49銭まで上昇。クルーズ船の乗船客で新型コロナウイルスの感染が見られ入院していた日本人2名が死亡したことが円売りにつながった面も。ドル全面高基調は継続で、午前中に1.0815まで戻したユーロドルは、午後に 入って1.0792まで値を落とす展開に。ポンドドルなども軟調。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は78.45円高の23479.15円。前場の東京市場は、前日の欧米株高で海外投資家のリスク許容度が高まったところに、外国為替市場で急速にドル高・円安が進んだことから、これを手掛かり材料に主力株をはじめ広範囲に投資資金が流入した。日経平均株価は一時400円超に買われる場面もあった。ただ前場後半は伸び悩んだ。中国人民銀行が利下げを発表したが事前予想通りでサプライズはなく、中国・上海株や香港株が軟化したことで目先戻り売りが出て上値を重くしている。高寄り後に上げ幅を400円超まで拡大したが、その後は大きく値を削って、上ヒゲの陰線で引けた。5日移動平均線や25日移動平均線を寄り付きで回復したものの、結局、両方を割り込んだ。

貴金属

金先限帳入値5758円(前日比+88円)銀先限帳入値65.7円(前日比+1.0円)白金先限帳入値3573円(前日比+1円) パラジウム先限帳入値9216円(前日比+316円)金、銀は大幅続伸。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀もニューヨーク高と円安を受けて堅調となった。 中国の新型コロナウイルスの感染者は18日に1749人増えた。前日の1886人から減少し、1月29日以来の低水準となった。感染者累計は7万4185人、死者は計2004人に達した。新たな感染者が減少したことで株高となったが、国際通貨基金(IMF)は、他国に感染が広がれば、「非常に脆弱」と見込まれてた2020年の世界経済回復が頓挫する可能性があるとの見解を示した。白金系貴金属は、続伸。プラチナは円安を受けて買い優勢で始まっ た。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。パラジウムは買い戻しなどが入って大幅続伸となったが、買い一巡後は上げ一服となった。午後も金、銀は総じて大幅続伸。金はニューヨーク高、ドル建て現物相場が1610ドル水準に上昇、円相場が1ドル=111円台に下落から前半は70円超の上昇。午前中に再度、上げ幅を拡大し、80円超の上昇が目立つ展開に。午後の取引はも大幅高を維持し、90円近い上昇での引けが目立った。全限月が一代高値を更新。

石油

原油先限帳入値3974円(前日比+1050円) ガソリン先限帳入値54090円(前日比+940円)灯油先限帳入値56720円(前日比+970円)東京石油市場は大幅高。一部の限月の上げ幅は4ケタ超となっている。中国で新型コロナウイルスの感染者数の伸びが鈍化する兆候があるほか、米国がロシア国営石油ロスネフチに制裁を開始することが海外原油の戻りを後押しした。円相場が一時1ドル=111円半ばまで急落したことも国内市場を押し上げている。時間外取引でニューヨーク原油は上昇しており、米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が増加したことはあまり材料視されていない。 日中取引開始後、東京原油先限は3万9790円まで上昇。大幅高となっている反動がみられるものの、夜間取引の高値である3万9800円に迫っている。午後の原油相場もしっかり。時間外取引は54ドル水準で底固く推移している。API発表の米原油在庫は前週比416万バレル増となっている。予想以上の在庫増加圧力だが、マーケットの反応は限定されている。それ以上にリスク投資全体の地合が注目されており、リスクオン環境が続くと55ドルの節目に接近することになる。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値186.6円(前日比+0.2円)ゴムTSR先限帳入値152.8円(前日比-1.1円)ゴムRSSは、総じて小幅安。寄り付きでは、円安を好感して、買いが先行した。先限は189.0円まで水準を引き上げた。だが、同水準で上値が重くなると、徐々に売りが優勢となり、当限を除いて、マイナスサイドに振れている。為替は円安の背景だが、ドル高による円安ではなく、日本の2019年10-12月期GDPの急減速や政府の新型コロナウイルスに対する対応の拙さなどを嫌気した、「日本売り」の可能性がある。日経平均株価も、上げ幅を削る展開となっている。このため、ゴム相場も上値を追って買うのはためらわれ、徐々に売り圧力が強まっているようだ。午後もゴムRSSは、総じて小幅高。序盤は1ドル=111円台前半まで円安進行から買い優勢。買い一巡後は複数の限月が小安くなった。上海ゴムの中心限月が小安くなったことが圧迫要因。金、石油製品、原油が大幅高で推移などが支援材料となり、終盤は概ね買い優勢となり、小じっかり。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24240円(前日比+90円)コーンは、期中先4本が続伸。先限と期先1月限が3ケタ高を維持。期近7月限は一時500円安まで急落。1ドル=111円台の円安と、強気のテクニカル要因が支援材料。コーン先限は2万4300円台で高もちあい。円安の進行が支援材料。ただ取組高の多い期先1月限は2万4000円台で定着していない。午後は小動きに。米農務省(USDA)のアウトルック・フォーラムが始まる。穀物需給見通しの発表は21日に予定されているため、相場に直接的な影響が生じるような報告が行われる可能性は低いが、イベントリスクとして注意は必要。


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