夕刊:2020/02/21

東商金は本日も最高値更新。日経平均株価は反落。オイルも反落。

為替

午前中東京外為市場は、ドル円は112円ちょうど前後で推移。今週に入ってからの急激な円安の流れのなかにあり、海外市場では112円前半まで上値を伸ばしたが、東京時間帯の円売りは落ち着いている。新型コロナウイルスが日本でも感染を拡大させていることや、蔓延による経済的な被害が日本にも及び景気後退入りする見通しであることが円売りを呼び込んでいる。ただ、本邦投資家による外債投資の指摘もあり、市場参加者のなかで円安のテーマ性はまだ認識が固まっていない。午後も新型コロナウイルスの感染拡大の影響が続いている。中国での感染者数の増加ペースは鈍化傾向が見られたものの、再び集計方法を変更するなど、公表された数値への懐疑的な見方も広がっている。日本でも感染者数は増加、韓国では感染者数が急増するなど、リスク警戒感が高まっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は92.41円安の23386.74円。前場の日経平均株価は軟調。前日の米株式市場はIT関連株を中心に下落し、NYダウが反落した。これを受けた、日経平均株価は下落してスタートした。ただ、下値には買いが入り午前9時40分には一時、前日比100円を超す上昇となる場面があった。しかし、新型肺炎への警戒も強く上値では売りが膨らみ午前10時過ぎには再びマイナス圏に下落した。終盤に一段安となって、上ヒゲの陰線引けとなった。午後はおおむね一目均衡表の雲の中でのもみ合いとなったが、大引け間際に雲を下に抜けた。

貴金属

金先限帳入値5858円(前日比+100円)銀先限帳入値66.5円(前日比+0.8円)白金先限帳入値3529円(前日比-44円) パラジウム先限帳入値9201円(前日比-15円)金、銀は大幅続伸。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場のもみ合いを受けて小動きとなった。銀もニューヨーク高と円安を受けて堅調となった。中国で新型コロナウイルスの新たな感染者は減少したが、横浜港に停泊中のクルーズ船で死者が出たことや韓国での感染拡大を受けて先行き懸念が強い。世界保健機関(WHO)は、中国本土で新型コロナウイルスの新たな感染の伸び鈍化は心強いとしつつも、この状況が今後も継続するとの判断は時期尚早との認識を示した。中国の湖北省 は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、企業に対し休業措置を3月11日まで延長するよう要請した。中国では一部工場の操業が再開されたが、本格化には時間がかかるとみられており、景気減速懸念が強い。一方、白金系貴金属は、総じて反落。プラチナはニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。パラジウムはドル建て現物相場の上げ一服を受けて期先3本が反落した。午後の金、銀も大幅続伸の流れを継続。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場のもみ合いを受け、小動きとなった。午後に入ると、ドル建て現物相場の堅調を受けて上値を伸ばした。銀もニューヨーク高と円安を受けて堅調となった。

石油

原油先限帳入値39320円(前日比-420円) ガソリン先限帳入値54050円(前日比-40円)灯油先限帳入値55890円(前日比-830円)東京石油市場は軟調。中国の石油需要減少を織り込みつつ海外原油は戻してきたものの、昨日は上値が重く戻りが一巡した印象があることから、国内市場では売りが優勢となっている。新型コロナウイルスの感染拡大による主要国の企業景況感悪化が危惧されることも圧迫要因。今晩はユーロ圏やドイツなどの2月の購買部担当景気指数速報値が発表される。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。円相場は1ドル=112円前半で推移し、今週から突如始まった円安の流れは継続。午後の石油市場は総じて反落。為替が一時1ドル=112円台に乗せる円安に振れたものの、前日の海外原油はニューヨーク原油中心に堅調に引けたものの、この日のアジアの時間帯の夜間取引で軟化していることや、この日の中東原油の現物が下落していることに圧迫された。日中取引は国内夜間取引の中盤に付けた戻り高値から反落する展開となった。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値189.5円(前日比+2.9円)ゴムTSR先限帳入値152.0円(前日比-0.8円)ゴムRSSは、当限除いて上昇。寄り付きでは、様子見気分が強く、前日の夜間取引の引けと同値圏で推移した。その後、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めていることから、東京ゴムも買いが優勢となっている。ゴムTSRは、軒並み安となっている。午前中の取引で、1月24日以来となる190円にタッチする場面があった。同水準では、すぐに売り叩かれてしまったが、積極的に売り込む動きも限られ、その後は188~189円台でのもみ合いとなっている。190円台にしっかりと乗せれば、1月22日の多感え194.7円を目指した展開となりそうだ。午後のゴムRSSは、軒並み高。手掛かり材料難の中、前日の夜間取引の引けと同値圏で寄り付いた。その後は、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことを好感 し、先限は一時190.4円まで上昇した。TSR20は、小幅安。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24010円(前日比-230円)コーンは、総じて反落。シカゴ安から概ね修正安局面入り。1ドル=112円台前半の円安が下支え要因。先限は2万4000円まで下落後、下値を切り上げたが、2万4180円で戻り一杯となり、再度、2万4100円割れ。東京コーン先限は発会値2万3460円と比べ大幅高状態を維持。ただ取組高の多い期先1月限は前週末比で小幅安。1月限が2万4000円台で堅調な値動きが続かないと、相場全体の強気ムードが戻らない。午後のコーンは軒並み下落。円安進行が支援材料だが、シカゴ安から売り優勢となり、前日まで上昇に対する修正安。先限は2万4000円まで下落。今日の安値圏で引けた。東京コーンは期先中心に前日までの上昇に対する修正安。3月先限がかろうじて2万4000円を維持し、押し目買いは感じられた。


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