夕刊:2020/02/26

東商金、朝方は安く寄り付くも大引けは値を戻して終了。日経平均もダウのような大幅安は回避。オイルは4桁安。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は110円半ばで下げが一服しているが、目立った戻りはみられない。中国発の新型コロナウイルスが世界中に拡散に、世界経済のエンジンである米国を侵食する兆候があることでリスク回避の円高圧力が強まっている。新型肺炎のパンデミックによる世界経済のリセッション入りが警戒されつつある。先週の急激な円安は完全に巻き戻されている。ユーロ円は120円付近、ポンド円は143円半ば、豪ドル円は73円付近で下げ一服。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は179.22円安の22426.19円。前場の日経平均株価は安くスタート。東証1部の売買高概算は8億4039万株、売買代金概算は1兆4447億9000万円。値上がり銘柄数は307、対して値下がり銘柄数は1801、変わらずは51銘柄だった。 東京市場は前日に続きリスク回避の売り圧力が強く、日経平均は一時480円近い下げ幅をみせる場面があった。前日の米国株市場では新型肺炎の感染拡大を警戒しNYダウなど主要株指数は大幅続落となっており、東京市場でも主力株をはじめ広範囲にわたり売りに晒される格好となった。アジア株も中国株を除き総じて安く、買い手控え感を助長している。日経平均は前引けにかけ買い戻しが入り下げ渋ったが、中小型株の下げがきつく、全体の8割を超える銘柄が下落している。米国株が連日の大幅安となったことなどが嫌気されて、アジア株も売りが広 がった。上海株は小反発。安寄りしたものの、当局による景気支援策などへの期待感が下値を支えてプラス圏に転じた。午後の日経平均株価は売り一巡後は下げ渋りを見せた。25日移動平均線からのかい離率はマイナス4.3%前後までマイナス幅が拡大している。本来であれば、売られ過ぎ感からテクニカル的なリバウンドも期待されるところだが、市場のセンチメントの悪化もあり、一段と下値を探る展開となりそうだ。

貴金属

新甫限月金先限帳入値5827円(前日比-円)銀先限帳入値64.1円(前日比-円)白金先限帳入値3319円(前日比-円) パラジウム先限帳入値9130円(前日比-円)金、銀は続落。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下げ一服を受けて押し目を買われた。銀もニューヨーク安と円高を受けて売り優勢となった。新甫2021年2月限は金標準が5801円、金ミニが5810円、銀が64.2円でそれぞれ発会した。東京プラチナは、大幅続落。ニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。午後も金、銀は総じて続落。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の下げ一服を受けて押し目を買われた。午後に入ると、円高一服やドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて下げ幅を縮小した。銀もニュー ヨーク安と円高を受けて売り優勢となった。

石油

原油先限帳入値36520円(前日比-1200円) ガソリン先限帳入値50650円(前日比-0円)灯油先限帳入値52200円(前日比-0円)午前の東京石油市場は大幅安。新型肺炎の流行が世界中に広がっていることで、中国だけでなく各国で石油需要が減少する見通し。米疾病対策センター(CDC)は米国でも感染が拡大するのは時間の問題であると指摘した。新型肺炎のパンデミックによる世界経済の後退も警戒されている。ただ、時間外取引でニューヨーク原油は50ドル割れから下げ渋っているほか、円高が一服しており、国内市場は下げ幅をやや縮小してい る。円相場は1ドル=110円前半で推移。新型コロナウイルスの発生源となった中国では石油製品需要が急減し、供給過剰と なっている。1-3月期の需要は前年比35%減との見通しがある。中国国内の過剰な石油製品在庫は輸出に回され、前年比の輸出は10%以上増加してるという。午後の原油も大幅続落。為替が1ドル=110円台前半まで円高に振れるなか、前日の海外原油がさらに大きく崩れたことに圧迫された。新型コロナウイルスの感染拡大懸念が今週よりクローズアップされる形で、株式などの金融市場でリスクオフの動きが加速しており、石油市場も内外ともに売り圧力が強まった。主要3油種は、この日も4ケタの大幅安となる限月が続出した。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値182.9円(前日比-2.0円)ゴムTSR先限帳入値152.6円(前日比+1.3円)ゴムRSSは、続落。1ドル=110円台前半の円高、世界的な株安から売り優勢。下げ幅は限定的だが、反発力弱く推移。昨日、発会した新甫2020年8月限は、180.4円で買い支えられ、下値を切り上げたが、183.8円で戻り一杯。ゴムTSRは、小幅まちまちとなっている。各限月、出来高は2枚しかなく、一般投資家は参加していないもよう。午後も総じて続落。円相場が1ドル=110円台前半に上昇や、世界的な株安を背景に序盤から売りが優勢となった。売り一巡後、下値を切り上げたが、プラスサイドに浮上することはできず。昨日、発会したRSS3号8月先限は、180.4円で買い支えられ、180円割れを回避。184.4円で戻りを抑えられた。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23800円(前日比+290円)とうもろこしは、期先3本が反発。序盤は夜間取引で続落となった流れを引き継ぎ、売り優勢。売り一巡後、先限、期中11月限、さらに期先1月限がプラスサイドに浮上。先限は値を削り変わらずとなったが、2万3650円まで再上昇。ただしその後、上げ幅を縮小し、戻り売り圧力は感じる動きだ。円が1ドル=110円台前半で高もちあいだが、反応薄。東京コーン市場独自の値動きとなり、ところ相場の様相だ。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。