夕刊:2020/02/27

新型コロナウイルスの感染拡大を受け日経平均は大幅安。東京金は反発。石油市場は大幅続落。

為替

本日のドルは前日NY市場終盤の水準から30銭くらい安い110円近辺。日経平均が500円近くの下げとなるなどアジア株が軟調で、ドルの上値は重い。市場では「新型コロナウイルス報道に強い関心が寄せられている。米国の利下げ予想も強まっており、上値では売りが出やすい」(外銀)との声が出ていた。4月米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げ確率は52%と、前日の49%からさらに上昇している。また、米10年債利回りが節目の1.30%を割り込んだことで、ドル売りが強まった。米株式先物の軟調地合いで日経平均株価は大幅安となり、やや円買い方向に振れているもよう。ユーロ円は120円00銭付近、ポンド円は142円30銭付近、豪ドル円は72円10銭付近。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は477円96銭安の21,948円23銭。前場の日経平均株価は安くスタート。値上がり銘柄数は77、対して値下がり銘柄数は2,059、変わらずは21銘柄だった。東証出来高は18億1,141万株株、売買代金は3兆1,651億円。 東京市場は前日に続きリスク回避の売り圧力が強く、中国株は堅調も、国内は22,000円を割り込み、14時頃まで右下がりの展開。その後は多少持ち直したものの、22,000円は回復できずに終了。日経平均は一時580円以上下げる場面もあった。26日の米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が5日続落。新型コロナウイルスへの懸念が一段と広がり全面安商状。市場では、これまで楽観的なムードがあった米国市場が、ここから新型ウイルスの影響を本格的に織り込み始めることを懸念する関係者が多い。米食品医薬品局当局者がパンデミックに向かっているとの見方を示したとの報道などから、不安感が広がっている。国内は新型肺炎の感染拡大に対する懸念で投資家マインドが冷え切った状態になっており、足元では追証売りが警戒されている。業種別騰落率では「証券」と「空運」の下落が目立った。

貴金属

金先限帳入値5838円(前日比+11円)銀先限帳入値64.3円(前日比+0.2円)白金先限帳入値3267円(前日比-52円)パラジウム先限帳入値9423円(前日比+293円)東京金は反発、銀は続落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったが、ドル建て現物相場の堅調を受けて前日比プラスで推移。銀はニューヨーク安を受けて売り優勢となった。金は新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念や日経平均の大幅な下落を受け徐々に買い優勢となった。東京プラチナは、続落。ニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、日経平均が大きく下落するも金堅調を受けて値を戻す展開となった。先週高値から400円近く下げており、チャート的にも買い戻しが入った模様。15:15現在、金現物価格は1652.03ドル-1652.25ドル、プラチナ現物価格は918.80ドル-928.80ドルで推移している。

石油

原油先限帳入値35020円(前日比-1500円)ガソリン先限帳入値48630円(前日比-2020円)灯油先限帳入値50700円(前日比-1500円)東京石油市場は大幅安。新型コロナウイルスが世界中に広がっており、世界最大の石油の消費国である米国でも流行するのではという懸念から石油の需要見通しがさらに悪化している模様。時間外取引でニューヨーク原油は続落していることから、徐々に値を切り下げる展開となった。円相場は1ドル=110円前半で推移し、前日水準とあまり変わっていない。新型コロナウイルスの蔓延やOPEC事務局近くで感染を疑われる人が現れたことから、来月以降、総会の開催が危惧されているようだ。15:15現在、NY原油夜間取引の期近4月は48.01ドルで推移している。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値180.4円(前日比-2.5円)ゴムTSR先限帳入値152.2円(前日比-0.4円)ゴムRSSは、続落。新型コロナウイルスの感染拡大の影響から世界的に株安となっていることを嫌気して、売りが先行する展開となった。世界規模で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、今後も経済に与えるダメージが継続する懸念から天然ゴムも買われにくい状況が続きそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23790円(前日比-10円)とうもろこしは、限月によってまちまち。期近は大きく値を下げている。相変わらず閑散商いとなっており、シカゴ夜間取引が続落するも反応は薄い。15:15現在、シカゴ穀物夜間取引のトウモロコシ中心限月5月は373.25セントで推移している。


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