夕刊:2020/02/28

東京金、白金は大暴落。日経平均も大幅安で引ける。オイルも4桁安。

為替

外為市場中盤、ドル円は109円前半で円買いが優勢。週末から来週にかけて新型コロナウイルスの感染が各国で広がる可能性が高く、リスク回避の円買いが強まっている。米追加利下げ観測もドル円の圧迫要因。新型コロナウイルスの蔓延によってインバウンド需要がほぼ消滅しているほか、中国からの物流が停滞していることで、日本経済は昨年10-12月期に続き縮小しリセッション入りする見通しであるが、先週のような円売りは見られない。ユーロ円は120円前半、ポンド円は140円後半、豪ドル円は71円後半、NZドル円は68円半ばまで下落。円が全面高となっており、豪ドル円やNZドル円は年初来安値を更新。午後の外為市場はドル円は108.81円付近まで下げ幅を拡大。世界保健機関(WHO)による新型肺炎のパンデミック宣言を待ちつつ、景気減速を見通した円買いが続いている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は805.27円安の21142.96円。日経平均株価は前日比763円46銭安の2万1184円77銭。前場の東証1部の売買高概算は9億6536株、売買代金概算は1兆5573億4200万円。値上がり銘柄数は67、値下がり銘柄数は2085、変わらずは9銘柄だった。日経平均株価は連日の急落。前日の米株式市場でNYダウが過去最大の下げ幅を記録したことを受け、東京株式市場も下値を探る展開となった。日経平均株価は昨年9月初旬以来の水準に下落している。週末と月末の要因が重なりいったんポジションを閉じる動きも出ている様子だ。午後も軟調な動き。連日の急落となっている。一時21,000円の節目を割り込んだ。25日移動平均線からのかい離率はマイナス9.0%前後までマイナス幅が拡大している。ただ、市場のセンチメントが悪化していることから、戻りの動きが期待しにくい状況に変化はない。

貴金属

金先限帳入値5688円(前日比-150円)銀先限帳入値59.7円(前日比-4.6円)白金先限帳入値3105円(前日比-162円) パラジウム先限帳入値9380円(前日比-43円)金、銀は反落。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下落と円高を受けて軟調となった。銀もニューヨーク安と円高を受けて売り優勢となった。新型コロナウイルスの感染拡大でパンデミック(世界的流行)の見方が出た。米疾病対策センター(CDC)は、これまでの感染源と関係がない新型コロナウイルスの症例を初めて確認したと発表した。米カリフォルニア州のニューサム知事はアジアを訪問し新型コロナウイルスにさらされた可能性のある8400人を監視中とし、33人の陽性反応を確認したと発表した。午後の海外ゴールドドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念を受けて堅調となったが、米株価急落から換金売りなどが出て上げ一服となった。アジア市場では、朝方の1647.19ドルから、利食い売りなどが出て軟調となった。白金系貴金属は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下落と円高を受けて軟調となった。パラジウムはニューヨーク高を受けて上場来高値を更新した。午後は、プラチナが大幅続落。プラチナはニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の下落や円高を受けて軟調となった。午後に入ると、リスク回避の動きを受けて下げ幅を拡大した。パラジウムは ニューヨーク高を受けて上場来高値を更新したのち、利食い売りなどが出て上げ一服となった。

石油

原油先限帳入値33470円(前日比-1550円) ガソリン先限帳入値46640円(前日比-1990円)灯油先限帳入値48950円(前日比-1750円)東京石油市場は下落。新型コロナウイルスが世界中に広がっており、世界最大の石油の消費国である米国も含めて需要が減少する見通しであることから、売りが止まらない。サウジアラビアとロシアが軸となっている石油輸出国機構(OPEC)プラスは日量100万バレルの追加減産を協議していると伝わっているものの、軟調な流れにあまり変化はない。シリア北西部のイドリブ県で、ロシアが支援するアサド政府軍とトルコ軍の衝突が激化しており、空爆によってトルコ軍の兵士29人が死亡した。政府軍と反政府軍の戦闘が始まってから、トルコ側にとって最大の死傷者数となった。午後も大幅続落。引き続き新型コロナウィルスの感染拡大懸念からのリスクオフの動きが止まらず、内外の株式が大きく崩れて、為替も1ドル=108円台後半まで円高が進展、前日の海外原油もさらに急落して、この日のアジアの時間帯の夜間取引もさらに崩れていることで、東京石油も下げ止まらない様相となっている。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値172.2円(前日比-8.2円)ゴムTSR先限帳入値152.1円(前日比-0.1円)ゴムRSSは、続落。新型コロナウイルスの感染拡大の影響から世界同時株安となっていることや円高を嫌気、売りが先行して寄り付いた。その後、上海ゴムが大幅安となると、下げ幅を拡大した。先限は、174.2円まで軟化した。ゴムTSR は、小幅まちまちとなっている。午後のゴムRSSは、大幅続落。前日の米株市場が暴落したことや円高を背景に、売り先行で寄り付いた。その後、上海ゴムが大幅安となったうえ、日経平均株価が一時1000円超の大幅安となったことから下げ幅を拡大し、期先8月限は一時171.6円まで下落した。ゴムTSRは、小幅まちまち。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23150円(前日比-640円)とうもろこしは、シカゴコーンが概ね一代安値更新となる下落、1ドル=109円台半ばの円高を背景に序盤から売り優勢。期先2本は200円超の下落で推移後、一段安となり、300円超の下落。先限は2万3500円割れとなり、2万3450円まで下落。シカゴ夜間取引が序盤、小幅続落で推移し、下値不安から軟調な展開を強いられている。円高の進行、シカゴの一代安値を更新に加え、他商品で大幅安が目立ち、投資家の手じまい売りが先行か。この後は、玉の出方次第だが、2万3500円が抵抗線として意識され、戻りは限定的か。午後のコーン相場は大幅安。前日のシカゴ安に加え、商品相場が全面安、株安、さらに円相場が1ドル=108円台後半に一段高で下げが加速。期先3本が600円超の下落で引けた。


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