夕刊:2020/03/02

日経平均株価は安値から切り返し終日しっかりで前日比プラスで終わる。東京金も前日は安いが下から100円以上戻す。オイルは4桁高。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は108.06円付近まで切り返した。週明けの取引で107.36円付近まで下落した後、円買い・ドル売りが後退している。新型肺炎の流行による世界経済の減速が懸念されているものの、事態の悪化を受けた財政出動や中銀の景気支援が期待されており、リスク回避の波が緩んでいる。2月の中国の購買部担当景気指数(PMI)は弱かったが、警戒感ばかりが膨らむ金融市場をなだめる一助となったようだ。ユーロ円は119円半ば、ポンド円は138円半ば、豪ドル円は70円半ば、NZドル円は67円半ばまで切り返している。午後に入ってドル円は108円20銭台。週末、2月の中国製造業PMIが35.7と予想(45.0)や前回値(50.0)をはるかに下回る数字となったことなどを受けて、107円ちょうど前後まで値を落として始まったが、そこからは買い戻しの動きが広がった。黒田日銀総裁が緊急談話で適切な対応に言及。500ドルを超える下げとなったダウ平均先物時間外取引が300ドル超まで上昇。300円超の下げとなった日経平均が400円超えの上昇など、安値から株が大きく戻したことなどもあり、ドル円は午前中に108円台を回復。一時108円37銭と安値から1円30銭以上の上昇を見せた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は201.12円高の21344.08円。前場の東京市場は朝方はリスクオフの流れが強く意識されるなか、日経平均は大幅続落歩調でスタートしたが、その後は先物主導で買い戻されリバウンドに転じた。米国ではFRBが利下げを示唆しているほか、きょう取引時間中に黒田日銀総裁の緊急談話で潤沢な資金供給に前向きな姿勢を示したことが好感された。中国・上海株が強い値動きを示していることも投資家心理の悪化を食い止めた。結局、前引き時点で東証1部全体の約9割の銘柄が上昇する展開となった。300円超の下げとなった後は、安値から切り返して一時450円高まで上昇した。前週の下げが大きかったこともあり、押し目買いや買い戻しの動きが広がった。

貴金属

金先限帳入値5581円(前日比-107円)銀先限帳入値59.2円(前日比-0.5円)白金先限帳入値3070円(前日比-35円) パラジウム先限帳入値8769円(前日比-611円)金、銀は大幅続落。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調を受けて下げ一服となった。銀もニューヨーク安と円高を受けて売り優勢となった。午前は前営業日比は、金標準が160~134円安、金ミニが161~131円安、ゴールドスポットが154円安、銀が6.7~0.9円安。金は2月12日以来の安値1565.62ドルを付けた。新型コロナウイルスの感染拡大で株価が急落し、換金売りなどが出たことが圧迫要因になった。ただ米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測からドル安に振れたことが下支え要因である。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調を受けて下げ一服となった。パラジウムはニューヨーク安と円高を受けて急落した。午後に入ると、円安を受けて底堅く推移した。銀もニューヨーク安と円高を受けて売り優勢となった。白金は午後に入ると、円高一服などを受けて底堅く推移した。パラジウムはニューヨーク安と円高を受けて急落した。

石油

原油先限帳入値34140円(前日比-円) ガソリン先限帳入値47690円(前日比+1050円)灯油先限帳入値50080円(前日比-+1130円)東京石油市場は売りが先行した後、買いが強まっている。新型肺炎の世界的な流行で、景気の下振れ懸念が強まり、石油需要の下振れが避けられない情勢となっていることから売りが続く場面はあったが、下げ一服後は切り返している。今週の石油輸出国機構(OPEC)総会で想定以上の追加減産が合意に至ることが期待されているほ か、各国中銀の金融緩和が景気懸念を抑制するという思惑が高まっている。午後の原油三品も総じて反発。為替が海外市場で1ドル=107円台前半まで円高に振れたあと、108円台前半まで戻すなか、28日の海外原油は大きく崩れて直近の安値を更新したものの、週明けのアジアの時間帯の夜間取引でその安値から大きく戻して推移していることで、東京石油も安値からは大きく戻して推移した。主要3油種では、とくに灯油の上げ幅が大きくなり、4ケタ高で引ける限月も多く なった。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値172.5円(前日比+0.3円)ゴムTSR先限帳入値143.9円(前日比-8.2円)ゴムRSSは、総じて続落。寄り付きでは、円高や米株安を背景に売りが先行し、一部限月は前営業日比で10円超の下落となった。期先8月限は、一時160.1円まで暴落した。だが、その後、ドル円がやや円安に振れたことや、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことから、下げ幅を縮小し、一部限月はプラスサイドに振れている。ゴムTSRは、大幅安となっている。午後は下げ幅を縮小する展開になっている。新型コロナウイルスを受けてのリスクマーケット全体の地合に一喜一憂する展開が続いている。リスクオフ環境が続けば戻り売り優勢の展開になる一方、金融緩和や財政出動などの動きがリスクマーケットを下支えする動きを見せると、ゴム相場も下げ一服となる。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23430円(前日比+280円)とうもろこしは、総じて上昇。朝方、円相場が1ドル=107円台前半に上昇、弱気のテクニカル要因から先限が2万3000円割れから2万2920円まで下落。場中、円相場が107円台後半に反落、シカゴ夜間取引が強含みで推移を背景に反転し、2万3350円まで戻した。


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