夕刊:2020/03/05

日経平均株価はしっかりで前日比229円高。貴金属はやや軟調。オイルも小幅安。

為替

外為市場中盤、ドル円は107.74円付近まで水準を切り上げた後、107円前半で重くなっている。中国発の新型コロナウイルスが世界中に拡散し、景気懸念が高まったことによるリスク回避の円買いや資源国通貨安、株安などは一巡したものの、見通しが改善したわけでもなく、円高圧力は残っている。米連邦準備理事会(FRB)は緊急利下げに踏み切ったばかりだが、追加利下げも意識されている。ユーロ円は119円半ば、ポンド円は138円前半、豪ドル円は71円ちょうど付近で重い。午後の為替市場は、ドル円は107円30銭台、午前中は前日の米株高もありしっかりの展開で、107円70銭台を付ける場面も見られたドル円。米債利回りの低下、米ダウ平均先物時間外の軟調地合いなどから高値から一転して売りが入る展開となり、昼前には107円20銭台に。その後は107円30銭台を中心に頭の重い展開。午後に一時107円40銭台まで上昇も、上値は重い。昨日0.94%台から1.06%台まで大きく上昇した米長期債利回りは1.00%近くまで下げる場面が見られ、ドルの重石に。日経平均は大きく上昇も、ダウの1100ドル超の上げに比べると上昇の勢いにかけ、上値追いにつながらず。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は229.06円高の21329.12円。前場の東京市場は前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が急騰したことを受けリスクを取る動きが強まった。アジア株市場が総じて堅調な値動きを示したことも投資家心理を支える要因となった。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は拭えず、2万1000円台前半は戻り売り圧力も強い。買い一巡後は伸び悩む展開となっている。アジア太平洋株式市場は軒並み上昇。前日の米国株が急反発したことなどが好感されて、アジア株では買いが広がった。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感は根強く、上値は抑えられやすくなっている。午後も連日乱高下する米国株などに振り回されている。新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感もあり、上昇しても大きく上値を伸ばしにくくなっている。

貴金属

金先限帳入値5647円(前日比-21円)銀先限帳入値59.5円(前日比-0.3円)白金先限帳入値3024円(前日比-44円) パラジウム先限帳入値8398円(前日比+101円)金が反落、銀はまちまち。金はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始 まった。その後は、円安一服などが圧迫要因になった。銀はドル建て現物相場の下落を受けて先限が小幅安となった。 中国の財新サービス業購買担当者景況指数(PMI)が過去最低の26.5となり、景気減速懸念が強く、世界的な金融緩和や財政刺激が期待できることが金の支援要因である。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のセンテノ議長は、欧州連合(EU)財務相が電話会議を開いたことを明らかにし、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、EU加盟各国は成長支援に向けた財政措置を準備していると述べた。午後の金は反落。ニューヨーク小反落、ドル建て現物相場が1640ドル割れから売り優勢となり、前日の大幅高に対する修正安。午後の取引も戻り鈍く、期先2本がジリ安となり、21円安で引けた。銀はまちまち。ニューヨーク小幅続伸もインパクト不足で方向性がない。 白金系貴金属は、プラチナが反落。プラチナはドル建て現物相場の下落を受け売りい優勢で始まった。その後は、円安一服を受けて軟調となった。パラジウムはニューヨーク高を受けて期先3本が堅調となった。午後の白金系貴金属は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク高も現物価格が860ドル台に下落から売り優勢となり、午前中の取引は、ほとんどの限月が 50円超の下落となり、前日の上げ幅を失った。

石油

原油先限帳入値34600円(前日比-160円) ガソリン先限帳入値48100円(前日比-250円)灯油先限帳入値50660円(前日比-200円)東京石油市場は小幅安。新型コロナウイルスの感染拡大による石油需要の減少見通しや、サウジアラビアとロシアが中心となっている石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産目標拡大が不透明であることから海外原油は下落したものの、時間外取引でニューヨーク原油は堅調に推移しており、国内市場の下げ幅は限られている。午後も石油市場は下落。為替が1ドル=107円台前半でのもみ合いとなるなか、前日の海外原油が下落したことに圧迫されたが、この日のアジアの時間帯の夜間取引が戻していることで、下げ幅は抑制された。国内夜間取引の後半に崩れたあと戻したが、日中取引は比較的小幅なもみ合いで推移した。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値174.0円(前日比+3.5円)ゴムTSR先限帳入値151.2円(前日比-0.7円)ゴムRSSは、軒並み反発。寄り付きでは、前日のダウ平均株価が急反騰となったことなったことを受けて、買いが先行し、先限は174.4円まで上昇した。その後は、夜間取引で米株価指数先物が下落していることなどから、上げ幅を縮小する場面もあったが、上海ゴムが堅調に推移していることから堅調に推移。ゴムTSRは、薄商いの中、軟化している。シンガポール市場は、ゴムRSSは出来ず。ゴムTSRは期近を中心に約定し、小幅高となっている。午後のゴムRSSは、反発。前日のダウ平均株価の急反騰したことを好感し、買いが先行して寄り付いた。その後、地合いを緩める場面もあったが、日中取引の上海ゴムが堅調に推移したことから、しっかりとした展開となった。TSR20は、軒並み安となった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23800円(前日比+220円)とうもろこしは、期中先の4本が続伸。前日のシカゴ続伸から買い優勢。先限は前日の高値2万3760円超えとなると、2万3830円まで一段高となった。シカゴ夜間取引が小反落となると、上げ幅を縮小。とうもろこし先限は長大陰線を引いた2月28日の高値2万3870円に接近。シカゴ夜間取引が小反落で推移となり、2万3730円まで上げ幅を削ったが、堅調な値動きだ。午後もしっかりで引き続き堅調。


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