夕刊:2020/03/06

白金、オイル、日経平均株価は大幅安。ドル円も105円台突入。東商金は高い。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は105.83円付近まで下落し、昨年9月以来の安値を塗り変えた。中国発の新型コロナウイルスが世界中に拡散し、感染者の増加が止まらないことから、世界経済の減速が懸念されている。世界景気の心臓部である米国でも感染が広がっており、景気見通しは悪化。景気懸念を背景とした逃避的な円買いと、米追加利下げ観測によるドル売りが続いている。3月以降の雇用悪化が警戒されているなかで、今晩の2月の米雇用統計に対する注目度は限定的。午後の外為市場は、ドル円は105円90銭台での推移。米債利回りの低下が午後も続き、10年債利回りが一時0.80%台を付けるなどの動きを見せる中で、ドル売りの動きが継続した。ドル円は一時105円76銭まで。アジア株は総じて軟調。米ダウ平均先物なども売りが優勢で、ドル円の重石に。日経平均は安値からは少し値を戻したが579円安と大幅安で引けた。ユーロドルは1.1230近辺。朝方ドル安の調整に下げた後、1.1240台まで戻したが、1.125を付けず、その後はユーロ円の売りなどに押された。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は579.37円安の20749.75円。日経平均株価は大幅安となり2万600円台に下落。2日につけたザラ場ベースの年初来安値(2万834円)を更新し、昨年9月4日以来の安値圏に下落した。前日のNYダウが大幅安となったほか、為替市場で1ドル=105円後半への円高が進行していることが警戒された。33業種全てが下落する全面安となっている。個別銘柄では、ソフトバンクグループや任天堂、ファーストリテイリングが安く、トヨタ自動車やホンダなど自動車株が値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループなど銀行株も安い。午後は安寄り後に一段安となり、5日移動平均線を再び割り込んだ。25日移動平均線からのかい離率はマイナス8.8%前後となり、マイナス幅が拡大している。

貴金属

金先限帳入値5699円(前日比+52円)銀先限帳入値59.1円(前日比-0.4円)白金先限帳入値2933円(前日比-91円) パラジウム先限帳入値8264円(前日比-134円)金、銀は総じて上昇。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服や円高に上値を抑えられた。銀はニューヨーク高を受けて総じて上昇した。白金系貴金属は、下落。プラチナはニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが売られたことや円高を受けて軟調となった。パラジウムは円高を受けて軟調となった。午後の金も反発、銀はまちまち。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服や円高を受けて上げ幅を縮小した。午後に入ると、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて地合いを引き締めた。銀はニューヨーク高と円高を受け、まちまちとなった。

石油

原油先限帳入値32960円(前日比-1640円) ガソリン先限帳入値46230円(前日比-1870円)灯油先限帳入値48580円(前日比-2080円)東京石油市場は大幅安。新型コロナウイルスの世界的な拡散で石油需要が減少しているなか、石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が減産目標の拡大で合意できていないことが重しとなっている。減産合意は本日のOPECプラスの会合に持ち越されている。中国の独立系石油会社は5月渡しの米国産原油を買い付けた。第1弾の米中通商合意を履行するため、中国政府は米国からの輸入品に対する関税の免除を開始している。米中通商合意で、中国は米国から少なくとも524億ドル規模のエネルギーを購入することになっている。午後の石油市場は大幅続落。為替が1ドル=105円台後半まで大きく円高に振れているうえ、前日の海外原油が続落して、この日のアジアの時間帯の夜間取引が午後から軟化してきたことに圧迫された。主要3油種は軒並み4ケタ安となったが、とくに灯油は2000円超える下げ幅となった限月が続出した。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値168.3円(前日比-5.7円)ゴムTSR先限帳入値150.9円(前日比-0.3円)ゴムRSSは、軒並み反落。寄り付きでは、前日のダウ平均株価が急反落となったことなったことや円高を受けて、売りが先行する展開となった。東京ゴムは株価の動きに追随することが多いが、今日もそのような展開となっている。夜間取引で米株価指数先物が下落しており、ダウ平均先物は250ドル前後の下落、これを受けてに日本株も売りが先行し、日経平均株価は600円超の下げとなっている。午後のゴムRSSは、急反落。前日のダウ平均株価の急反落したうえ、ドル円が105円台後半の円高に振れたことを嫌気して、売りが先行して寄り付いた。その後も、日経平均株価が一時600円超の下落となったことや、上海ゴムの軟調地合いを背景に、下げ幅を拡大させた。ゴムTSRは、小幅まちまちとなった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23470円(前日比-330円)とうもろこしは、軒並み大幅安。前日のシカゴ安、円相場が1ドル=106円台前半に上昇から売り優勢。シカゴ夜間取引が弱含みで推移から戻リ鈍く推移。先限は夜間取引の安値2万3510円を割り込み、2万3490円までジリ安。新型コロナウイルス感染者が週末にさらに増えるリスクから押し目買いには慎重姿勢か。この後、一段安には警戒したい。21年3月限の発会値の2万3460円割れとなると、投資家の投げ売りリスクあり。午後のコーンも大幅安。前半から前日のシカゴ安。1ドル=106円台前半の円高から軟調に推移した。場中、円高が105円台後半に進行すると、期先は下げ幅を拡大した。先限は2万3500円割れとなると、2万3400円まで値を崩した。


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