夕刊:2020/03/09

東商原油、金、日経平均株価は大暴落。リーマンショックの再来のような大下げ。

為替

午前中の東京外為市場は、ドル円は101.57円付近まで暴落。中国発の新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、景気見通しが一段と曇っている。原油価格の暴落が米国の石油企業を直撃していることは米経済の景気後退リスクを高めている。疫病や原油安などに対して、中銀の金融緩和や政府の財政出動がかなり無力であることは警戒感に拍車を掛け、リスク回避の円高を後押ししている。金融緩和の余地がほとんどない円やユーロ、豪ドル、NZドルが買われ、利下げ余地のあるドルやカナダドルが売られているという側面もある。ユーロ円は116前半、ポンド円は132円後半、豪ドル円は64円前半、NZドル円は61円前半まで下落。午後の外為市場は、ドル円は102円台後半での推移。午前中に101円50銭台まで大きく値を崩し、その後の戻りでいったんは103円台を付けたものの、上値も重いという展開で、午後は102円台後半推移が続いた。新型コロナウイルスの感染拡大懸念が広がっている。米国ではNY州での非常事態宣言が警戒感を誘った。欧州でも感染が大きく広がっており、止まらない。NY原油の下げもリスク警戒感に。週末のOPECプラスでの交渉が決裂したことを受けて、サウジアラビアが逆に増産を発表し、週明けの原油マーケットで値が崩れた。NY原油は前週末から10ドル以上安い30ドル台を朝に付けた後、少し戻すも、再び売りが強まり、午後には27ドル台に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比1050.99円安の19689.76円午前中の東京市場はリスクオフ一色の展開を余儀なくされた。前週末の欧米株安に加え、外国為替市場で急激な円高が進行しており、これを嫌気する形で主力株をはじめ広範囲に売りが噴出する形となった。先物主導で日経平均はフシ目の2万円大台を大きく割り込み、1万9000円台半ばまで一気に水準を切り下げている。全体の99%の銘柄が下落する文字通りの全面安商状となった。午後に入っても新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感から円高が進行するとともに米国株価指数先物が時間外取引が急落したことで、売りに押されて急落した。

貴金属

金先限帳入値5496円(前日比-203円)銀先限帳入値55.0円(前日比-4.1円)白金先限帳入値2904円(前日比-29円) パラジウム先限帳入値7703円(前日比-561円)金、銀は総じて急落。金は円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調が下支えになったが、円高進行を受けて戻りを売られた。銀も円高を受けて軟調となった。2月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月から27万3000人増となり、事前予想の17万5000人増を上回った。失業率は0.1%低下の3.5%。ただ世界の新型ウイルス感染者数が累計で10万人を突破し、終息の兆しが見られないことから米経済指標は今後、悪化するとみられている。白金系貴金属は、プラチナが小反発。プラチナはニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高進行を受けてマイナスサイドに転じたが、円高が一服すると、下げ一服となった。パラジウムはニューヨーク安や円高を受けて急落した。午後の東京金は、軟調。午前中は、円高を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の堅調が下支えになる場面も見られたが、円高進行を受けて戻りを売られた。午後に入ると、円高が一服したが、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて軟調となっ た。午後の白金は、軟調。午前中は、ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、円高進行を受けてマイナスサイドに転じたが、円高が一服すると、下げ一服となった。午後に入ると、円安一服やドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。

石油

原油先限帳入値21760円(前日比-11200円) ガソリン先限帳入値35240円(前日比-10990円)灯油先限帳入値37260円(前日比-11320円)東京石油市場は大暴落。大半の限月の下げ幅が5ケタとなった。石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合で、サウジアラビアとロシアの主張が折り合わず、追加減産が見送りとなっただけにとどまらず、サウジが顧客に大幅値下げを通告し、原油安をいとわないシェア争奪戦が始まった。新型コロナウイルスの世界的な蔓延で景気見通しが悪化しているなかで、産油大国であり石油の消費大国である米国の見通しが一段と不透明になっていることも圧迫要因。午後の石油市場も大暴落。為替が一時1ドル=101円台に突入する大幅な円高となったうえ、6日の海外原油が暴落して、週明けのアジアの時間帯の夜間取引でさらにそれを大きく上回り崩落していることで、東京石油は軒並み1万円を超える大幅安となっ た。株価も暴落しており、センチメントが一気に悪化している。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値157.8円(前日比-10.5円)ゴムTSR先限帳入値146.9円(前日比-4.0円)ゴムRSSは、大幅続落。寄り付きでは、6日の米株市場が続落したうえ、ドル円が103円台に突っ込むなど円高に振れていることを嫌気し、売りが先行した。その後、ドル円が101円台半ばまで暴落したことや日経平均株価が1200円超の暴落となったことを受けて、売りが加速した。また、上海ゴムも大幅安となっており、先限は158.0円まで水準を引き下げた。午後のゴムRSSは大幅続落。新型コロナウイルスの世界的な流行で景気見通しが悪化し続けており、自動車販売の減少によるゴム需要の縮小が見通されている。原油価格の大暴落で金融市場が混乱したことも圧迫要因。原油安は産油大国である米国の景気見通しを一段と曇らせ、需要見通しを悪化させている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22580円(前日比-890円)コーンは、軒並み大幅安。前週末のシカゴ安、円相場が1ドル=102円台前半に上昇したことで売り優勢となっている。シカゴ夜間取引も下値を追う足取りを展開するなか、下値指向を強めている。午後に入っても下値圏で推移して引ける。

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