夕刊:2020/03/13

貴金属、日経平均株価は大乱高下。ともに大幅安で終わる。石油三品は軒並みしっかり。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は105円前半でしっかり。日銀、財務省、金融庁の3者会合がまもなく始まることから円売りがやや優勢だが、週明けにかけての円高・ドル安が落ち着いた後は方向感が失われている。10年以上前の世界金融危機の当時のように、世界的なリセッション入りが見えているなかでも円高一辺倒ではない。米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げや量的緩和の再開が意識されているが、ドル売りにも傾いていない。ユーロ円は117円後半、ポンド円は132円前半、豪ドル円は66円半ばまで水準を切り上げている。午後の外為市場は、ドル円は一時106円台まで上昇。昨日の流れを受けて、午前中は株式市場が大幅安。日経平均は一時1800円安。昨日2300ドル超の下げを記録したダウ平均が、時間外の先物取引で700ドルを超える下げに。アジア株も総じて大幅安で、多くの国でサーキットブレーカーが発動する状況となった。 しかし、午後に入って株が大きく反発。ダウ平均先物は逆に700ドル高と、安値から1400ドル超の上昇に。日経平均が下げ幅を大きく縮め、アジア各国の株式も多くがプラスに転じるなどの動きを見せる中で、リスク警戒感の後退から円売りが進み、ドル円は105円ちょうど前後から大きく上昇。一時106円01銭まで上値を伸ばし た。もっとも、106円台での買いには慎重。株も上げ一服後は再び売りが出るなど、不安定な動きが続き、ドル円は105円台半ばに。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日1128.58円安の17431.05円。日経平均株価は大幅安。前日の米株式市場でNYダウが2352ドル安と過去最大の下げ幅を記録したことを受け、この日の東京株式市場は全面安状態。主力株を中心に、朝方から売り殺到状態となり日経平均株価は一時1万6690円まで下落。下げ幅は1800円を超し16年11月10日以来の1万7000円割れに売り込まれる場面があった。東証1部では1700近い銘柄が年初来安値を更新した。個別銘柄では、ソフトバンクグループやファーストリテイリングソニー、任天堂といった主力株が大幅安。午後はは米国株価指数先物が時間外取引で安値から大きく上昇してプラス圏に戻したことなどから、日経平均も下げ渋りを見せた。マイナス幅が大きく拡大したことで、売られ過ぎ感からの下げ渋りの一因となったもよう。

貴金属

金先限帳入値5332円(前日比-96円)銀先限帳入値53.1円(前日比-2.2円)白金先限帳入値2690円(前日比-183円) パラジウム先限帳入値6476円(前日比-674円)午前中の金、銀は大幅続落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後 は円安が下支えとなる場面も見られたが、ドル建て現物相場の急落を受けて一段安と なった。銀もニューヨーク安やドル建て現物相場の急落を受けて売り優勢となった。トランプ米大統領が、欧州から米国への渡航を30日間停止すると発表し、株価が急落したことを受けて金に換金売りが出た。12日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比9.072トン減の944.183トンとなった。午後の金、銀は続落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、円安が下支えとなる場面も見られたが、ドル建て現物相場の急落を受けて一段安となった。午後に入ると、株安一服を受けて安値から戻した。銀もニューヨーク安やドル建て現物相場の急落を受けて売り優勢となったが、午後の株安一服を受けて下げ一服となった。

石油

原油先限帳入値26000円(前日比+1320円) ガソリン先限帳入値38840円(前日比+870円)灯油先限帳入値41500円(前日比+940円)前場の東京石油市場は売り優勢。週明けの大暴落後も海外原油の戻りは鈍く、国内市場では売りが優勢となっている。新型肺炎で世界的な景気後退が意識されているなか、石油の需要見通しが悪化していると同時に、需要が落ち込んでいるにも関わらずサウジはフル増産しようとしており、世界的に過剰在庫の増加が見通されている。時間外取引でニューヨーク原油は下落。原油安で米石油関連企業の設備投資削減や、掘削計画の変更が相次いでいる。デボ ン・エナジー、アパッチ、マーフィー・オイルなど独立系の石油関連企業の財務は急速に悪化している。シェールオイルの増産をけん引してきたパーミアンの掘削中止を検討する企業もある。午後の石油市場は総じて反発。為替が1ドル=105円台半ばまで円安に振れるなか、 前日の海外原油は急落したものの、すでに急落していた前日の国内大引け時点と比較してあまり動いていないことや、この日のアジアの時間帯の夜間取引でも午後から切り返したことで堅調な展開となった。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値162.2円(前日比+2.1円)ゴムTSR先限帳入値138.7円(前日比+0.3円)午前中のゴムRSSは、は期近主導で軒並み続落。寄り付きでは、前日の米株市場が暴落したことを受けて、売りが先行した。ただ、その後は、突っ込んで売る動きは限られ、もみ合いとなっている。ゴムTSRは、小幅まちまちとなっている。ゴムは、続落となっている。ゴムRSS先限は、一時156.0円まで下落し、10日の安値155.2円に接近した。当限が149.0円まで下落していることか ら、先限の下げ余地も拡大しそうだ。10日の安値155.2円を下抜くと、昨年10月から今年1月まので上昇のスタート地点である、昨年10月3日の安値154.3円を試そう。安値更新となれば150円の節目が意識される。午後のゴムRSSは期近主導で軒並み続落。寄り付きでは、前日の米株市場が暴落したことを受けて、売りが先行した。その後は方向感なく推移していだが、引けにかけて、日経平均株価が下げ幅を縮小したことを好感し、買いが先行し、当限を除いてプラスサイドに振れて取引を終えた。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22620円(前日比+20円)午前中のとうもろこしは、総じて下落。前日のシカゴコーンが一代安値を更新となる限月が続出する下落となったこと、株安を背景に売り優勢となる限月が目立つ。先限は2万2500円割れから2万2440円まで軟化。東京とうもろこしは先限つなぎ足で昨年8月30日以来の安値を更新。今週、売り越し幅を増やした当業者から利益確保の買い戻しが下支えか。午後のコーンは先限が午後の取引で反発。その他の限月は概ね下落。シカゴ安、弱気のテクニカル要因を背景に序盤から売り優勢となる限月が目立った。唯一、買い先行で推移した期中11月限はマイナスサイドに軟化。反面、先限は終盤に一時2万2950円まで反騰し、対照的な動きとなった。先限は上げ幅を削り、かろうじてプラスサイドを維持して引けた。


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