夕刊:2020/03/16

東商金は上に下にと大きく動く。日経平均株価は終値でぎりぎり17000円台を死守。オイルは安い。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は107円半ばまで水準を切り上げた。週明けの取引では105.74円付近まで下げたが、日銀が正午から緊急会合を開始することから思惑含みの円売りが優勢。ただ、米連邦準備理事会(FRB)がゼロ金利政策に戻り、量的緩和(QE)の再開を決めたほか、カナダ中銀、NZ中銀は緊急利下げを決定し、豪中銀はQE開始の準備が整っていると発表したが、協調的な金融緩和は荒ぶる市場を沈静化できていない。リスク回避通貨であるとされる円やドルの値動きはかなり荒い。ユーロ円は119円付近、ポンド円は132円前半、豪ドル円は65円後半で推移。日銀の緊急会合を控えて、足元の動意はやや落ち着いている。午後は円安ムードから円高方向にシフト。前場と同じくボラが大きい中、方向感に欠く展開。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比429.01円安の17002.04円。前場の東京市場は、朝方は買い優勢で始まったものの続かず、日経平均は前週末終値を挟んで乱高下する不安定な動きとなった。FRBが15日(日本時間16日早朝)に政策金利を1%引き下げる緊急利下げ及び7000億ドルの資産買い入れによる実質量的緩和の再開を発表、日銀も18~19日に予定していた金融政策決定会合を16日に前倒しするなど追加金融緩和に前向きともとれる動きをみせており、各国中央銀行の流動性確保に向けた政策が加速している。一方、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済への影響が懸念され、前週末比プラス圏では戻り売りを浴びる形で一進一退となっている。値上がり銘柄数は全体の約8割を占めている。午後は臨時の日銀金融政策決定会合でETFの買い入れ増額などが決定して、上げ幅を350円超まで伸ばしたものの、すぐに売りに押されてマイナス圏に転じた。終盤に下げ幅を拡大して、一時17,000円の節目を割り込んだ。

貴金属

金先限帳入値5238円(前日比-94円)銀先限帳入値50.3円(前日比-2.8円)白金先限帳入値2625円(前日比-65円)パラジウム先限帳入値5833円(前日比-643円)金、銀は大幅続落。金はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高が一服したが、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。銀もドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。金のドル建て現物相場は、上げ一服。前週末の海外市場では、株安が一服したが、米国債の利回りが上昇し、ドル高に振れたことを受けて急落した。アジア市場では、米連邦準備理事会(FRB)の緊急利下げを受けて朝方に1572ドル台まで上昇したが、ドル安一服を受けて戻りを売られた。午後の金、銀は続落。金はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まったのち、円高が一服したが、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の下げ一服や円安を受けて値を戻したが、円安が一服すると、軟調となった。銀はドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。

石油

原油先限帳入値24860円(前日比-1140円)ガソリン先限帳入値38100円(前日比-740円)灯油先限帳入値41100円(前日比-400円)前場の東京石油市場は原油、ガソリンが総じて下落。新型肺炎が世界中に蔓延していることから、景気後退による石油需要の減少が見通されている。需要が減少しているにも関わらず、サウジアラビアやロシアが増産に動いていることも圧迫要因。世界的な過剰在庫の増加が見通されている。各国中銀の金融緩和は支援要因だが、景気見通しはあまり改善していない。週明けのニューヨーク原油は軟調に推移。円相場は先週末の1ドル=108円半ばから105円後半まで円高に振れたものの、足元では107円半ばまで円安に振れるなど、かなり動意が荒い。午後の石油市場は総じて反落、前週末の国内夜間取引から週明けのアジアの時間帯にかけて、海外原油、為替ともに乱高下したことで激しい値動きとなった。海外原油は前週末の帳入れ後に急伸したが、週明けは一転して大きく崩れ、為替は一時1ドル=105円台後半まで円高に振れたあと、週明けは一時107円台半ばまで円安に振れて、大引け時点では106円台前半で推移している。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値161.8円(前日比-0.4円)TSR20先限帳入値138.9円(前日比+0.2円)ゴムRSS3号は、総じて続伸。寄り付きでは、夜間取引で米株価指数先物が大幅安となっていることを嫌気して、13日の東京夜間の上げ幅を縮小させた。ただ、その後は、ドル円が円安方向に振れたことや、上海ゴムの上昇を受けて、地合いを引き締めている。午後の東京ゴムRSS3号は、まちまち。序盤の取引は夜間取引高の流れを引き継ぎ、買い優勢。午前中、上海ゴムが3ケタ高となったことから堅調。午後も薄商いの中、2番限以降が小高く推移。しかし終盤に円相場が1ドル=106円台前半に向けて再上昇となり、先限を含む複数限月が小安くなった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23180円(前日比+560円)コーンは概ね大幅高。13日のシカゴコーンは期近が小幅まちまち、円相場が朝方、一時1ドル=105円台後半に上昇、シカゴ夜間取引が序盤、下落ながらも序盤から前半の取引で堅調に推移。場中、シカゴ夜間取引が反発、円相場が107円台半ばに反落から先限は500円超の上昇まで一段高。コーン先限は今月9日以来の高値まで上昇。序盤で2万3000円割れとなったが、再上昇。換算値からすれば330円程度の上昇が妥当だが、期近5月限にサヤ寄せムード。午後のコーンは急伸。13日のシカゴが総じて堅調に引け、為替もこの日一時1ドル=107円台半ばまで円安に振れたことなどで、期先から上げ幅が大きくなった。先限は最も上げ幅が大きくなり、再び2万3000円台を回復した。


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