夕刊:2020/03/23

東商金は大陽線。日経平均株価はしっかり。ドル/円は大幅反落。

為替

午前中の東京外為市場は、ドル円は110円前半で調整含み。新型肺炎の蔓延による世界経済の停止で逃避的にドルを確保する動きが続いているものの、先週でドル買いがやや落ち着いており、ドル円は先週末の高値である111円半ばから押し戻されている。ユーロ円は118円ちょうど付近、ポンド円は128円前半、豪ドル円は63円前半で軟調。NZドル円は62円ちょうど付近で重い。NZ中銀は量的緩和(QE)を開始するが、各国中銀に緊急対応が相次いでおり、ほとんど驚きは伴っていない。午後の外為市場は、ドル円は109円後半まで下落。先週末の海外市場では111円半ばまでドル高となったが、週明けのドル需要は後退している。逃避的なドル買いが一巡したようだ。ユーロドルは1.07ドル半ばまで上昇。ポンドドルは1.68ドル後半まで水準を切り上げた。ユーロドルは2017年4月以来の安値水準から戻している。ユーロ円は118円前半、ポンド円は128円半ば、豪ドル円は63円半ばで推移。ドル円の下げに圧迫されているが、午前までの水準を維持。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比334円高の16887.78円。前場の東京市場は全般不安定な地合いが続くなかも、日経平均は前引け時点ではプラス圏で着地した。日経平均寄与度の高い値がさ株の一角が買い戻され下げ止まったことが反映されたが、TOPIXはマイナスだった。値下がり銘柄数が値上がりを大幅に上回っている。アジア株市場は総じて大きく売り込まれており、日銀のETF買いやGPIFの買いが下値を支えるとの思惑はあるものの、日経平均の上値は重くここから戻り足を強めるような勢いは感じられない。午後は日経平均株価は大幅反発。高寄り後は上下に振幅して、後場からは一段高となった。この頃は不安定な値動きが継続する中、大きく上昇して引けた。日足チャートを見る限りは、安値圏でのもみ合いの域を出ていない。

貴金属

金先限帳入値5260円(前日比+103円)銀先限帳入値44.4円(前日比+2.3円)白金先限帳入値2206円(前日比+26円)パラジウム先限帳入値5673円(前日比+253円)前場の金、銀は総じて反発。金はニューヨーク高や円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の底堅い値動きや円安を受けて堅調となったが、ドル建て現物相場の戻りが売られたことから上げ一服となった。銀はニューヨーク高と円安を受けて期先2本が反発した。欧米での新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、カリフォルニア州やニューヨーク州で外出禁止令が出され、株安に振れた。週明けのダウ平均先物ミニは値幅制限の5%安で始まった。金は中国経済に正常化の兆しが見られたことや、米連邦準備理事会(FRB)が流動性供給の拡充を発表するなど、各国中銀の金融緩和が下支えだが、換金売りが続くと上値を抑える要因になりそうだ。後場は金、銀は総じて反発。金はニューヨーク高や円安を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の底堅い値動きや円安を受けて堅調となったが、ドル建て現物相場の戻りが売られたことや円安一服を受けて上げ一服となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて地合いを引き締めたが、円高に転じたことに上値を抑えられた。

石油

原油先限帳入値24510円(前日比+1380円)ガソリン先限帳入値35500円(前日比+600円)灯油先限帳入値37750円(前日比+690円)午前の東京石油市場は大幅高。先週で海外原油の暴落が一巡した印象があり、国内市場では買い戻しが優勢となっている。円相場が1ドル=110円前半で推移し、連休前よりも円安水準にあることも支援要因。ただ、大きく下げて始まったニューヨーク時間外取引が急速に値を戻したことが短期的な動意につながっており、国内市場の値動きは引き続き荒い。新型肺炎の蔓延によって主要国の経済活動は一段と制限されているほ か、来月以降、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)はフル増産する構えであり、需給見通しは依然としてひどく悪い。日中取引開始後、東京原油先限は堅調。2万3230円まで上げ幅を縮小した後は2万4400円まで上げた。午後の石油市場は油種間でまちまち。原油は期先から急反発、ガソリン、灯油はまちまち。20日の海外原油が大幅安となるなか、週明けのアジアの時間帯の夜間取引では朝方に再び崩れたあと、大きく戻す展開となっていることで、東京石油も安値から大きく切り返した。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値148.9円(前日比-5.1円)TSR20先限帳入値132.1円(前日比-6.4円)ゴムRSS3号は、大幅続落。寄り付きでは、夜間取引で米株価指数先物が大幅安となったいることを嫌気して、売りが優勢となった。その後、上海ゴムが大幅安となていることやドル円が円高に振れていることを受けて、一段安となり、先限は2016年7月以来の安値に沈んでいる。TSR20は、期先主導で大幅安となっている。ただ、日中取引では出来ていない。東京ゴムは、下値を探る展開となっている。東京先限は、147.3円まで下落し、2016年7月11日以来の安値に沈んでいる。この下の水準は、2016年7月8日の安値145.9円や節目の145円が意識される。午後のゴムRSS3号は、大幅続落。上海ゴムの大幅安やアジア株が軟調に推移から売り優勢。期先2本は5円超の下落で引け。全限月が一代安値を更新し、下値模索の展開。先限は147.3円まで下落。TSR20は続落。先に行くほど上げ幅が大きく先限は6.4円安。期先3本が一代安値を更新。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23360円(前日比+390円)前場のとうもろこしは、総じて上昇。期近5月限が1340円安以外は円安、3連休期間中、シカゴが堅調に推移から買い優勢。ただ円相場が1ドル111円台前半に下落後、110円台前半に反発していることから期先2本は序盤で上げ幅を縮小。シカゴ夜間取引が売り優勢で推移から先限は一時2万3240円に上げ幅を縮小。期近5月限は一代安値を更新。午後はコーンは総じて上伸。期先は大幅続伸、当限は大幅続落。20日のシカゴは小幅安となったものの、週明けのアジアの時間帯の夜間取引で上昇していることや、為替も20日の大引け時点と比較すると円安に振れていることに支援された。当限のみ4ケタ安の急落となった。


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