夕刊:2020/03/24

東商金は円安も手伝い大幅高。日経株価も大暴騰。オイルも4桁高。

為替

午前中の東京外為市場は、ドル円は110.09円付近まで下落。経済危機に備えドルを現金で確保しようとする動きが一巡した。世界経済のリセッション入りは避けられない見通しだが、金融市場は混乱からやや立ち直りつつある。ユーロ円は119円前半を中心に小動き。ポンド円は127円後半から128円後半で上下。円高・ドル安とドル安・欧州通貨高に挟まれており、東京午前の方向感は限定的。豪ドル円は65円半ばまで上昇。クロス円のなかでは上げが目立っている。金融市場だけでなく、コモディティ市場の乱高下が落ち着きつつあることが資源国通貨の買い戻しにつながっている。NZドル円も63円後半まで上昇。日経平均は大幅続伸。前引けでは前営業日比1138.95円高の1万8026.73円となった。午後の東京外為市場は、ドル円は110.09円付近まで下落した後、下げ一服となっている。経済危機に備えるドル買いがドル円を押し上げてきた反動でドル安に振れているが、東京午後に入ってドル売りは一巡した。ユーロドルは1.08ドル前半、豪ドル/ドルは0.59ドル半ばまで上げた後、高値からやや調整している。豪ドル円は65円後半に上昇した後、上げ一服となっている。ユーロ円は午後に軟化。119円割れに沈み、118.82付近まで下落する場面があった。

株式(日経平均)

今日の日経平均株価の終値は1204円高の18092.35円。前場の東京市場は大きく買い優勢に傾き、日経平均は1100円を超える急騰で1万8000円台を一気に回復した。前日の米株市場でNYダウが大幅続落したものの、日銀のETF買い大幅増額の動きなどを背景に空売り筋の買い戻しが一気に加速する形となった。海外投資家による米国株買い・日本売りのポジション解消の動きも反映されたとみられている。日経平均株価は大幅続伸。高寄り後は一段と上値を追う展開となり、大幅高で引けた。上げ幅は1,200円を超え、18,000円の節目を回復した。25日移動平均線からのかい離率がマイナス10%前後とマイナス幅が大きく縮小している。

貴金属

金先限帳入値5560円(前日比+300円)銀先限帳入値48.0円(前日比+3.6円)白金先限帳入値2345円(前日比+139円)パラジウム先限帳入値6532円(前日比+859円)前場の金、銀は大幅続伸。金はニューヨーク高や円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安が一服したが、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。銀も ニューヨーク高を受けて堅調となった。米連邦準備理事会(FRB)は緊急の連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、新型コロナウイルスへの対応として、無制限の量的緩和(QE)を行う方針を決定した。一方、米上院は23日、2兆ドルの新型コロナウイルス対策法案の採決に向けた動議を前日に続いて否決した。ダウ平均株価が急落したが、金ETF(上場投信)に投資資金が戻り、金価格を押し上げる要因になった。午後はニューヨーク高や円安を受けて買い優勢で始まったの ち、円安が一服したが、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。取引後半は、ドル安一服に上値を抑えられた。銀もニューヨーク高を受けて堅調となった。金は米連邦準備理事会(FRB)の無制限の量的緩和(QE)を受けてETF(上場投信)に投資資金が戻ったことが支援要因になった。これまで新型コロナウイルスの感染拡大による株価急落で換金売りが出ていたが、米FRBが次々と金融緩和措置を発表し、無制限QEも決定したことで投資資金が戻った。一方、米株価は景気対策に対する期待感が支援要因となって時間外取引で反発した。

石油

原油先限帳入値26590円(前日比+2080円)ガソリン先限帳入値36770円(前日比+1270円)灯油先限帳入値38610円(前日比+860円)前場の東京石油市場は大幅高。一部の限月は2000円近く上げた。新型肺炎による需要喪失や、サウジやロシアなど産油大国の増産見通しを背景に暴落していたが、今週に入って下げが調整されている。時間外取引でニューヨーク原油は続伸の動き。円相場は1ドル=110円前半で推移し、円安・ドル高は一服。現金でドルを確保しようとする動きは落ち着いている。日中取引開始後、東京原油先限は堅調。2万6490円まで上げ幅を拡大。夜間取引までの高値を上回っている。午後の東京石油市場は総じて大幅高。原油期先中心に概ね買いが先行し、原油は3月当限を除き、4ケタ高で引けた。朝方に1ドル=111円台前半まで下落した円相場が、一時110円台前半まで反発したが、ニューヨーク原油時間外取引が続伸して推移していることに支援された。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値150.9円(前日比+2.0円)TSR20先限帳入値132.4円(前日比+0.3円)前場のゴムRSS3号は、軒並み反発。寄り付きでは、米連邦準備制度理事会(FR B)が無制限の量的緩和を決定したことから、ドル建て金や原油といった他商品が急伸したことを受けて、買いが先行した。ただ、買い一巡後は、やや伸び悩みをみせてい る。TSR20は、総じて小安い。東京ゴムは、反発場面となっている。米連邦準備制度理事会(FRB)が無制限の量的緩和を決定したことを好感した動きだ。ただ、日経平均株価が1100円超も上昇している割には、戻りが鈍い。新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、今後、自動車販売が大幅に減速し、天然ゴム需要が縮小することが見込まれる。午後のゴムRSS3号は、総じて反発。寄り付きでは、米連邦準備制度理事会(FR B)が無制限の量的緩和を決定したことから、前日の海外市場で金や原油が急騰したことを好感し、買いが先行した。ただ、買い一巡後は、伸び悩みをみせ、当限はマイナスサイドに沈んで取引を終えた。TSR20は、総じて小幅安となった。 

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23330円(前日比-30円)午前中のとうもろこしは、小幅まちまち。円相場が朝方、1ドル=111円台前半に下落したが、その後、110円台前半に反発。シカゴコーンは23日に期近5月限が小幅続落で引けたが、24日の夜間取引も小幅続落で推移し、新規買い材料不足。午後の東京コーンはまちまち。先限は小幅安。期近5月限は2万0550円まで下落し、一代安値を更新。安値更新後、250円の2万1050円まで反騰。期中から期先は2ケタの高下で先限は2万3300円まで下落。シカゴ夜間取引で期近5月限が小幅続落で推移や、円相場が1ドル=110円台前半まで反発が圧迫要因。


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