夕刊:2020/03/25

貴金属は連日の大暴騰。日経平均株価も19500円を回復。オイルも高い。

為替

午前中の東京外為市場は、ドル円は110.76円付近まで下落した。海外市場では111.71円付近まで上昇したもの、111円半ばから後半で上値が抑えられる展開が続いており、東京市場では円買い・ドル売りが優勢。新型肺炎を背景とした経済危機に備えてドルを現金で確保する動きが一巡した後、月末・四半期末でこの時期特有のフローが交錯し、足元の方向感が限定されているようだ。ドル円の下げに圧迫され、ユーロ円は119.52円付近まで軟化した後、119円後半へ切り返している。豪ドル円は65.93円付近まで調整した後、66円前半で推移。午後の外為市場は、ドル円は午前につけた110.76円付近の安値から切り返し、111円半ばまで水準を切り上げた。この時期特有の円買い・ドル売りフローをこなしたほか、米ホワイトハウスが上院の民主、共和両党と新型コロナウイルス対策の景気刺激策で合意に達したことが支援要因。ユーロ円は120円半ば、ポンド円は131円後半、豪ドル円は67円前半まで上昇した。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は1454円高の19546.63円。前場の東京市場は主力株をはじめ幅広い銘柄に買いが流入し、日経平均は続急騰、1000円を超える上げ幅で1万9000円台を回復した。前日の米株市場でNYダウが過去最大の上げ幅を記録し、リスクオフの巻き戻しが鮮明となるなか、東京市場もこの流れに乗った。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は強いなかも、米国の大型景気対策への期待が追い風として意識されたほか、東京五輪の1年程度の延期が決まったことで、アク抜け感からの買いも流入した。午後の日経平均株価は大幅続伸。米国株の急騰などを受けて高寄りすると、その後は一段高となり、19,000円の節目を回復した。終値は前営業日比1,454.28円高の19,546.63円。高寄り後に上値を伸ばして、19,000円の節目を回復している。大きく値を崩してきた反動高となり、連日の急伸となった。

貴金属

金先限帳入値5754円(前日比+194円)銀先限帳入値51.8円(前日比+3.8円)白金先限帳入値2620円(前日比+275円)パラジウム先限帳入値7235円(前日比+703円)金、銀は大幅続伸。金はニューヨークの大幅高や円安を受けて買い優勢で取引を開始。一時は5800円台まで値を伸ばしたが、売り圧力が強まるなか全限月が5700円台で高下。銀もニューヨークと金の大幅高を受けて確りで推移。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、これに伴う外出制限等が続くなか、鉱山の操業停止や、地上在庫の流通が停止するという需給面でのリスクが浮上している。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減少の可能性のみならず、供給引き締まりが原因になっての需給タイト化の可能性に注意しておきたい。午後の東京金、銀も大幅続伸。金はニューヨークの大幅高や円安を受けて買い優勢で取引を開始。一時は5800円台まで値を伸ばしたが、売り圧力が強まり、全限月が5700円台での取引となった。午後に入ると、期中から期先は5750円割れとなった。後半は全限月が5750円水準でもみあった。銀もニューヨーク大幅高と金の続伸を受けて期先2本を含む3本が大幅高。

石油

原油先限帳入値27690円(前日比+1100円)ガソリン先限帳入値37880円(前日比+1110円)灯油先限帳入値39140円(前日比+530円)午前の東京石油市場は上昇。昨日の海外原油が続伸したほか、ニューヨーク時間外取引が堅調に推移していることが国内市場を押し上げている。新型肺炎による経済危機に直面し、金融市場はかなり動揺していたが足元では落ち着きを取り戻しつつある。ただ、円相場が1ドル=110円後半まで円高推移していることは圧迫要因。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計は特に材料視されていない。日中取引開始後、東京原油先限はプラス転換し2万7110円まで上げた。夜間取引までの高値を上回っている。午後の石油市場は総じて続伸、原油・ガソリンは期先から大幅高。為替が1ドル= 111円台前半まで円安に振れたうえ、前日の海外原油が安値から切り返してプラス引けし、この日のアジアの時間帯の夜間取引でさらに一段高となっていることに支援された。主要3油種では、原油とガソリンの期先2本が4ケタ高となり、騰勢を強めたのが目立った。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値153.2円(前日比+2.3円)TSR20先限帳入値132.3円(前日比-0.1円)東京ゴムRSS3号は、当限除いて続伸。寄り付きでは、前日のダウ平均株価が暴騰したことを好感し、買いが優勢となった。ただその後は、やや伸び悩みをみせている。TSR20は、総じて小幅安となっている。24日、中国自動車工業協会がまとめました資料によると、中国の今年上半期の新車販売台数は、前年同期と比べ約25%減少するという試算となった。また、同資料によると、3月末で新型コロナウイルスの感染拡大がコントロールされた場合でも、1-3月期の販売台数は前年同期比45%の減少になる。午後もゴムRSS3号は、軒並み高。寄り付きでは、寄り付きでは、前日のダウ平均株価が暴騰したことを好感し、買いが優勢となった。その後、やや伸び悩みを見せる場面もあったが、日経平均株価が後場に暴騰したことを好感し、再び地合いを引き締めた。TSR20は、総じて小幅安となった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23600円(前日比+270円)とうもろこしは、上昇。1ドル=111円台前半の円安、シカゴ小幅高を背景に序盤から買い優勢。シカゴ夜間取引が続伸して推移から売り物は少なく、先限は300円超の上げ幅を維持し、高もちあい。円相場が110円台後半に反発しているが、特に売り材料視されず。午後のコーンは総じて急伸。為替が1ドル=111円台前半まで円安に振れているうえ、前日のシカゴが上伸して、さらにこの日のアジアの時間帯の夜間取引で一段高となっていることに支援された。


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