夕刊:2020/03/26

貴金属は大幅に反落。日経平均株価も大幅安。オイルも4桁安。

為替

前場の外為市場は、ドル円は110.46円付近まで下落した。海外市場で111円半ばから後半を試しては押し戻される展開が連続しており、本日もこのパターンに当てはまっている。新型肺炎による景気悪化を和らげるための米景気対策法案の成立が視野に入っているものの、土壇場で協議が難航していることが重し。ユーロ円は120.51円付近、ポンド円は130.57円付近、豪ドル円は64.92円付近まで下げた後、やや切り返している。午後の外為市場、ドル円は110円半ばで下げ一服となっている。米新規失業保険申請件数が大幅に悪化する見通しであることがドル円の重しとなっているが、新型肺炎の蔓延によって本件数が急増することはある程度織り込まれている。米景気対策法案は米上院を通過し、27日の下院の採決待ちとなっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比882円安の18644.60円。前場の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが続伸したものの終盤急速に伸び悩み引け味の悪さを残したことや、国内の新型コロナウイルスの感染拡大が加速していることなどを嫌気して大きく売り優勢に傾いた。前日までの3営業日で日経平均は3000円近い上昇をみせていたが、アルゴリズム売買による先物主導の上昇で、きょうはその反動が出た形。売買代金は減少傾向にあり、値下がり銘柄数は全体の73%を占めた。午後は大幅安となって、19,000円の節目を割り込んだ。前日までの3営業日で3,000円近い大幅な上げとなった反動もあり売りに押された。

貴金属

金先限帳入値5642円(前日比-112円)銀先限帳入値50.9円(前日比-0.9円)白金先限帳入値2578円(前日比-42円)パラジウム先限帳入値8235円(前日比+1000円)午前中の金、銀は反落。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下落や円高を受けて軟調となった。銀もドル建て現物相場の下落と円高を受けて軟調となった。午後の金は反落、銀はまちまち。金はニューヨーク安、ドル建て現物相場の下落、円相場が1ドル=110円台半ばまで上昇から売り優勢。先限から下げ幅を拡大し、3ケタ安まで下落。午後の取引は現物相場の軟化から先限中心に売り圧力が強く、先限は100円超の下落で引けた。

石油

原油先限帳入値25640円(前日比-2050円)ガソリン先限帳入値36900円(前日比+0円)灯油先限帳入値38300円(前日比-0円)午前の東京石油市場は大幅安。一部の限月の下げ幅が4ケタ超となっている。景気後退を控えて石油の需要見通しは悪化したままであるほか、来月からサウジアラビアなどの大増産が始まる予定であることが重し。米景気対策法案が成立すれば経済的な痛みは多少和らぐが、景気悪化見通しに変化は乏しい。時間外取引でニューヨーク原油5月限が軟調に推移していることや、円相場が1ドル=110円半ばまで円高となっていることも売りを後押し。午後の東京石油市場は総じて急反落。為替が1ドル=110円台半ばまで円高に振れるなか、前日の海外原油が下落したあと戻して堅調に引けたものの、前日の国内大引け時点より下落し、さらにこの日のアジアの時間帯の夜間取引でさらに一段安となっていることに圧迫された。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値151.6円(前日比+0円)TSR20先限帳入値132.0円(前日比-0.3円)ゴムRSS3号は、総じて小安い。序盤は、日経平均株価が大幅安となったことを受けて、売りが先行する展開となった。ただ、上海ゴムが安寄り後にプラスサイドに切り返すと、東京ゴムも下げ幅を縮小し、4月限はプラスサイドに振れている。TSR20は小幅安。先限は、24日に146.3円まで下落後、戻り場面となっていた。ただ、今日は売り物がちの展開となっており、戻りも一服となりそうだ。新型コロナウイルスの影響から、東京都は、今週末の外出自粛要請を出したうえ、政府専門家会議は、新型コロナウイルスの国内の感染状況について、蔓延のおそれが高いとの報告書を出した。既に生産タインの停止を決めている自動車メーカーも多い。ゴム相場の戻りがあれば、そこは売り場となりそうだ。午後の東京ゴムRSS3号は、軒並み安。序盤は、日経平均株価の大幅安を背景に、売りが先行した。その後、上海ゴムが安寄り後に上海ゴムが地合いを引き締めたことから、下げ幅を縮小させた。ただ、買いは続かず、終盤は売り物がちとなった。TSR20は、総じて小幅安。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23450円(前日比-150円)とうもろこしは下落。序盤、期先3本は夜間取引高を引き継ぎ、買い優勢で推移。しかし先限が小口の売りで上げ幅を削り、2万3200円まで急落。下値を切り上げたが、2万3380円で戻りを抑えらた。シカゴ夜間取引の反落、円相場が1ドル=110円台半ばに上昇していることが弱材料。商品、株式市場が概ね軟調なことも嫌気。先限は夜間取引で2万3770円まで上昇。しかし日取引で軟化し、3月限の発会値2万3460円を割り込むまで急落し、売り方に有利な値位置に沈んだ。午後の東京コーンはまちまち。為替が1ドル=110円台半ばまで円高に振れるなか、前日のシカゴは小幅続伸したが、この日のアジアの時間帯の夜間取引では下落したことで、強弱感が交錯した。限月ごとに玉次第の展開となった。先限は下落したが、大引けにかけて下げ幅を縮小した。


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