夕刊:2020/03/27

貴金属は久方ぶりにおとなしい値動きに。日経平均株価は力強く反発。オイルは4桁安。

為替

午前中の東京外為市場は、ドル円は108.31円付近まで下落。前日の海外市場から円 高・ドル安が加速している。月末・四半期末の円買い・ドル売りが背景。新型肺炎の感染拡大を防ぐための首都閉鎖が警戒されていることもドル円の重しだが、日経平均は反発して前場を終えた。ドル円の下げに圧迫され、ユーロ円は119.63円付近、ポンド円は132.13円付近まで下げた。豪ドル円は65.81円付近、NZドル円は64.76円付近まで軟化したが、対ドルでのオセアニア通貨高に支えられ、下値は限定的。 午後の外為市場終盤、ドル円は108円前半で下げが落ち着いたが、安値からの戻りはほとんど見られない。米国における新型コロナウイルスの感染者数がスペインやイタリアを上抜き、パンデミックの中心地となる見通しでドル売り圧力が強まっている。下げ一服後のユーロ円は120円ちょうど付近、ポンド円は133円ちょうど付近。やや戻しているものの、ドル円の下げに上値が抑えられている。豪ドル円は66円台前半で推移し、ユーロ円やポンド円と比較すると下げ幅は限定的。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比724円高の19389.43円。午前中の日経平均株価は上伸。前日の米株式市場でNYダウが前日比1351ドル高と大幅高となったことを受け、東京株式市場も堅調に推移した。日経平均株価は一時700円を超す上昇となり、1万9300円台まで値を上げる場面があった。きょうは3月決算企業の権利付き最終売買日で、権利取りの動きも出ている様子だ。ただ、寄り付きの買い一巡後は売りに押され上昇幅は縮小した。為替が1ドル=108円半ばへ円高が進行していることも、全体相場の上値を重くしている。日経平均株価は大幅反発。米国株の急伸を受けて高寄りすると、プラス圏でのもみ合いが続いた。買いが一巡すると上げ幅を縮小したものの、後場に入り盛り返した。5日移動平均線は引き続き上向きで推移している。

貴金属

金先限帳入値5665円(前日比+23円)銀先限帳入値51.1円(前日比+0.2円)白金先限帳入値2584円(前日比+6円)パラジウム先限帳入値7984円(前日比-251円)午前中の東京金は反発、銀はまちまち。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上値の重さや円高を受けて上げ幅を縮小した。銀は金堅調につれ高となったが、円高を受け、まちまちとなった。米新規失業保険申請件数は前週比300万1000件増の328万3000件と、過去最多となった。米国で新型コロナウイルスの感染者が増加し、中国とイタリアを超えて世界最多になっており、労働市場はさらに悪化するとみられる。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は、米経済は「おそらく景気後退(リセッション)」入りとした上で、経済活動の完全な再開は新型コロナウイルスの制御にかかっているという認識を示した。午後の金は反発、銀はまちまち。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったの ち、円高が圧迫要因になったが、ドル建て現物相場の押し目が買われたことが下支えになった。午後に入ると、円高進行を受けて上げ幅を縮小したが、押し目は買われた。銀は金堅調につれ高となったが、円高を受け、まちまちとなった。東京金先限は夜間取引の高値5755円で上げ一服となり、日中取引で5639円まで下落したのち、値を戻した。ニューヨーク高となったが、円高をに上値を抑えられ た。

石油

原油先限帳入値24740円(前日比-900円)ガソリン先限帳入値35700円(前日比-1200円)灯油先限帳入値36680円(前日比-1620円)午前の東京石油市場は下落。欧州や米国で新型コロナウイルスの感染が一段と広がっており、石油の需要見通しが一段と悪化している。時間外取引でニューヨーク原油は上昇しているものの、今月の安値圏でもみ合いが続いている。販売先の開拓に苦慮しているようだが、サウジは来月から供給を拡大する構え。円相場が1ドル=108円半ばまで円高推移していることも国内市場の圧迫要因。午後の石油市場は総じて続落。為替が1ドル=108円台後半まで大きく円高に振れたうえ、前日の海外原油が下落したことに圧迫された。ただ、この日のアジアの時間帯の夜間取引ではやや戻して推移している。主要3油種では、石油製品の下げ幅が相対的に大きくなり、ガソリンは5本が4ケタ安の急落となったが、灯油は期近3本が商いが成立せず、帳入値が前日比変わらずとなった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値149.6円(前日比-2.0円)TSR20先限帳入値131.9円(前日比-0.1円)ゴムRSS3号は、軒並み安。寄り付きでは、前日、ダウ平均株価が暴騰したことを好感し、期先3本は買い優勢となった。その後、ドル円が円高方向に振れたこと や、上海ゴムの中心限月が地合いを緩めていることを嫌気して、売り優勢の展開となっている。TSR20は、総じて小幅安。新型コロナウイルスの影響から、世界的に景気後退局面を迎えるとの見方が広がっている。東京ゴムも、期近が140円付近まで水準を引き下げている。午後のゴムRSS3号は、軒並み続落。寄り付きでは、前日、ダウ平均株価が暴騰したことを好感し、期先3本は買い優勢となった。だが、その後、ドル円が円高方向に振れたことや、天然ゴム需要の減少観測などから売りが優勢となった。TSR20は、総じて小幅安。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23170円(前日比-280円)前場のコーンは期先2本が大幅安。序盤は夜間取引で堅調に引けた流れを引き継ぎ、小高く推移した。しかしシカゴ夜間取引が売り優勢で推移を背景に先限から軟化し、2万3070円の安値をつけた。シカゴコーンは中心限月の期近5月限が350セント台で定着するに至っていない。コーンはシカゴの上値の重さに加え、円高の進行で軟調な展開を強いられた。午後の東京コーンは期先2本が3ケタ安。期近から期先の4本は出合いなし。シカゴ夜間取引が小幅安を背景に先限から軟化し、1ドル=108円台半ばの円高で期先1月限がつれ安。午後は反発力は弱く、3ケタ安で推移。


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