夕刊:2020/03/30

貴金属は大幅安で薄商い。日経平均は安いながらも大引けに値を戻す。オイルは概ね4桁安。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は107.12円付近まで値を落とす場面が見られた。前週末の海外市場で107円台に下落。週末にトランプ米大統領がNY州などの検疫強化方針を打ち出し、その後撤回するなど、混乱が続く中で、週明けもう一段のドル売り円買いが出る流れに。ドル円は朝方の107円台後半から108円にかけてのもみ合いから、ユーロ円の下げもあって値を落とし、107円12銭まで。ユーロ円はユーロ安、円高両面から値を落とす格好。スペイン政府は不要不急の経済活動自体の停止を発表。経済への悪影響はかなり大きなものになるとの思惑が広がり、ユーロは対ドル、対円で値を落とした。ユーロ円は120銭台前半から値を落とし、いったん119円台半ば手前でもみ合う場面も、割り込むと売りが加速して、118円80銭台まで。 午後は外為市場は、ドル円は107円70銭台での推移。午前中に107円台後半から108円近辺にかけてのもみ合いから107円12銭まで大きく値を落とす場面が見られたが、午後に入って買い戻しが強まり、一時107円95銭と下げ分を解消する動きとなった。朝方400ドルを超える下げとなっていた米ダウ平均先物時間外取引が、プラスに転じ、その後300ドルを超える上昇となり、ドル買いの動きが強まった。朝から売りが目立つユーロドルの下げが午後に入っても続き、一時1.1069まで値を落としたことも、ドル買いの動きを誘った。ユーロに関してはスペインが週末に打ち出した経済活動自体の停止などが売りにつながった面も。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は304円安の19084.97円。前場の日経平均株価は大幅安。前日の米株式市場でNYダウが前日比915ドル安と急落したことを受け、東京株式市場も大きく値を下げて推移した。日経平均株価は一時800円を超す下落となり、1万8500円台まで値を下げる場面があった。新型コロナウイルスの感染拡大が世界的に続いていることが嫌気されている。為替が1ドル=107円前半へ円高が進行していることも、売り要因となっている。午後は一段安となったものの、売り一巡後は下げ渋りを見せた。

貴金属

金先限帳入値5566円(前日比-99円)銀先限帳入値48.8円(前日比-2.3円)白金先限帳入値2445円(前日比-139円)パラジウム先限帳入値7420円(前日比-564円)前場の金、銀は総じて下落。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。銀はニューヨーク安と円高を受けて期先2本が軟調となった。利食い売りが圧迫要因になった。インド準備銀行やカナダ中銀が利下げを実施したが、株安となるなか、利食い売りが出た。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、景気の先行き懸念が強い。午後の金、銀は総じて下落。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場が下げ一服となったが、戻りは売られた。銀はニューヨーク安と円高を受けて4月限と期先2本が軟調となった。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、世界で72万件を上回った。スペインがさらなる移動制限措置を模索しており、ユーロ安が金の圧迫要因になった。一方、トランプ米大統領は行動自粛要請を4月30日まで延長した。米大統領はこれまで12日の復活祭まで経済の正常化を目指していた。週明けの米株価は下落して始まったが、売り一巡後はプラスサイドに転じた。

石油

原油先限帳入値23870円(前日比-870円)ガソリン先限帳入値33910円(前日比-1790円)灯油先限帳入値34960円(前日比-1720円)前場の東京石油市場は下落。序盤から27日の海外原油安に続き、週明けの時間外取引で続落、円相場が1ドル=107円台半ばまで上昇から灯油期先9月限を除いて売りが優勢となった。閑散商いのため、下げ幅は限月によって異なるなか、先限は2万3610円まで軟化。石油製品は複数の限月が4ケタ安。新型コロナウイルス感染者が全世界で70万人を超えた。まだ感染の動きに歯止めがかからない。今後、感染増が東南アジ ア、南アメリカ、アフリカでも増えることが警戒され、原油需要に対し、一段と悲観的な見方が増えそうだ。午後の石油市場は大幅続落。為替が1ドル=107円台後半まで円高に振れるなか、 27日の海外原油は期近が下落して、週明けのアジアの時間帯の夜間取引で朝方さらに一段安となったことに圧迫された。株式が下落したこともセンチメントを弱気にした。主要3油種では、石油製品の下げ幅が相対的に大きくなり、軒並み4ケタ安となり、2000円幅を超える急落となった限月も多くなった。ガソリン、灯油は全限月が一代安値を更新した。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値144.2円(前日比-5.4円)TSR20先限帳入値131.7円(前日比-0.2円)ゴムRSS3号は、大幅続落。寄り付きでは、円高や27日のダウ平均株価の大幅安となったことを受けて、売りが先行した。その後、上海ゴムが大幅安となってことから、下げ幅を拡大している。TSR20は、総じて小幅安。ゴムが下値追いの展開となってきた。東京RSS3号先限は、一時143.0円まで下落し、2009年3月19日以来の安値に沈んだ。目先、140円の節目を試すことになりそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、ゴム相場は下落を続けているが、中国の自動車メーカーは、徐々に操業を再開している。このため、需要が引き締まる可能性もあるので注意したい。午後のゴムRSS3号は、軒並み大幅続落。27日の欧米の株安でアジア株の下落が予想されること、1ドル=107円台半ばの円高を背景に序盤から下落。午前10時過ぎから上海ゴムが売り優勢となり、一代安値更新となると、下げ幅を拡大し、全限月が一代安値更新。先限は143円まで下落。先限つなぎ足で11年ぶりの安値をつけた。後半は安もちあいで推移。終盤に下値を切り上げたが、145.5円で戻りを抑えられ、144.2円で引けた。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22870円(前日比-300円)午前中のとうもろこしは先限が軟調。シカゴコーンが27日の下落に続き、週明けの夜間取引で安寄りしたことで先安感が強まり一段安。円相場が1ドル=107円台前半まで上昇したこと、2万3000円割れとなり、弱気のテクニカル要因からも売りが増え、2万2800円まで下落。期近5月限は変わらず。その他は出来ず。商品相場がほぼ全面安。新型コロナウイルス感染者数が全世界で70万人超えとなり、一次産品需要は減少が予想される。工業品に比べ、農産品の需要は安定しているが、需要減少不安を招く。


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