夕刊:2020/03/31

本日は貴金属はしっかり。白金は2500円をキープする。日経平均は反落。オイルはまちまち。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は108.72円付近まで上昇した。月末・四半期末・年度末絡みのドル買いが入っている。新型コロナウイルスの世界的な流行が一巡する兆候はみられず、金融市場の雰囲気は依然として神経質だが、足元では時期的なフローが値動きの中心となっている。中国国家統計局が発表した3月の製造業購買部担当景気指数(PMI)は52.0まで急回復した。新型肺炎感染拡大を阻止するための経済活動の抑制で2月に本指数は35.7まで急低下したが、コロナショック前の水準に戻った。中国では新型コロナウイルスの蔓延がすでに下火となっており、経済活動は正常化しつつある。ただ、今回の結果はほとんど材料視されていない。午後の外為市場は、ドル円は108円10銭前後まで値を落とすなど、ドル売り円買いが優勢となった。午前中に前日比300ドル超の上昇と買いが目立っていたダウ平均株価先物時間外取引が、高値から500ドル以上売られて22000ドル割れを付けるなど、株安の動きが優勢に。午前はしっかりの展開となっていた日経平均もマイナスに転じるなど、世界的に株安が進む中で、ドル売り円買いが強まった。午前中に期末がらみのドル買いもあって値を落としたユーロドルや豪ドルドルに対する調整の動きなども、ドル安基調を誘い、ドル円は頭の重い展開に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は167円安の18917.01円。前場の東京市場は、朝方から幅広く買い戻される展開。前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が急反発しており、この流れを受けて主力株中心に買いが入っ た。午前10時に発表された3月の中国製造業および非製造業PMIが予想以上に好調だったことも、市場心理改善につながった。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は強く、戻り売り圧力も拭えない。中国PMI発表後は1万9200円近辺で強弱観が対立する形で上値も重い。 午後もまちまちの展開。

貴金属

金先限帳入値5590円(前日比+24円)銀先限帳入値49.5円(前日比+0.7円)白金先限帳入値2506円(前日比+61円)パラジウム先限帳入値7690円(前日比+270円)金、銀は総じて反発。金はドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが売られが、円安を受けて堅調となった。銀もドル建て現物相場の上昇と円安を受けて堅調となった.欧州の新型コロナウイルスの感染拡大でユーロ安に振れたことが圧迫要因になった。スペインで移動制限が強化された。一方、米株価は上昇した。米連邦準備理事会(FRB)の無制限の量的緩和(QE)や経済対策などが下支え要因である。金はETF(上場投信)に小口の売りが出たが、押し目を買われるようなら下値は限られそうだ。

石油

原油先限帳入値24780円(前日比+910円)ガソリン先限帳入値33870円(前日比-40円)灯油先限帳入値34720円(前日比-240円)東京石油市場は上昇。新型コロナウイルスの世界的な流行が止まらず、海外原油は一段安となったが、ニューヨーク原油は20ドル割れから切り返し、国内市場では買い戻しが優勢となっている。時間外取引でニューヨーク原油が堅調に推移しているほか、1ドル=108円半ばで円安に振れていることも支援要因。中国国家統計局が発表した3月の製造業購買部担当景気指数(PMI)は52.0まで急回復した。新型肺炎による経済活動の停止で2月は35.7まで急低下した後、コロナショック前の水準に戻った。中国では新型コロナウイルスの蔓延がすでに抑制されており、経済活動は正常化しつつあるが、今回の結果は作為的でほとんど材料視されていない。午後の石油市場は油種間でまちまち。原油は軒並み反発、ガソリンも総じて上伸、灯油はまちまち。為替が1ドル=108円台前半まで円安に振れるなか、前日の海外原油はブレント原油中心に期近から急落したが、この日のアジアの時間帯の夜間取引では、その安値から大きく切り返していることで、プラス引けする限月が多くなった。主要3油種では、原油は軒並みプラス引けしたものの、ガソリンは先限が小幅安で引け、灯油も玉次第でマイナス引けする限月もあった。原油は2本、ガソリンは期中以降の4本、灯油は3本が一代安値を更新した。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値145.2円(前日比+1.0円)TSR20先限帳入値129.9円(前日比-1.8円)ゴムRSS3号は、4月限を除いて反発。寄り付きでは、前日の米株高を背景に買いが優勢となった。その後、伸び悩みをみせていたが、ドル円が円安方向に振れたことや、上海ゴムが上昇していることを受けて、一段高となっている。4月限は、需要減少観測などから上値が重くなっている。TSR20は、総じて下落。 午後のゴムRSS3号は、期近2本を除いて反発。前日の米株高を好感し、買いがやや先行して寄り付いた。その後、上海ゴムが上伸したことを受けて上げ幅を拡大させた。だが、中盤以降は、上海ゴムが伸び悩んんだことなどから、上値が重くなり、期近2本は、マイナスサイドに沈んで取引を終えた。TSR20は、総じて下落となっている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23000円(前日比+130円)コーンは先限が反発。シカゴコーンは続落となったが、前日に2万2800円まで値を落としたことで売り警戒感が強まったことで買い戻された。円相場が1ドル=108円台半ばまで上昇したことで、上げ幅を3けたまで拡大し、目先の上値抵抗になっていた2万3000円を突破したが、その後、上げ幅を縮小している。5番先限は先限に追随して3けたの上げ幅を記録しているが、期近2本は軟調。午後のコーンはまちまち。期先は上伸も当限はさらに崩れる。為替が1ドル=108円台前半まで円安に振れるなか、前日のシカゴは続落したものの、この日のアジアの時間帯の夜間取引が強含みとなっていることで、期先2本はプラス引けした。


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