夕刊:2020/04/01

貴金属、日経平均株価は再び大暴落。オイルは4桁安。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は107.94付近まで水準を切り上げた。先週からの円高・ドル安が落ち着いている。中国国家統計局が発表した3月の製造業購買部担当景気指数(PMI)に続き、財新発表の製造業PMIも急回復しており、コロナショック後の中国経済の持ち直しが期待された。ただ、世界経済は中国発の新型肺炎によるパンデミックの渦中にあり、リセッション(景気後退)が待ち受けていることから、中国への向かい風は続く見通し。ユーロ円は118円後半、ポンド円は133円前半、豪ドル円は66円ちょうど付 近、NZドル円は64円前半で小動き。豪ドル円やNZドル円は21日移動平均線に戻りが抑えられる格好となっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は851円安の18065.41円。午前中は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に対する懸念が日増しに高まっており、前日の米株安を受け東京市場でも売り優勢の地合いとなった。寄り前に発表された3月の日銀短観は大企業製造業DIが7年ぶりにマイナスとなるなど国内景況感の落ち込みが明らかとなり、事前の市場コンセンサスは上回ったものの、投資家心理の冷え込みを助長している。ただ、下値では値ごろ感からの押し目買いや買戻しが入り、朝方に1万8500円台まで売り込まれた後は下げ渋る展開となった。午後は終盤に一段安となり、一時18,000円の節目を割り込んだ。前日までは25日移動平均線の高安のレンジ内で推移していたが、今日はそのレンジを下に抜けた。

貴金属

金先限帳入値5450円(前日比-140円)銀先限帳入値48.4円(前日比-1.1円)白金先限帳入値2450円(前日比-56円)パラジウム先限帳入値7798円(前日比+108円)金、銀は反落。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は下値を試したが、ドル建て現物相場の下げ一服や円高一服を受けて安値から戻した。銀はドル建て現物相場の下落と円高を受けて軟調となった。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、欧州各国が外出制限の延長を発表し、景気の先行き懸念が強い。トランプ米大統領も移動自粛要請を4月30日まで延長した。3月の米消費者信頼感指数は120.0と前月の132.6から低下し、2017年7月以来の低水準となった。米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、米経済はすでにリセッション(景気後退)に陥っているとの考えを示した。午後は現物相場の戻りで下値を切り上げ、金は120円程度の下落が目立つ展開となった。だが終盤に下げ幅を拡大。先限は引け前に戻し、140円安で引けた。銀は先限が円高、ドル建て現物相場の弱含み、金の大幅安から売り優勢。期先12月限はつれ安。

石油

原油先限帳入値23600円(前日比-0円)ガソリン先限帳入値33520円(前日比-350円)灯油先限帳入値33500円(前日比-1220円)前場の東京石油市場は下落。新型肺炎の感染拡大で石油需要が一段と減少する見通しであることや、今月からサウジアラビアなど主要な産油国が増産する予定であることが重し。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計では需要減が鮮明となっている。円相場が1ドル=107円前半まで円高推移したことも圧迫要因。ただ、時間外取引でニューヨーク原油は堅調であるほか、円相場は107円後半まで円高が後退しており、国内市場は下げ幅をやや削っている。メキシコ国営石油会社(PEMEX)は新型肺炎によって石油需要が減少しているなかでも生産量を維持すると表明した。同国のフラッグシップ・グレードであるマヤ・ヘビーは1バレル=10ドル付近まで下落している。コロナショック前は50ドル超で推移していた。午後の石油市場は大幅安。為替が1ドル=107円台前半まで円高に振れているうえ、前日の海外原油は小幅にニューヨーク原油高のブレント原油安で引けたが、急伸していた前日の国内大引け時点の夜間取引より下落していることで売り圧力が強まった。また日経平均株価が急落するなど株式が崩れたことも嫌気された。主要3油種では、原油がおおむね4ケタ安に沈む一方、ガソリンの下げ幅が抑制された。灯油は不需要期の期先の期中以降の下げ幅が大きくなった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値141.5円(前日比+0.0円)TSR20先限帳入値130.2円(前日比+0.0円)午前中のゴムRSS3号は、当限を除いて軟調。寄り付きでは、円高や前日の米株安を背景に売りが優勢となった。その後、ドル円が円安に振れたことから、買い進まれる場面もぱったが、上海安から戻りを叩かれる展開となっている。TSR20は、小幅まちまち、新甫2020年10月限は130.2円で発会した。東京先限は、軟調な展開となっている。一時142.1円まで下落し、2009年3月以来の安値に沈んでいる。目先、節目の140円を試す展開となりそうだ。同水準を下抜くと、節目の135円や2009年3月12日の安値131.6円を試そう。午後のゴムRSS3号は、軒並み安。軟調。寄り付きでは、円高や前日の米株安を背 景に売りが優勢となった。その後、ドル円が円安に振れたことから、買い進まれる場面もあったが、午後に入ると、円高が進んだうえ、日経平均株価が一時1000円超下落となるなど、大幅安となったことを嫌気して売りが優勢となった。TSR20は、小幅まちまち。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22820円(前日比-180円)前場のコーンは期先2本が下落。先限は序盤早々に2万2820円まで下落したが、下値を切り上げ、2万2900円に戻した。その後、2万2890円に弱含んだが、商いはほとんどない。東京コーン先限は夜間取引で2万2540円まで軟化。そのまま安値圏で低迷なら総弱気ムードであったが、安値から300円以上の戻りとなり、下放れリスクは後退。米農務省(USDA)発表の作付け意向面積、四半期在庫の発表も起爆剤こなっていない。午後のコーンはまちまち。期先は反落、当限は急反発。為替が1ドル=107円台前半まで円高に振れるなか、前日のシカゴが期近から続落したことに期先は圧迫された。このところ崩れて2万円台を割り込んでいた当限は、納会月に入り、わずかに1枚の出来高だったが、値を飛ばして再び2万円台を回復した。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。