夕刊:2020/04/02

貴金属は変化あまりなく終日まちまち。日経平均株価は続落。オイルは概ね高い。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は107.57円付近まで水準を切り上げた。トランプ米大統領の仲介によってサウジアラビアとロシアの関係が改善に向かい、原油価格の回復とともに深刻な景気後退懸念が和らぐことが期待されている。米国は世界最大の産油国。ただ、トランプ米大統領は仲違いした両国が近日中に合意に至ると述べたが、詳細については語っておらず、ドル円の上値は限定的。ユーロ円は117.72円付近、ポンド円は133.28円付近、豪ドル円は65.45円付近まで強含んだ。午後の外為市場は、ドル円は107円台半ばから107円20銭台に値を落とした。後場に入って日経平均が一時プラス圏を回復。米ダウ平均先物時間外取引の上げ幅が300ドルを超えるなど、世界的に株が買われる中で、ドル円も107円台半ばでのしっかりした動きを見せた。しかし、日経平均は246円安で引けるなど、その後は売りが優勢に。ダウ平均の上げ幅が縮小、ユーロストック先物時間外取引がマイナス圏での推移など、株の売りが強まる中で、ドル円も107円20銭台に値を落とす展開となった。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は246円安の17818.72円。前場のアジア太平洋株式市場はまちまち。新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されて米国株が大幅安となったことで、売りが先行する市場が多くみられた。ただ、米国株価指数先物が時間外取引で上昇に転じていることなどを受けて、押し目買いの動きが広がり、一部の市場はプラス圏に転じている。上海株は安寄り後に下げ渋りから上昇に転じている。台湾市場は休場。下げ幅を一時350円超まで拡大した後は下げ渋りを見せた。一時プラス圏に転じたものの、上値を抑えられて下落して引けた。

貴金属

金先限帳入値5432円(前日比-18円)銀先限帳入値49.0円(前日比+0.6円)白金先限帳入値2455円(前日比+5円)パラジウム先限帳入値7400円(前日比-398円)金は続落、銀はまちまち。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始 まった。その後は円高が一服したが、ドル建て現物相場の下落を受けてマイナスサイドに転じた。銀はまちまちとなった。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、トランプ米大統領が24万人が死亡する可能性があるとしたことなどを受けて株安に振れた。ニューヨーク金は供給ひっ迫でプレミアムが付いてから指定倉庫在庫の増加が続いており、実需筋が売りに回っている。一方、SPDRゴールドの現物保有高は前日比1.755トン増の968.752トンとなった。米連邦準備理事会(FRB)の無制限の量的緩和(QE)などを背景に投資資金の流入が続いていることは下支え要因である。午後の金は、まちまち、銀は先限が上昇。金はドル建て現物相場の下落を背景に午前中から小安く推移。午後に入ると、現物価格が1580ドル台後半で堅調に推移から期近が小高で小高くなる限月が見られた。期先は5440円台に戻し小幅安となったが、終盤から引けにかけてジリ安。

石油

原油先限帳入値24310円(前日比+710円)ガソリン先限帳入値34970円(前日比+1450円)灯油先限帳入値34200円(前日比+700円)前場の東京石油市場では売り買いが交錯しているものの、原油の先限は堅調。トランプ米大統領の発言が好感されている。先月の会合後に決別したロシアとサウジアラビアが数日中に合意に至ると述べ、価格戦争が終了することを示唆した。ニューヨーク時間外取引は上昇している。円相場が1ドル=107円半ばまで円高が後退していることも支援要因。ただ、トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領やサウジアラビアのムハンマド皇太子と電話協議しているものの、詳細を語っておらず、仲違いした両国が関係を改善する根拠は不明で、国内市場の騰勢は鮮明ではない。午後の石油市場は油種間でまちまち。原油は総じて堅調で当限のみ軟調、ガソリンは期近安の期先高、灯油は当限が下落して、期先2本が堅調。前日の海外原油が崩れたことに圧迫されたものの、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引が急伸していることで、プラス引けする限月が多くなった。為替は前夜の海外市場では1ドル=108円台前半まで円安に振れ場面もあったが、この日の日中取引では前日の大引け水準とほぼ変わらない107円台前半で推移している。主要3油種では、原油は他限月に対して大幅な下ザヤとなっている4月当限のみ軟調となり、ガソリンも期近から軟調に引けた。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値140.6円(前日比-0.9円)TSR20先限帳入値128.6円(前日比-1.6円)ゴムRSS3号は、軒並み安。寄り付きでは、円高や前日の米株の大幅続落を背景に売りが優勢となった。その後、上海ゴムは軟調に推移すいているものの、ドル円が円安に振れたことから、下げ幅を縮小している。TSR20は、軒並み安となっている。新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、世界的に自動車産業が停止する状況となっており、自動車タイヤ用のゴム需要も減少が見込まれる。このため、ゴム相場も下値を探る展開が続いている。午後のゴムRSS3号は、軒並み続落。寄り付きでは、円高や前日のダウ平均株価の大幅続落を嫌気して、売りが先行した。先限は一時138.3円まで下落し、2009年3月17日以来の安値に沈んだ。ただ、その後は、円安などを背景に、下げ幅を縮小させた。TSR20は、軒並み安となった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22570円(前日比-250円)午前中のとうもろこしは下落。前日のシカゴ安、円相場が1ドル=107円台前半で強含み、弱気のテクニカル要因を背景に序盤から売り優勢。シカゴ夜間取引が小反発も買い材料視されず、期中から期先は下げ幅を拡大した。シカゴコーンはまだ下放れしていないが、新型コロナウイルス感染拡大が続き、投資家心理が弱気なため、東京コーンは見切り売り先行ムード。2万2500円台に戻したとはいえ、まだ底入れ感はな い。午後のコーンは総じて急落。当限は4ケタ安の急落。前日のシカゴが急落したことに圧迫された。ただ、アジアの時間帯のシカゴの夜間取引はやや戻しており、為替は前夜の海外市場では1ドル=108円台前半まで円安に振れ場面もあったが、この日の日中取引では前日の大引け水準とほぼ変わらない107円台前半で推移している。


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