夕刊:2020/04/03

日経平均株価は前日の値とほぼ変わらず。東商金は大幅高。オイルもまちまち。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は107円後半まで押し戻されている。序盤には108.20円付近まで上昇する場面があった。トランプ米大統領が仲違いしたロシアとサウジアラビアを仲介し、両国が最大で日量1500万バレルの減産を実施する可能性があると述べたことが円売り・ドル買いの背景。サウジは石油輸出国機構(OPEC)加盟国が中心となったOPECプラスに緊急会合の開催を要請したもよう。開催されるとサウジとロシアが再び協議を始めることになる。ただ、日量1500万バレルの協調減産はあまりにも大規模で例がなく、米国が参画しなければOPECプラスの枠組みを持ってしてもおそらく不可能であることから、懐疑論がドル円の上値を抑制している。ユーロ円は117.39円付近まで強含んだ後、上げ一服。ポンド円は134.10円まで上昇後、133円半ばで弱含み。豪ドル円は65円半ばで上値が重い。午後の外為市場は、ドル円は107円台後半での推移となった。昨日の米株高などを受けて、朝方は日経平均がしっかりとした動きを見せたこともあり、ドル円は108円20銭を付けるなど堅調な動きとなった。もっとも週末を前に108円台の買いに慎重な姿勢が見られたことや、朝から米債利回りの低下傾向が見られたことを受けて、ドル円は頭の重い展開に。その後米株先物時間外取引の売りをきっかけに株安の流れとなり、日経平均も後場に入ってすぐにマイナス圏に落ち込む中で、107円80銭近辺まで値を落とした。 

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は1.47円安の17820.19円。午前中の日経平均株価は反発。2日の米株式市場でNYダウが前日比469ドル高と急伸したことを受け、東京株式市場も朝方から買いが優勢の展開。一時200円を超す上昇となり1万8000円台を回復する場面があった。原油価格の急騰を受け、石油関連株などが値を上げた。ただ、買い一巡後は上値を抑えられ前引けにかけ上昇幅は縮小した。高寄り後に18,000円の節目を一時回復したものの、同節目の近辺では上値を抑えられた。5日移動平均線も25日移動平均線は下向きで推移している。上昇の動きが続きにくくなっており、目先は5日移動平均線に上値を抑えられて、下落基調で推移するとみられる。

貴金属

金先限帳入値5555円(前日比+123円)銀先限帳入値49.7円(前日比+0.7円)白金先限帳入値2460円(前日比+5円)パラジウム先限帳入値7300円(前日比-100円)金、銀は総じて上昇。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場のもみ合いを受けて小動きとなった。銀はニューヨーク高と円安を受けて期先2本が上昇した。米新規失業保険申請件数は664万8000件と、前週の330万7000件から急増した。新型コロナウイルスの感染拡大による外出禁止令などで労働市場が急速に悪化した。米連邦準備理事会(FRB)の無制限の量的緩和(QE)が続くことや、さらなる経済対策が見込まれることが金の支援要因である。また金ETF(上場投信)に投資資金の流入が続いている。午後の金、銀は総じて上昇。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場のもみ合いを受けて小動きとなった。午後に入ると、ドル建て現物相場の小じっかりが支援要因となる場面も見られたが、円安一服に上値を抑えられ た。銀はニューヨーク高と円安を受けて期先2本が上昇した。

石油

原油先限帳入値24140円(前日比-170円)ガソリン先限帳入値34850円(前日比-120円)灯油先限帳入値34300円(前日比+100円)前場の東京石油市場は上昇。トランプ米大統領が仲違いしたロシアとサウジアラビアを仲介し、両国が最大で日量1500万バレルの減産を実施する可能性があると述べ た。サウジは石油輸出国機構(OPEC)加盟国が中心となったOPECプラスに緊急会合の開催を要請したもよう。円相場が1ドル=108円ちょうど付近で円安推移していることも支援要因。ただ、日量1500万バレルの協調減産はあまりにも大規模で例がなく、OPECプラスの枠組みを持ってしてもおそらく不可能であることから、懐疑論が上値を抑制している。時間外取引でニューヨーク原油5月限は軟調。日中取引開始後、東京原油先限は2万4400円まで上げ幅を削った。夜間取引の高値である2万7640円から3000円超押し戻された。ただ、プラス圏は維持している。午後の石油市場は油種間でまちまち。原油、ガソリンは期近・期中高の期先安、灯油は約定した限月がプラス引けした。前日の海外原油がトランプ米大統領のツイートで一時急騰したあと大きく崩れたことで、東京石油も乱高下する展開となった。商いの薄い期近が大幅高を維持する一方、相対的に商いの多い期先は上げ幅を削ることになった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値144.3円(前日比+3.7円)TSR20先限帳入値115.3円(前日比-13.3円)午前中はゴムRSS3号は、軒並み反発。寄り付きでは、円安や原油高を好感し、買いが先行する展開となった。ただ、その後は、戻り売りを浴び、上げ幅を縮小させる限月が目立っている。TSR20は、軒並み大幅安となっている。東京ゴムRSS3号は、円安や前日のニューヨーク原油が、サウジアラビアとロシアが原油減産で合意する可能性が出てきたことから急伸したことを好感し、買いが先行した。ただ、実際には、まだ減産合意に達していないうえ、ロシアが乗り気ではないとの報道もあり、依然として不透明感が強い。前日のNY原油も、27ドル台まで急騰後、23ドル台まで軟化している。午後のゴムRSS3号は、軒並み反発。寄り付きでは、円安や原油高を好感し、買いが先行する展開となった。ただ、その後は、戻り売りを浴び、上げ幅を縮小させる限月が目立った。終盤はもみ合いとなった。TSR20は、軒並み大幅安となっている

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22740円(前日比+170円)午前中のとうもろこしは、まちまち。限月間で方向性を欠く展開。期先2本は夜間取引で買い優勢となった流れを引き継ぎ、堅調に推移。先限は上げつかえているが、期先1月限は、上げ幅を拡大し、先限にサヤ寄せ。先限は日中取引で2万2800円で上げつかえたが、2万2700円で買い拾われた。この後も閑散商い続きで2万2700円台中心に高もちあいを継続か。午後のコーンは、まちまち。限月間で方向性を欠く展開。期先2本は夜間取引で買い優勢となった流れを引き継ぎ、堅調に推移。先限は上げつかえたが、期先1月限は、上げ幅を拡大し、先限にサヤ寄せ。期近7月限が400円超の下落。円相場が1ドル=108円水準~107円台後半で推移、シカゴ夜間取引が小幅高で推移するなか、期先2本は午後も閑散に売りなしのなか、3ケタ高を維持。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。