夕刊:2020/04/06

貴金属は大引けにかけて大幅続伸。日経平均株価もしっかり。オイルはほぼ全限月4桁高。

為替

午前中の東京外為市場は、ドル円は109.09円付近まで上昇後、108.75円付近まで押し戻される場面はあったが、108円後半を中心に底堅い動きが続いている。米国における新型肺炎の中心地となっているニューヨーク州で死者数の伸びが鈍化する兆候があることがドルを支援している。ニューヨーク州では陽性判定の割合も減少しているという。新型肺炎の抑制を巡り、イタリアやスペインでも前向きな兆候がある。ユーロ円は117.97円付近まで上昇後、117円後半で上げ一服。ポンド円は133円前半、豪ドル円は65円半ばで上昇が一巡している。日経平均は大幅続伸。前引けでは前営業日比429.38円高の1万8249.57円となった。午後は東京外為市場は、ドル円は109円前後の高値圏で推移した。午前中に株高など受けたドル高円安に109円09銭を付けたドル円は、その後少し値を戻したものの、108円台後半までと、堅調な動きを続けた。朝から買いが優勢な日経平均が引けにかけて700円を超える上昇となり、米ダウ平均先物時間外取引も800ドルを超える上昇となる中で、ドル円は再び109円台に乗せ、109円13銭までと朝の高値を更新する動きに。ユーロ円が朝方の117円台前半から118円10銭台まで一時買われるなど、円安の動きも。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は756円高の18576.30円。前場の日経平均株価は急伸。3日の米株式市場でNYダウが前日比360ドル安と反落したが、週明けの東京株式市場は買い先行の展開となり、1万8000円台を回復した。時間外のNYダウ先物が上昇しているほか、円安が進行した。また、新型コロナウイルスの感染拡大により「緊急事態宣言」が近く出されるとの報道も思惑を呼んだ。午後の株価は高寄り後は米国株価指数先物の時間外取引の上昇や円安を背景に上値を追う動きとなった。18,000円の節目をしっかりと回復している。25日移動平均線は下向きながら、5日移動平均線を回復している。

貴金属

金先限帳入値5688円(前日比+133円)銀先限帳入値51.3円(前日比+1.6円)白金先限帳入値2535円(前日比+75円)パラジウム先限帳入値7563円(前日比+263円)午前中の金、銀は総じて続伸。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安進行やドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて堅調となっ た。銀は金堅調や円安を受けて期先2本が続伸した。 新型コロナウイルスの感染拡大による外出禁止令で労働市場は急速に悪化した。トランプ米大統領は4日、米国内の死者が向こう1~2週間でさらに急激に増え、世界大戦時に匹敵する数に達する恐れがあると警告した。また雇用維持で国内石油産業の保護に必要な場合には、関税を手段とすることも辞さない考えを明らかにした。午後の金、銀は更に続伸。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まったのち、円安進行やドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて堅調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の小動きを受け、もみ合いとなったのち、円安を受けて上値を伸ばした。銀は金堅調や円安を受けて期先2本が続伸した。

石油

原油先限帳入値26500円(前日比+2360円)ガソリン先限帳入値36480円(前日比+1630円)灯油先限帳入値37030円(前日比+2730円)前場の東京石油市場は大幅高。4ケタ超上昇する限月が目立っている。日量1000万バレル超の協調減産が現実味を帯び、石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心としたOPECプラスが緊急会合を行うことになった。会合の日程は当初の6日から延期され9日前後となり、時間外取引でニューヨーク原油は下落しているが、米国も含めた前例のない協調減産が実現すると期待されている。円相場が1ドル=109円ちょうど付近まで円安推移したことも国内市場の支援要因。午後の石油市場は急騰。為替が1ドル=109円近辺まで円安に振れるなか、3日の海外原油が急騰したことに支援された。海外原油の夜間取引は週明けのアジアの時間帯は急落して始まったものの、その後に大きく切り返す展開となり、東京石油も午後に騰勢を強める展開となった。主要3油種では、約定した限月は4ケタ高の急騰となり、とくに原油は3000円幅以上の上げ幅となる限月も多くなった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値146.9円(前日比+2.6円)TSR20先限帳入値115.2円(前日比-0.1円)ゴムRSS3号は、期近安・期中先高。序盤は、円安や米株価指数先物が夜間取引で大幅高となったことを好感し、買いが先行した。だが、その後は、需要減少観測などから、売りが優勢とり、期近2本はマイナスサイドに振れている。TSR20は、期先2本を除いて小じっかり。先限は、序盤は円安などから買いが先行し、147.3円まで上昇した。だが、戻りは叩かれ、上げ幅を縮小している。期近2本がマイナスサイド振れているところをみると、今後、需要が減少するとの見方が強いようだ。当先の順ザヤは、13円前後となっており、先限にはまだ下げ余地がありそうだ。午後のゴムRSS3号は、総じて続伸。1ドル=109円水準の円安、商品高、日経平均株価の上昇などに支援され、概ね買い優勢。上海ゴムが祝日で休場のため、閑散商いのなかでの上昇。期中から期先は2~2円超の上げ幅を維持して引けた。米国ニュー ヨーク州で新型コロナウイルス感染での死者が減少したことなどが好感されて、週明けの米国株価指数先物が時間外取引で大幅高となっていることも追い風。TSR20は、小幅まちまち。期近、期中が小幅高で推移したが、期先は小幅安。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22940円(前日比+200円)午前中のとうもろこしは、期中先が3ケタ高。序盤から先限が夜間取引の終値に比べ、上げ幅を拡大し、2万2960円まで上昇。円相場が1ドル=108円台に下落、商品相場がほぼ全面高で推移が支援材料。先限は夜間取引の高値2万2990円が抵抗線だが、2万2900円台前半で堅調に推移。先限は日中取引で2万2960円で上げつかえたが、2万2900円割れはなく、推移。シカゴコーンが安値模索を継続しているが、円安、商品高、さらに日経平均株価が大幅高で手じまい売りは見送りムード。後場もしっかり。


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