夕刊:2020/04/07

東商金、日経株価は堅調。オイルはまちまち。ドル/円は109円を挟んで推移。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は108円後半まで軟化。朝方には109.28円付近まで上昇する場面があった。米国も含めて世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着きつつあることが円売り・ドル買いを後押ししているが、ドル円の上値は連日で109円前半で抑えられており、反動安となっている。ドル円に連動し、ユーロ円は117.51円付近、ポンド円は132.94円付近まで下げた。豪ドル円は一時66.81円付近まで強含んだ。本日は豪中銀の理事会が行われるものの、すでに政策金利が0.25%の過去最低水準まで引き下げられ、国債購入も始 まっていることから、金融政策によって豪ドルが一段と押し下げられる余地はあまりなくなっている。ただ、ドル円の下げを背景に豪ドル円の上値は伸びない。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は373円高の18950.18円。寄り付きからの日経平均株価は上伸。6日の米株式市場でNYダウが前週末比1627ドル高と大幅高となった。また、きょうは新型コロナウイルスに対する「緊急事態宣言」が行われる予定。同時に発表される緊急経済対策の事業規模は108兆円と過去最大規模となる見込みだ。これを受け、7日の東京株式市場も買い先行の展開。売り方の買い戻しも入 り、一時500円を超す上昇となり1万9000円台を回復する場面があった。ただ、買い一巡後は上昇幅は縮小した。午後もしっかり。日経平均株価は大幅続伸。高寄り後は19,000円の節目を超えたものの、高値圏では上値を抑えられた。終値は前営業日比373.88円高の18,950.18円。

貴金属

金先限帳入値5782円(前日比+94円)銀先限帳入値53.7円(前日比+2.4円)白金先限帳入値2543円(前日比+8円)パラジウム先限帳入値7400円(前日比-163円)寄り付きからの金、銀は総じて続伸。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服や円安一服を受けて上げ幅を縮小した。銀も ニューヨーク高と円安を受けて続伸した。米ニューヨーク、ニュージャージー両州の知事は、新型コロナウイルス危機が安定期に差し掛かりつつある可能性を示す初期の兆候が見られると述べた。感染拡大は続いているが、死者の増加が横ばいとなった。リスク選好の動きとなり、株価が急伸するな か、金ETF(上場投信)への投資資金流入が続き、金も一段高となった。午後の金、銀は総じて大幅続伸。金はニューヨーク大幅高、現物相場が1660ドル台に上昇を背景に序盤の取引は軒並み3ケタ高で推移。高値を離れ、期先2本は午前中、60円高程度まで上げ幅を縮小。午後に入ると、さらに上げ幅を縮小も後半から終盤に再上昇し、先限は90円超の上昇で引けた。先限は5859円の高値をつけ、2月先限として一代高値を更新。

石油

原油先限帳入値26600円(前日比+100円)ガソリン先限帳入値36120円(前日比-360円)灯油先限帳入値37020円(前日比-10円)前場の東京石油市場は売り買いが交錯。今週9日に予定されている石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした緊急会合を控え、慎重な雰囲気が強まっている。サウジアラビアとロシアが関係を改善し、米国などと協調することで減産規模が過去最大の日量1500万バレルとなる可能性はあるが、これまでに例がない協調減産であることから、懐疑的な見方が根強い。ただ、過剰在庫が世界的な備蓄施設を満たすのは時間の問題で、大規模協調減産は避けられないと見られており、ニューヨーク時間外取引は堅調に推移。円相場は1ドル=108.80円台で推移し、足元では円買いがやや優勢。日中取引開始後、東京原油先限は2万6810円まで上昇した。ただ、プラス圏とマイナス圏を行き来しており、方向感は限定的。午後は石油市場は総じて反落。為替が1ドル=108円台後半まで円高に振れるなか、前日の海外原油が期近から崩れたことに圧迫されたが、この日のアジアの時間帯の夜間取引が大きく戻していることで、日中取引では午後まで下げ幅を縮小して、一部限月はプラス引けした。主要3油種では、原油にETF絡みの商いで、8月限から9月限に買い玉の限月移行のロールオーバーが大量に入った可能性があり、この2本はともに3万枚を超える大商いとなり、8月限が手じまい売りで最も下げ幅が大きくなる一方、先限は新規買いで唯一プラス引けした。また、原油は4月に入り、取組高が急増しており、前日13万枚を超えた。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値148.8円(前日比+1.9円)TSR20先限帳入値113.1円(前日比-2.1円)午前中のゴムRSS3号は、軒並み高。寄り付きでは、前日のダウ平均株価の急騰などを背景に買いが先行した。その後、上げ一服となったが、上海ゴムが地合いを引き締めたことを受けて、再び買いが優勢となっている。TSR20は、軒並み安。東京RSS3号先限は、買い優勢となっている。ただ、一時150.0円まで上昇したものの、同水準では戻り売りを浴びた。前日の取引でも、150円接近では、戻りを抑えられており、同水準が目先の抵抗となりそうだ。午後のゴムRSS3号は、総じて続伸。寄り付きでは、前日のダウ平均株価の急騰などを背景に買いが先行した。その後、上げ一服となったが、中盤以降は、上海ゴムが地合いを引き締めたことを受けて、再び買いが優勢となった。TSR20は、軒並み安となった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22910円(前日比-30円)午前中のとうもろこしは、期先2本がまちまち。先限は序盤、2万2850円まで下落。いったん下値を切り上げ、10円安の2万2930円に戻したが、2万2840円まで再度、下落。見送りムードが強く、日中取引の出来高は8枚のみ。先限は軟調。期先1月限はつれ安にならず、限月間で方向性がない。シカゴ夜間取引が小反発にも反応は鈍い。場中、円相場が1ドル=109円台前半から108円台後半に小高くなったことが小口の売りを招いたが、決め手を欠き、閑散商状。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。