夕刊:2020/04/10

貴金属は大幅高。日経株価もしっかり。オイル、石油三品も総じて高い。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は108円半ばで小動き。値幅は20銭程度にとどまっている。前日のニューヨーク市場の安値である108.21円付近から戻した後はこう着感が強い。本日は主要な海外市場がグッドフライデーで休場。原油相場の行方を占う臨時の 20カ国・地域(G20)エネルギー相会合が行われることも動意を限定している。東京午前のクロス円は小動き。ユーロ円は118円半ば、ポンド円は135円前半、豪ドル円は68円後半、NZドル円は65円後半で推移。ただ、今週は豪ドル円やNZドル円、ポンド円の戻りが目立っている。予断を許さないものの、世界的に新型コロナウイルスの流行がやや落ち着く兆候がある。午後の外為市場は、ドル円は108円台前半での推移、午前中はOPECプラスの減産合意などを好感して、108円台半ば超えを付ける動きも見られたが、この後の欧 州、米国がイースターマンデーで休場となる中、取引参加者も少なく、勢いは見られ ず。午後に入るとポジション調整の売りなどに少し頭を押さえられ、108円30銭台から40銭台にかけての推移に。その他通貨も基本的に様子ムード。ユーロドルは午前中の1.0920近辺から昼過ぎに1.0940台を付ける動きもそこまで。ユーログループの新型コロナウイルス協調対応暫定合意を好感も、この時間帯にさらに買い上げる勢いは見られず。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比152円高の19498.50円。午前中の日経平均株価は小幅安。9日の米株式市場でNYダウが前日比285ドル高と上昇した。これを受け、日経平均株価は寄り付きに1万9500円でスタートした。ただ、上値は重く買い一巡後は売りに押される展開。午前9時40分過ぎにはマイナス圏に転じた。週末であることに加え、今晩は米国など主要海外市場がグッド・フライデーで休場となることも手控え要因となっている。午後は一時マイナス転換したものの、再び上昇に転じた。一時19,500円の節目に乗せ、同節目の手前で引けた。最近の堅調な流れを引き継いでおり、底堅い推移となった。引き続き5日移動平均線は上向きで推移しており、同線がサポートとなっている。

貴金属

金先限帳入値5854円(前日比+77円)銀先限帳入値54.0円(前日比+1.3円)白金先限帳入値2592円(前日比+54円)パラジウム先限帳入値7405円(前日比-101円)午前中の金、銀は上昇。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、利食い売りなどが出て上げ一服となった。銀もニューヨーク高を受けて堅調となった。米新規失業保険申請件数は660万6000件と前週の686万7000件から減少した。事前予想の525万件は上回った。外出禁止令を受けて労働市場は急速に悪化している。一方、米連邦準備理事会(FRB)地方政府のほか、中小企業を含む一般企業に対する総額2兆3000億ドルの支援策を打ち出した。ドル安に振れ、金の支援要因になった。また欧州連合(EU)のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の経済的な悪影響に対応する5400億ユーロの対策で合意した。各国の資金供給も金の支援要因である。午後の金、銀は総じて上昇。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、利食い売りなどが出て上げ一服となった。午後に入ると、押し目を買われて地合いを引き締めた。銀もニューヨーク高を受けて堅調となった。東京金先限は夜間取引で2月25日以来の高値5884円を付けた。ニューヨーク高が支援要因となった。円相場は1ドル=108円台前半の円高に振れた。一方、銀先限は54.2円まで上昇した。

石油

原油先限帳入値26300円(前日比+730円)ガソリン先限帳入値36000円(前日比+720円)灯油先限帳入値37050円(前日比+860円)午前中の東京石油市場は売り買い交錯。石油輸出国機構(OPEC)プラスが日量 1000万バレルの減産で暫定合意したものの、需給をリバランスするには不十分であることが重しとなっている。ただ、本日の20カ国・地域(G20)エネルギー相会合で、OPECプラスとの協調が表明されると来週以降の相場が支援される可能性が高 く、上下ともに値動きは抑制されている。円相場は1ドル=108円半ばで前日よりも円高水準で推移しているが、ニューヨーク市場からは円高が緩んでいる。日中取引開始後、東京原油先限は2万5870円まで強含み。下げ幅を消し、プラス圏に浮上している。ただ、本日の海外市場が休場であることから動意は鈍く、上値は伸びていない。午後は石油市場は総じて反発。為替が1ドル=108円台半ばまでやや円高に振れるなか前日の海外原油先物は急伸後に急落したことに圧迫されたが、この日グッドフライデーで海外原油先物の夜間取引や中東産原油の現物取引が休場となったことで、手掛り材料難のなか、東京石油大きく戻す展開となった。  主要3油種では、相変わらず原油にETF絡みの商いで、8月限から9月限に買い玉の限月移行のロールオーバーが大量に行われている模様で、まとまった商いとなった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値153.0円(前日比-1.5円)TSR20先限帳入値127.5円(前日比-1.5円)寄り付きのゴムRSS3号は、期近高・期先安。寄り付きでは、前日のNY原油の下落を背景に売りが先行した。その後、前日、当先のサヤがやや拡大傾向にあった反動などか ら、期近高・期先安となっている。商いは、盛り上がりを欠いている。TSR20は、軒並み安。先限は、前日まで5本陽線が並んでおり、これに対する調整安場面となっている。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、天然ゴム需要も減少するとみられ、先限の 155円接近は売り場となっている。ただ、中国では、新型コロナウイルスの震源地とされる武漢の封鎖が解除されたう え、欧州でも封鎖解除に準備を始める地域がみられるようになってきた。これらの動きが、より顕著となれば、ゴム相場も買い意欲が強まりそうだ。午後のゴムRSS3号は、総じて下落。寄り付きでは、原油安や円高を嫌気し、売りが優勢となった。その後、期近を中心に下げ渋りを見せたが、上海ゴムが上値重く推移したことから、再び売り物がちの展開となった。TSR20は、軒並み安となった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22800円(前日比+80円)前場のコーンは期先3本が反発し、堅調。序盤、期先11、3月限が上昇。期近7月限は小幅安。先限が上げ幅を拡大し、一時2万2910円まで上昇。上げ幅を縮小も小高い状態を維持。先限から堅調。日中取引は出来高はわずか19枚ながら先限は一時、前日の下げ幅を取り戻す上昇。シカゴ夜間取引はグッドフライデーで休場、円相場は1ドル=108円台半ばで推移と新規材料不足だが、閑散に売りなし商状。午後のコーンは期中先が上昇。期近7月限は小幅安。前日のシカゴ小幅高に支援され、期先中心に買いが優勢。今夜のシカゴコーンが休場で総見送り状態だったが、堅調に推移した。先限は2万2910円まで上昇。高値を離れ2ケタ高で推移した。


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