夕刊:2020/04/13

貴金属は東商金、白金ともに閑散とした商い。日経平均株価は大幅反落。オイルはまちまち。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は108.00円付近まで下落した後、108円前半に戻した。引き続き円買い・ドル売りが優勢。新型コロナウイルスの世界的な流行が落ち着き、事態が改善に向かうことが期待されているものの、はっきりとした前向きな兆候はなく、ドル円は依然重い。ただ、米国や日本を含めて世界経済が景気後退に入っているなかで、日米の金融当局はすでに追加緩和策をほぼやり尽くしており、ドル円が動意づく背景は限定的。3月の荒れ相場の後は変動が乏しい。経済指標の悪化は織り込み済み。ユーロ円は118.04円付近まで下げた後、118円前半で下げ一服。豪ドル円は68.41円付近まで軟化した後、68円半ばで戻りが抑えられている。午後の外為市場は、ドル円は107円80銭台までドル安円高が進行した。後場に 入って日本株の下げが強まり、日経平均は前引けの148円安から終値は455円安まで。株安の動きを嫌気して、ドル円は午前中の下げで下値を支えた108円ちょうど前後をしっかりと割り込み107円80銭台を付ける動きに。香港、豪州、NZなどが休場。この後の欧州勢が休場ということもあり、取引量が全般に少ない中で、動きがやや大きくなった面も。休場中の欧州通貨は比較的落ち着いた動き。ポンドは朝方下げて始まったが、その後ドル安の動きもあって先週末海外市場での高値圏まで戻してきている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は455円安の19043.40円。前引けの日経平均株価は前営業日比148円76銭安の1万9349円74銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は4億7622万株、売買代金概算は7495億円。値上がり銘柄数は626、対して値下がり銘柄数は1444、変わらずは98銘柄だった。前週末の欧米株市場が休場で手掛かり材料に事欠くなか、日経平均は前週の大幅上昇の反動で利益確定の売りに押される展開となった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が買いを手控えさせている。値下がり銘柄数は1400を超え全体の3分の2を占めた。売買代金は7000億円台と低調。午後は日経平均株価は急反落。安寄り後はマイナス圏でのもみ合いとなり、後場に入って一段安となった。

貴金属

金先限帳入値5843円(前日比-11円)銀先限帳入値53.3円(前日比-0.7円)白金先限帳入値2580円(前日比-12円)パラジウム先限帳入値7550円(前日比+145円)午前中の金は反落。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後 は、円高やドル建て現物相場の上げ一服を受けてマイナスサイドに転じた。銀は連休明けのニューヨーク市場での下落や円高を受けて軟調となった。東京金先限は5883円で上げ一服となった。ドル建て現物相場の上値が抑えられたことや、円高が圧迫要因になった。円相場は1ドル=108円前後の円高に振れた。一方、銀先限は53.2円まで下落した。午後の金、銀は総じて反落。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まったのち、円高やドル建て現物相場の上げ一服を受けてマイナスサイドに転じた。午後の入ると、押し目を買われる場面も見られたが、円高に上値を抑えられた。銀は連休明けのニューヨーク市場での下落や円高を受けて軟調となった

石油

原油先限帳入値25560円(前日比-740円)ガソリン先限帳入値36000円(前日比-0円)灯油先限帳入値37150円(前日比+100円)東京石油市場は買いが優勢。原油先限はプラス圏に浮上した。12日になって石油輸出国機構(OPEC)プラスは日量970万バレルの減産で最終合意し、20カ国・地域(G20)エネルギー相会合ではOPECプラスに対する明確な協力は示されなかったが、過剰在庫が積み上がるスピードは抑制されることから、安堵感から買い戻しが優勢となっている。時間外取引でニューヨーク原油は上昇。ただ、円相場が1ドル=107.90円台まで円高で推移したことは重し。日中取引開始後、東京原油先限は2万6700円まで上昇した。ただ、プラス圏では上値が抑えられている。OPECプラスは過去最大の減産で合意した。今年5月、6月の減産規模を日量 970万バレル、7月から年末までの半年間は減産規模を縮小し、日量770万バレルとする。新型肺炎による需要の落ち込みが年後半にかけて和らぐことを想定している。ただ、2021年1月から2022年4月までも日量580万バレルの大規模な減産を継続する。午後の石油市場は油種間でまちまち、原油、ガソリンは総じて反落、灯油はまちまち。為替が1ドル=107円台後半まで円高に振れるなか、連休明けのアジアの時間帯の海外原油の夜間取引が崩れたあと急反発、そして再び下落する激しい値動きになっていることで、東京石油も朝方急伸して、そのあと午前の高値から大きく崩れる展開となっ た。主要3油種で、商いの少ない灯油の一部限月がプラス引けしたものの、おおむね軟調に引けた。また、相変わらず原油にETF絡みの商いが活発で、期先2本の出来高が膨らんだ。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値158.8円(前日比-1.2円)TSR20先限帳入値125.3円(前日比-2.2円)ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きでは、夜間取引で米株価指数先物が下落したことなどを受けて、売りが先行した。その後、上海高などから、地合いを引き締める場面もあったが、ドル円が円高方向に振れたことから、総じて軟調に推移してい る。TSR20は、軒並み安となっている。中国汽車工業協会(CAAM)がまとめた3月の自動車販売台数は、前年同月比4 3.3%減の143万台となった。減少率としては、2月の79%減から、回復となった。ただ、これで21カ月連続で前年同月を下回っている。新型コロナウイルスの影響から、今後、急速に需要が回復する可能性も低く、同国の自動車販売の減少は、まだしばらく続きそうだ。午後のゴムRSS3号は、期先3本が小幅安。1ドル=107円台後半の円高、アジア株の下落、上海ゴムの戻り売り圧力の強さから期先は小幅安で推移。先限は150.5円で下げ渋るも戻り鈍く推移した。閑散商いで出来高は2000枚に届かず。TSR20は、軒並み続落。期先の下げが比較的、大きく2.2~2円安で引けた。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22850円(前日比+50円)午前中のとうもろこしは、まちまち。期先2本がシカゴ夜間取引高から小口の買い優勢となり、堅調。先限は2万2980円まで上昇したが、2万2840円まで上げ幅を縮 小。円相場が1ドル=107.90円台に上昇しているが過剰反応はせず、小じっか り。先限は小幅高。一時、25日移動平均線(2万2960円)超え。ただし25日移動平均線は下向き。14日間の相対力指数(RSI)は45台。テクニカル指標はまだ弱気。午後のコーンはまちまち。期先2本はプラス引け。期近7月限は小幅安。為替が1ドル=107円台後半まで円高に振れるなか、連休明けのアジアの時間帯のシカゴの夜間取引が堅調に推移していることで、期先は2本プラス引けした。ただ、先限以外はほとんど商いがない状態で、玉次第の値動きとなっている。


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