夕刊:2020/04/14

日経平均株価は大幅反発。東商金も大暴騰で最高値更新。オイルはまちまち。

為替

午前中の外為市場中盤は円売りやドル売りが優勢。やや重いドル円の動意は107.54~107.78円付近で限定的だが、欧州通貨やオセアニア通貨が円やドルに対して上昇している。米国で新型コロナウイルスが最も蔓延しているニューヨーク州のクオモ知事が、最悪期を脱しつつあるとの認識を示したことが前向きな動きにつながっている。石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国が過去最大規模の減産で合意し、原油相場が先月の安値を下回って一段安となるリスクが後退したことも背景。ユーロ円は117.80円付近、ポンド円は135.20円付近、豪ドル円は69.24円付近、NZドル円は65.99円付近まで上げた。ユーロ/ドルは1.0945ドル付近、ポンド/ドルは1.2564ドル付近、豪ドル/ドルは0.6432ドル付近まで上昇。午後の外為市場は、ドル円は107円70銭前後でのもみ合いとなった。ユーロドルや豪ドルドルなどがしっかりで、ドル全般に売りが入る展開となったが、一方で日経平均が一時600円以上上昇し、終値でも595円だかとなるなど株高の動きが進み、円売りの動きが入る展開となり、ドル安と円安で相殺される形でドル円はもみ合いに。朝からのレンジは20銭ほどに抑えられている。午前中に1.0900前後から1.09台半ば手前まで上昇したユーロドルは、午後に入って1.0940前後での推移と高値圏もみ合いに。イースター休暇明けとなる欧州勢の本格復帰を前に、ややユーロ買いの動き。先週末にユーロ圏財務相会合が合意した5400億ユーロ規模の経済支援策への評価などが期待されている。ユーロドル同様に午前中に対ドルを中心に上昇した豪ドルは、午後に入っても高値圏推移が続く展開。中国の景気回復期待などが資源国通貨全般の買いにつながっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は595円高の19638.81円。前場の日経平均株価は前営業日比358円92銭高の1万9402円32銭と大幅反発。前場の東証1部の売買高概算は5億6285万株、売買代金概算は9886億円。値上がり銘柄数は1298、対して値下がり銘柄数は787、変わらずは84銘柄だった。 前日の米国株市場ではNYダウが大幅反落したもののハイテク株比率の高いナスダック総合指数は高く、きょうの東京市場でも半導体関連株などをはじめ広範囲に買い戻す動きが顕在化した。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は拭えないものの、日経平均は高く寄り付いた後も先物絡みで下値を切り上げる展開が続き、一時は450円近い上昇をみせる場面があった。ただ、インデックス買い主導の上昇で市場参加者は少なく、売買代金は1兆円に届かなかった。後場の日経平均株価は急反発。高寄り後に一段と上値を伸ばす展開となった。終値は前営業日比595.41円高の19,638.81円。高寄り後に上値を伸ばして陽線引けとなった。前日に割り込んだ5日移動平均線(14日時点、19,375.94円)を回復するとともに19,500円の節目を上抜いた。このところ上値を抑えられていた3月25日の高値19,564.38円を上回るなど堅調な流れとなった。

貴金属

金先限帳入値5960円(前日比+117円)銀先限帳入値54.1円(前日比+0.8円)白金先限帳入値2619円(前日比+39円)パラジウム先限帳入値7689円(前日比+139円)前場の金、銀は上昇。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。銀は金急伸につれ高となった。米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は、FRBが新型コロナウイルス感染拡大にこれまでに対応し、一段の措置を実施する余地があることを踏まえると、新型ウイルス感染拡大で米経済がデフレに陥ることはないとの考えを示した。また米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、米FRBは対処が必要な問題があるか広範な状況を精査しており、必要があると見なせば対応する用意ができていると述べた。金ETF(上場投信)にまとまった投資資金が流入し、金価格を押し上げた。午後の金は大幅反発、銀は総じて反発。金はニューヨーク高、ドル建て現物相場が 1720ドル台への上昇を受けて買い優勢で始まったのち、前半の取引で100円超の上昇。10時過ぎにいったん上げ幅を縮小したが、午前中で一段高となり、130円超の上昇。午後に入ると、いったん上げ幅を縮小も終盤に上げ幅拡大が目立ち、期先を含む4本が110円を超える上げ幅を維持して引けた。全限月が一代高値を更新。

石油

原油先限帳入値26380円(前日比+820円)ガソリン先限帳入値36230円(前日比+230円)灯油先限帳入値36950円(前日比-200円)午前中の東京石油市場は先限を中心に上昇。新型肺炎による石油需要の減少が続く見通しであることが上値を抑えているものの、石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国が過去最大規模の減産で合意したことが下値を支えている。時間外取引で ニューヨーク原油が上昇していることも支援要因だが、円相場が1ドル=107円半ばで円高・ドル安推移していることは国内市場の重し。日中取引開始後、東京原油先限は2万6220円まで上昇した。ただ、先月以降の安値圏を維持しており、方向感は依然として乏しい。後場の石油市場は油種間でまちまち。原油は期近安の期先高、ガソリンは期近安の期 中・期先高、灯油は総じて下落。為替が1ドル=107円台後半でもみ合いとなるな か、前日の海外原油が総じて戻して、この日のアジアの時間帯の夜間取引も強含みで推移しており、期先は買われやすくなったが、期近は上値が重かった。主要3油種では、商いの少ない灯油の基調が最も弱く、原油、ガソリンは期先が相対的に買われた。とくに原油は期近安の期先高が鮮明となり、当先の順ザヤが1万円近くまで拡大している。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値151.4円(前日比-0.4円)TSR20先限帳入値123.5円(前日比-1.8円)午前中のゴムRSS3号は、小幅まちまち。寄り付きでは、円高などを背景に、やや売り優勢となった。だが、その後は、期近が下げ渋りをみせたことから、買い優勢となり、期先はプラスサイドに振れている。TSR20は、軒並み安となっている。先限は150円割れでは、買い意欲も強く、今日の149.0円まで押されたが、すぐに150円台を回復した。この背景には、期近が140円付近では、しっかりしていることが挙げられる。産地価格に比べ、割安になっていることから、期近の安いところは拾われているようだ。午後のゴムRSS3号は、小幅まちまち。寄り付きでは、円高を映して、売りがやや優勢となった。その後、期近が下げ渋りをみせたことなどから、やや地合いを引き締め た。中盤以降は、手掛かり材料難の中、玉次第の展開となった。TSR20は、軒並み安となっている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22730円(前日比-120円)前場のコーンは、期先3本が下落。先限は夜間取引で2万2730円まで下落。日中取引では2万2770円で下げ渋り、わずかに下値を切り上げた。シカゴ小幅安、1ドル=107円台半ばへ円高が弱材料だが、インパクト不足で閑散商い。先限は小幅安。4月に入ってのレンジ相場のほぼ中間水準での取引で方向性がない。13日のシカゴ市場の引け後、今年初の米国産コーンの作付け進捗率が3%と発表された。まだ初期段階で特に材料視はされていないもよう。新型コロナウイルス感染拡大がニューヨーク州以外の州でも増加しているが、例年通り、4月前半に作付けは始まった。


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