夕刊:2020/04/15

オイルは概ね4桁安。日経平均株価も軟調、貴金属は金安の白金高。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は107円前半で重い。一時106.93円付近まで軟化する場面があった。新型肺炎の流行が最悪期を脱しつつあるとの見方が強まるなかで、米株価指数は戻りを続けている。主要3指数は2月高値と3月安値の半値戻しを達成したものの、リスク回避の後退による円安よりもドル安のほうが優勢。ユーロ円は117.42円付近、ポンド円は134.99円付近まで軟化した後、小幅安で推移。豪ドル円は68.63円付近、NZドル円は65.01円付近まで下落し、クロス円のなかでは下げが目立っている。ドルやユーロに対してオセアニア通貨が軟調に推移していることが重し。午後もドル/円はさほど変化は見せず。豪ドル/ドルは軟調。豪ドル/ドルはポジション調整とみられる売りに押され、ジリ安で推移し、一時0.6404付近まで下落した。日本時間の午後1時01分現在、豪ドル/ドルは0.6409付近で取引されてい

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比88円安の19550.09円。午前中の日経平均株価は前営業日比117円56銭安の1万9521円25銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は6億5301万株、売買代金概算は1兆782億円。値上がり銘柄数は509、対して値下がり銘柄数は1595、変わらずは62銘柄だった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数が大きく買われたものの、東京市場では前日に日経平均がこれに先立って大幅高となっていたこともあり、目先利益確定の売りが優勢となった。新型コロナウイルスの感染拡大が企業業績に与える影響などが懸念され1万9000円台後半では戻り売り圧力が強い。外国為替市場で1ドル=107円近辺とドル安・円高に振れていることも買い手控えにつながった。東証1部全体の7割を超える銘柄が下落、売買代金も盛り上がりを欠いている。後場に入って下げ渋りを見せて、一時プラス転換した。戻り一服となったものの、19,500円を維持して引けるなど、底堅い動きを見せた。5日移動平均線は上向きで、同線を上回って推移している。

貴金属

金先限帳入値5928円(前日比-32円)銀先限帳入値54.2円(前日比+0.1円)白金先限帳入値2668円(前日比+49円)パラジウム先限帳入値7900円(前日比+211円)前場の金は反落、銀はまちまち。金はニューヨーク市場での上げ一服や円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高一服を受けて下げ幅を縮小したが、ドル建て現物相場の戻りが売られたことに上値を抑えられた。銀はニューヨーク高と円高を受け、まちまちとなった。米連邦準備理事会(FRB)の追加策の見方を受けて金ETF(上場投信)への資金流入が続いた。14日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比7.899トン増加の1017.594トンとなった。米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は、米経済は短期間ながらも極めて深い景気減速期に向かっているとの見方を示した。後場の金は総じて反落、銀はまちまち。金はニューヨーク高、ドル建て現物相場が堅調に推移も円高から売り優勢となり、修正安。午前中、期先は40円前後の下落で推移。午後に入ると、終盤に下値を切り上げ、30円超の下落で引けた。4月当限は小幅高。銀は期中10月限が6.8円安で前日の上げ幅をほぼ削り、大幅安。期先2本は小幅まちまち。

石油

原油先限帳入値24960円(前日比-1420円)ガソリン先限帳入値35250円(前日比-980円)灯油先限帳入値35350円(前日比-1600円)午前中の東京石油市場は下落。主要産油国による減産でも、新型肺炎の流行を背景とした過剰在庫の増加を十分に抑制することができないことから売りが優勢となっている。円相場が1ドル=107円前半で円高・ドル安推移していることも国内市場の重しだ が、時間外取引でニューヨーク原油は堅調。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が大幅に増加し続けていることは特に材料視されていない。ブラジルの原油生産を監督するANPは、石油・ガス関連の労働者で126人の感染を確認したと発表した。このうち74人は海上油田のスタッフであるという。ブラジルの生産量は日量310万バレルと南米で最大級。午後の石油市場は急落。為替が1ドル=107円台前半まで円高に振れるなか、前日の海外原油が期近から大幅安となり底割れしたことに圧迫された。この日のアジアの時間帯の夜間取引は安値から戻したが、午後は午前より軟化している。主要3油種では、とくに原油の下げ幅が相対的に大きくなり、全限月が4ケタ安に沈んだ。ガソリンも期近3本が4ケタの急落。灯油は当先が4ケタ安となった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値152.3円(前日比+0.9円)TSR20先限帳入値123.6円(前日比+0.1円)前場のゴムRSS3号は、総じて小幅高。寄り付きでは、円高などを背景に、やや売り優勢となり、前日の夜間取引の上げ幅を削る展開となった。その後、上海ゴムが小じっかりと推移していることから、下げ渋りをみせている。TSR20は、小幅まちまちとなっている。東京ゴムは、手掛かり材料難の中、比較的狭いレンジでの取引となっている。産地価格が下げ渋っているうえ、東京ゴム期近は輸入採算価格より下ザヤとなっていることから、ここから突っ込んで売られても、下値は限られる。ただ、その一方で、新型コロナウイルスの影響から、世界的な景気減速が確実視されており、積極的に買い進む材料も見つからない。目先は、新規材料待ちのなか、もみ合いが続きそうだ。午後のゴムRSS3号は、軒並み高。寄り付きでは、円高を映して、売りがやや優勢となり、前日の夜間取引の上げ幅を削った。ただ、その後は、上海高などを手掛かりに、薄商いの中、小じっかりと推移した。TSR20は、小幅まちまちとなった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22550円(前日比-180円)午前中の東京コーンは、軒並み下落。前日のシカゴが続落し、安値圏で低迷していること、円相場が一時1ドル=106円台後半に上昇したことから売り優勢。期近7、9月限、期先1月限が前半で400円超の下落。その後、売り圧力は先限に波及し、先限は2万 2200円まで急落し、先限つなぎ足として2018年12月以来の安値をつけた。先限は軟調。序盤の取引で2万2500円まで下落。今月2日の安値 2万2480円が支持線となり、下値を切り上げたが、2万2580円で戻り一杯となり、その後、一段安で下値を模索。午後のコーンは総じて急落。為替が1ドル=107円近辺まで円高に振れているうえ、前日のシカゴが期近から急落したことに圧迫された。この日のアジアの時間帯の夜間取引は小動きとなっている。この日納会となった5月当限は変わらずだったが、他限月は大きく崩れた。そのようななか、先限の下げ幅は最も抑えられた。


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