夕刊:2020/04/17

金は高値更新するも大陰線で終える。日経平均株価は20000円回復まで間近。オイルは小高い。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は107.65円まで円高・ドル安推移。トランプ米大統領が経済の段階的な再開についての指針を公表した後はドル売りが優勢。対ドルで欧州通貨よりも資源国通貨が強含んでおり、米経済の再始動を見据えて悲壮感が後退している。ただ、リスク選好的な円売りは影を潜めており、ドル円は重い。1-3月期の中国国内総生産(GDP)は前年比-6.8%と急速に縮小したもの の、あらためて嫌気する動きはみられない。ユーロ円は117.41円付近まで上昇後、117円ちょうど付近で伸び悩み。豪ドル円は68.95円付近まで上げた後、68円後半で上げ一服。午後の外為市場は、ドル円は107円70銭台の推移。朝方は昨日のNY市場午後の流れを受けてドル高円安が進み、108円08銭までとNY市場の高値を超え、昨日東京昼過ぎに付けた高値に迫る動きが見られた。しかし、その後すぐに調整が入ると107円台後半でのもみ合いとなった。ユーロドルは朝の水準からの買い戻しがやや優勢となり、1.0850前後での推移。昨日のNY市場午後に対ドル、対円ともに売りが目立ったが、突っ込んだ売りへの警戒感もあり、やや値を戻す格好に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比607円高の19897.26円。午前中の日経平均株価は急伸。トランプ米大統領が新型コロナウイルスの感染者の少ない地域から経済活動の再開を認める方針を発表したことを受け、NYダウ先物が大幅高となり、これに連動する格好で日経平均は上昇。午前9時30分過ぎには一時、上げ幅は600円を超えた。また、米ギリアドサイエンシズによる抗ウイルス薬「レムデシビル」の新型コロナウイルス患者に対する治験結果は、有効性を示す良好なものだったとの報道を受け、時間外取引で同社株が急騰していることも追い風となっている。中国1~3月期GDPは前年同期比6.8%減だったが、市場の反応は限定的。日経平均株価は急反発。米国株価指数先物の時間外取引での大幅高を受けて高寄りすると、その後も一段高となった。

貴金属

金先限帳入値5817円(前日比-124円)銀先限帳入値52.6円(前日比-1.1円)白金先限帳入値2595円(前日比-49円)パラジウム先限帳入値7710円(前日比-90円)午前中の金は反落、銀はまちまち。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高やドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。銀は ニューヨーク高と円高を受け、まちまちとなった。東京金先限は夜間取引で上場来高値5997円を付けたのち、上げ一服となった。 ニューヨーク市場で戻りを売られたことが圧迫要因になった。円相場は1ドル=107円台後半で円高に振れた。一方、銀先限は54.1円で戻りを売られた。午後の金は急反落、銀はまちまち。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、円高やドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。午後に入ると、円高一服を受けて下げ一服となったが、ドル建て現物相場の軟調を受けて急落し た。銀はニューヨーク高と円高を受け、まちまちとなった。東京金先限は夜間取引で上場来高値5997円を付けたのち、上げ一服となった。日中取引では5803円まで下落した。

石油

原油先限帳入値25200円(前日比+550円)ガソリン先限帳入値34980円(前日比+170円)灯油先限帳入値35400円(前日比+360円)前場の東京石油市場では上昇。新型肺炎の流行によって本来の経済活動ができなく なっており、過剰在庫が積み上がる見通しであることから海外原油の上値は重いもの の、国内市場では買い戻しが優勢。トランプ米大統領が経済活動の段階的な再開に向けて指針を公表しており、石油需要の回復が期待されている。ニューヨーク時間外取引は堅調に推移。ただ、円相場が1ドル=108円ちょうど付近から107円後半にかけて円高・ドル安に振れていることは圧迫要因。時間外取引でニューヨーク原油は上昇。5月限は前日比0.12ドル高の19.99ドルで推移。本日これまでのレンジは19.82~20.22ドル。2番限以降は1ドル超の上昇となり、期近6月限は26.50ドル台で推移。午後は東京石油市場は総じて反発。為替が1ドル=107円台後半のもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物はニューヨーク原油が軟調、ブレント原油は期近が小幅高となるなか、この日のアジアの時間帯の夜間取引が弱含みとなっているものの、指標のドバイ原油の現物が急伸していることに支援された。主要3油種では、原油は軒並み堅調だったが、商いの薄いガソリン、灯油は一部約定せずに変わらずで引けた限月もあった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値153.9円(前日比+2.7円)TSR20先限帳入値123.5円(前日比-0.2円)午前中のゴムRSS3号は、軒並み反発。寄り付きでは、米株価指数先物が夜間取引で大幅高となったことを受けて、買いが優勢となった。その後、上げ一服となっていたが、上海ゴムは地合いを引き締めると、一段高となっている。TSR20は総じて小幅安で推移している。トランプ米大統領、日本時間の早朝に米経済を再稼働するにあたっての指針を公表したことなどから、株式市場が急騰、ゴム相場はこれに追随する動きとなっている。た だ、市場では、再開が早すぎると、再び新型コロナウイルスの感染が拡大するとの見方もあるようだ。午後もゴムRSS3号も、軒並み反発。寄り付きでは、米株価指数先物が夜間取引で大幅高となっていたことなどから、買いが先行した。その後、上海ゴムが、序盤に地合いを引き締めたことも、買いを誘った。ただ、中盤以降は、様子見気分が強く、狭いレンジでのもみ合いとなった。TSR20は、総じて小安く推移した。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22580円(前日比+180円)前場の東京コーンは上昇。シカゴ夜間取引高、原油などの商品高も買い方に有利に働き、堅調な値動き。先限は夜間取引で2万2600円まで上昇。日中取引は2万2580円で上値が抑えられているが、概ね高もちあい。取組高の多い期先3月限は2万2500円が抵抗線ながら小幅高。期近2本は急反発。来高が50枚台の薄商いで見送りムード。5月限が新甫発会になったが、新規売買は低調。先限が2万2600円超えとなった場合、3月限がつれ高となり、2万2500円超えになるかに注目したい。午後のコーンも総じて反発。前日のシカゴコーンの下げ渋りに続き、シカゴ夜間取引が小幅高で推移、原油高などから買い優勢となる限月が目立った。昨日、発会した5月先限は2万2500円台で堅調に推移。しかし取組高の多い期先3月限は上値が抑えられ、2万2500円超えができず。


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