夕刊:2020/04/20

日経平均株価は大幅安。東商金は小幅安。オイルは一部の限月で4桁安。全体的に商品市況は軟調ムード。

為替

午前中の外為市場のドル円は107.89円付近まで円安・ドル高推移した。実需のドル買いが入ったようだが、先週から動意は限定的。新型肺炎の流行を背景とした需要の喪失によって、日米の景気見通しに大差はないうえ、両国の金融当局は追加緩和策をほぼ出し切っており、ドル円は方向感を失ってい る。ドル円に連動し、ユーロ円は117.23円付近、ポンド円は134.73円付近、豪ドル円は68.49円付近まで水準を切り上げたが、いずれも値幅は限られている。午後からの東京外為市場は、ドル円は107円80銭台の高値圏で推移。午前中にドル買い円売りの動きが優勢となり107円80銭台を付けた後、高値圏もみ合いが午後まで続いた。各国のロックダウン緩和への動きなどがドル円の支えとなっているが、上値を試すだけの勢いに欠けた。朝方の強めに出た消費者物価指数に対する買いが続かず、すぐに元の水準まで戻したたNZドルは、午後に入ってアーダーン首相が1週間内のロックダウン緩和の方針を示したことで再び一気に買われる展開に。64円90銭台から65円30銭前後まで買われる場面が見られた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は228円安の19669.12円。前場の東京株式市場は朝方から利益確定の売りが優勢となり、日経平均は反落となった。前週末の米国株市場でNYダウなど主要指数が大きく買われたが、これに先立って日経平均は大幅上昇していたことで足もとは利益確定の売りに押される展開に。ただ、中国や香港株がしっかりした動きをみせたこともあり、下げ幅は限定的。中小型材料株が買われ、値上がり銘柄数が値下がり数を小幅ながら上回った。全体売買代金は9000億円を下回るなど低調だった。先週末に19,900円台まで上昇したものの、上げ一服となった。このところは19,000円台で一進一退の動きを見せている。5日移動平均線、10日移動平均線、25日移動平均線はいずれも上向きで推移している。

貴金属

金先限帳入値5804円(前日比-13円)銀先限帳入値52.5円(前日比-0.1円)白金先限帳入値2585円(前日比-10円)パラジウム先限帳入値7569円(前日比-141円)金が続落、銀は小幅安。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調が圧迫要因になったが、円安などを受けて下げ一服と なった。銀もニューヨーク安を受けて小幅安となった。ニューヨーク連銀が国債購入ペースを一段と減速させると発表し、米国債の利回りが上昇したことも金の利食い売りを促す要因であ る。金ETF(上場投信)残高は横ばいとなっており、投資資金の流入がなければ軟調に推移することになりそうだ。午後の入っての金は続落、銀は小幅安。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の軟調が圧迫要因になったが、円安などを受けて下げ一服となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の下げ一服が下支えになった。銀は金の下げ一服を受けて小幅高となる場面も見られたが、戻りは売られた。

石油

原油先限帳入値24090円(前日比-11100円)ガソリン先限帳入値34140円(前日比-840円)灯油先限帳入値34880円(前日比-520円)東京石油市場は下落。ニューヨーク原油5月限が1999年以来の安値である14.47ドルまで暴落したことが重しとなった。5月限は納会を21日に控えてお り、有り余る在庫を背景とした売りが止まらない。ただ、5月限の商いは限定的で既に中心限月は6月限に移行している。今後も過剰な在庫が積み上がることに驚きはなく、国内市場の下げ幅はあまり広がっていない。日中取引開始後、東京原油先限は2万4290円まで下落。ただ、売りが一巡すると安値から離れている。午後の石油市場は総じて反落。為替は1ドル=107円台後半のもみ合いとなっているが、17日の海外原油先物でニューヨーク原油の期近が崩れて、週明けのアジアの時間帯の夜間取引でも一段安となっていることに圧迫された。主要3油種では、原油は期先から下げ幅が相対的に大きくなり、これまでの大幅な順ザヤ(期近安の期先高)がやや縮小した。前営業日比は、ガソリンが890~670円安、灯油が1510円安~110円高、軽油が出来ずだが、名目値で2400円安~2100円高。原油は1110~350円安。中京ガソリンは2000円安~変わらず、灯油は1200円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値154.9円(前日比+1.0円)TSR20先限帳入値123.4円(前日比-0.1円)ゴムRSS3号は、総じて堅調。寄り付きでは、17日の米株高などを好感し、買いが先行した。だが、買い一巡後は、景気悪化懸念などから、地合いを緩めた。中盤に入ると、薄商いの中、上海高を背景に小口の買いが入り、地合いを引き締めている。TSR20は小幅まちまちで推移している。ゴムの支援材料となっている上海ゴムは、限月間でまちまちの動きをみせてお り、東京と同じように玉次第の展開となっているようだ。今日の午後の東京ゴムは、薄商いの中、方向性に欠ける展開となりそうだ。午後のゴムRSS3号は、総じて続伸。寄り付きは、17日の米株高を背景に買い優勢となった。前半は円相場が1ドル=107円台後半に下落したことが追い風。上海ゴムは序盤、小安く推移した後、地合いを引き締め3ケタ高となったことも追い風となり、午後の取引で3円前後の上昇が目立つ展開となった。終盤の取引で上げ幅を縮小した が、小じっかりと引けた。当限は唯一、売りが優勢となり、小幅安。TSR20は、小幅まちまち。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22720円(前日比+140円)コーンは期先3本を含む4本が続伸。17日のシカゴ高、円相場が1ドル=107円台後半に下落していることが支援材料となり、買い優勢。シカゴ夜間取引は小反落しているが、特に材料視されず。コーンは堅調。5月先限は発会値2万2360円から一時380円高まで上昇。5月先限は買い方に有利だが、期先3月限はまだ売り方に有利。今後、3月限を中心に先限への限月移行が進むとみられる。今日はこのまま100円前後の上げ幅を維持して推移か。20日のシカゴ市場の引け後に米農務省(USDA)から発表される19日時点での米国産コーンの作付け進捗率に注目したい。午後のコーンは総じて続伸。為替が1ドル=107円台後半のもみ合いとなるなか、 17日のシカゴが上伸したことに支援されたが、週明けのアジアの時間帯のシカゴの夜間取引が弱含みとなっていることで、上げ幅も抑制された。先限は日中取引では2万2700円台前半を中心としたもみ合いとなった。


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