夕刊:2020/04/22

オイルは破壊的な下げ。期先も一万円台に突入。貴金属も軟調。日経平均株価も続落。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は107円後半の見慣れた水準で推移。値幅は107.68~87円付近とかなり狭い。新型コロナウイルスの蔓延はピークアウトしつつあるが、主要国の経済が本格始動する時期は不透明で、円やドルの需要見通しを変化させる背景は限られている。原油安によって石油収入に依存する産油国の財政不安が強まっているものの、ブラジル・レアルやメキシコ・ペソは一段安に沈んでいない。ユーロ円は116.88円付近まで弱含む場面はあったが、117円ちょうど前後で上下。東京時間帯の動意は限られている。ただ、先週から5日移動平均線に上値を抑えられつつ、水準を切り下げている。豪ドル円は68.48円付近、NZドル円は64.66円付近まで上昇。対主要通貨でオセアニア通貨に買いが入ったが、背景は不明。午後の外為市場は、ドル円は107円50銭台での推移。NY原油先物時間外取引の軟調地合いなどもあり、リスク警戒の動きが継続。昨日NY市場から今朝の東京市場にかけてのドル買い局面で108円を試すだけの勢いが見られなかったことも、ドル売り円買いが入りやすい地合いに寄与した。11時過ぎに目立った材料を見せずに急騰した豪ドルは、上昇直後の下げからだらだらと下げて対ドルで0.6295近辺までと上昇前の水準までほぼ戻した。その後は再び豪ドル買いで0.6320台まで。同様に上昇を見せたNZドルは、0.60手前の高値から0.5950台まで値を落とした。その後0.5980近辺まで。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比142円安の19137.95円。前場の日経平均株価は前営業日比230円45銭安の1万9050円33銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は5億6173万株、売買代金概算は9187億9000万円。値上がり銘柄数は563、対して値下がり銘柄数は1539、変わらずは64銘柄だった。きょう前場の東京市場では前日の米株安を引き継いで下値模索の展開が続いた。新型コロナウイルスの感染拡大による経済や企業業績への影響を引き続き懸念するムードが強い。原油市況の極端な軟化が市場心理を悪化させている。総じて買い手控えられるなか、全体の7割強の銘柄が下落し売買代金は1兆円に届かなかった。安寄り後は19,000円の節目を挟んで一進一退の動きとなった。前日に5日移動平均線が下向きに転じたのに続いて、今日は10日移動平均線も下向きに転じた。軟調な地合いとなっているものの、19,000円の節目を維持できるようなら、ここ3日間の下げの反動もあり、上昇に転じる可能性が出てくる。

貴金属

金先限帳入値5810円(前日比-23円)銀先限帳入値51.2円(前日比-1.4円)白金先限帳入値2481円(前日比-76円)パラジウム先限帳入値6720円(前日比-613円)午前中の金はまちまち、銀は総じて反落。金はニューヨークは大幅安となったが、ドル建て現物価格の1680ドル台後半までの回復を受けて買い優勢で始まった。その後 は、現物価格が1680ドル台半ばに弱含んだことを受けて値を落としたが、現物価格が1690ドル台に値を乗せるなか、円小幅安から値位置を切り上げている。銀は軟 調。NY安に加え、現物の頭重い足取りに上値を圧迫されている。SPDRの金ETF残高は前日比3.803トン増の1033.390トンに増加。キャッシュ化の動きにより価格は下押されたものの、金に対する安全な投資先としての需要は底堅さを見せている。午後の金は概ね反落、銀は期先2本が下落。金はニューヨーク安、ドル建て現物相場が1680ドル台後半で堅調に推移から午前中、全限月が小高くなる場面があった。しかし午後の取引では現物価格が1680ドル台前半に軟化すると、2番限以降は売り優勢となった。先限は日中取引では5786円まで下落。安値を離れ、終盤は5800円台前半で推移した。銀はニューヨーク大幅安から期先が売り先行となり、安もちあいで推移。

石油

原油先限帳入値16240円(前日比-7190円)ガソリン先限帳入値25300円(前日比-7750円)灯油先限帳入値26350円(前日比-7350円)午前中の東京石油市場は暴落。新型コロナウイルスを背景とした石油需要の落ち込みで各国で過剰在庫が積み上がっており、備蓄施設を確保できない石油が市場に流入することが警戒されている。米国の石油供給の要であるオクラホマ州クッシングでは、来月初めにも備蓄施設が満タンとなる見通し。今晩、米エネルギー情報局(EIA)は週次の米週間石油在庫統計のほか、備蓄報告も公表する。時間外取引でニューヨーク原油6月限は戻りを試しているものの、上値は抑えられている。円相場は1ドル=107円後半で推移し、前日の大引け水準と比較するとやや円安に振れている。午後の東京石油市場も暴落。為替が1ドル=107円台半ばのもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物が暴落したことに圧迫された。また、アこの日のアジアの時間帯の海外原油はかなり上昇して始まったものの、その後再び大きく崩れる展開となっている。これに伴って、ドバイ原油の現物も前日の夕方より大きく崩れている。主要3油種では、軒並み4ケタ安となるなか、原油の4月当限の下げ幅が相対的に限定的となり、5月限が下ザヤ化している。原油、ガソリンは全限月、灯油は5本が一代安値を更新した。また、原油は出来高が11万枚を超える大商いとなった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値147.7円(前日比-2.9円)TSR20先限帳入値120.4円(前日比-2.8円)前場のゴムRSS3号は、期近主導で軒並み安。寄り付きでは、株安、原油安を嫌気して売りが先行する展開となった。その後、期近が下げ渋りをみせたことから、下げ幅を縮小させる限月が目立っている。TSR20も軒並み安となっている。期近主導で下落となっている。原油相場が大幅安となっていることか ら、先安観が広がっている。期近4月限は、一時134.4円まで下落した。これを受けて期先9月限も一時145.8円まで軟化したが、節目の145円割れが回避されると、149.7円まで戻す場面があった。ただ、150円の手前では売り物も多く、今日は145~150円付近でのレンジ相場となりそうだ。午後のゴムRSS3号は、続落。寄り付きは、前日の米株安やNY原油の急落を嫌気 して、売りが先行した。その後、やや下げ幅を縮小させる場面もあったが、上海安などから終盤は再び地合いを緩めた。TSR20は、軒並み安となった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は21630円(前日比-750円)前場の東京とうもろこしは、総じて大幅続落。前日のシカゴコーンが連日、全限月にわたり一代安値を更新する下落となったこと、原油相場の下落、弱気のテクニカル要因から売り優勢。先限は2万1970円まで値を崩した。先限つなぎ足では2018年12月以来の安値をつけ、2万2000円割れで推移。他限月も下値を模索し、全限月が一代安値を更新。午後のコーンは大幅続落。為替は1ドル=107円台半ばでのもみ合いとなっているものの、前日のシカゴがさらに底割れして軒並み一代安値を更新する大幅安となったことに圧迫された。期近7月限が4ケタ安に沈んだのも全体の地合いを悪化させて、全限月が一代安値を更新した。


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